KAESI
影神
開幕
毎日毎日同じ夢を見る。
まるで過去の記憶や経験を思い出させるかのように、、
喧嘩を売られ、自分の攻撃が一切当たらない夢や、
過去のトラウマの状況を思い出させる夢を、、
鮮明に。心の感情でさえも、、
"嫌になる程見させられる"
「私に何を求める。
過去を見つめさせても、何も変わらない。
何がさせたいんだ。
私には、
"ヤれと言っているかのように"
しか捉えられない、、」
人間は醜い。
誰かを蹴落としたり、陰口を言ったりする事しか出来ない。
「クズだ。
醜い。
醜い。醜い。
醜い。醜い。醜い。」
人を信用すると言った行為から、どれくらい離れただろうか。
信用や信頼と呼ばれるものは本当にあるのだろうか、、
周りの大人は醜く、酷く歪んでいて。
それを真似するかのように、子供も少しずつ染まってゆく、
人とは違うものを求め、いざその場に立たされると、
その異端故に、自らを責める。
"どうしてこうなった"
"こんなはずじゃなかった"
"どうして私だけ"
そう、責めるのに必死だった。
だが、そうではなかった。
"時は過ちを繰り返すが、時に、真実をも与える"
『単に周りが間違っていたのだ。』
その答えが出るまでに膨大な時間がかかった。
今までの時間は無駄だったんじゃないかと。
でもそれは"事を済ませる"と、解決する。
「あぁ、やっぱり正しかったんだ。
全てはこの結果の為の通過点でしか無かったのだ、、」
私は謳歌する。
ニュース「今月で6件目となります。
家族や友人を含めた無理心中事件。
容疑者は皆、家族や友人を惨殺し、
最後には自ら命絶っています。
警察では、事件の関連性は分かっていますが、
今後もこのような事件が繰り返されるとして、
早急に事件解決に向けて捜査が行われています。」
笑い声は甲高く、恐ろしい程に響く。
「ザマアミロ.」
死んで当然だ。
生きて罪を償う?
はぁ、
"生きてる事が既に罪なのさ"
お前らがしてきた事。そして、これからする事も。
「全てが罪だ!」
『だから、、、ね。
、、、ね。
、、、ね!!!』
悪魔「一度快楽を覚えてしまうと、
なかなか"ソレ"をやめるのには時間がかかる。
彼女の復讐は続く。
一体何人。何世帯ヤれば気が済むのか。
真相は闇の中だ。
それ程に彼女闇は深かった。
いや、いい御馳走だ。
哀れな無念を抱えた魂は美味だ。
自らまいた種を刈られるとは。
不様極まりない。
"だが、美しい"
当分は飽きなさそうだ。
もうしばらく楽しませて貰おうか。」
KAESI 影神 @kagegami
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