第26話海を泳ごう!
「なんか今日はやたら暑いですね」
シヲンは手で自分の顔を仰ぎながらそう言った。
「それじゃあせっかく家の近くに海があるから泳ぎに行こうよ」
ミイシャが笑顔でそう言った。
「でも俺水着なんて持ってないですよ」
「私も」
「それじゃあ、今すぐ水着を買いに行こう!」
「わかったわかったから、そんなにはしゃがないでよ!」
大輝達は家を出て、水着が売っている店へと向かった。
「そういえば!全然違う話になっちゃうんですけど明日から仕事再開しませんか?」
大輝が2人にそう聞いてみるとシヲンがこういった。
「その明日はちょっとその次の日でもいいですか?」
「都合悪いですか?」
「えーと…いいえそういうわけじゃなくて今は内緒です!」
シヲンは少し動揺して目をそらした。
「とりあえず分かりました仕事を再開するのは2日後にしましょう」
大輝達がそんなことを話していると、目の前にお店が見えてきた。
「ここですよ、ここ入ってみましょう!」
大輝達はお店の中に入った。
「いらっしゃいませ本日はどういったものをお探しでしょうか?」
女の店員さんが大輝達にそう声をかけてきた。
「水着を探してるんですけど、どこにありますかね?」
ミイシャが店員さんにそう聞いた。
「それでしたらこちらになります」
「こちらですごゆっくりお選びください」
「ありがとうございます」
大輝達がそういうと店員さんは元の場所に戻っていった。
「それじゃあ、まず最初に大輝さんの水着を選びましょうか」
ミイシャは笑顔で、大輝の顔を見ながらそう言った。
「えっ!俺のですか!」
「はい!」
「いいえ自分で選べますから、いいですよ!」
「いいじゃないですか別にそれぐらい」
「それにみんなで探した方がかっこいい水着が見つかるかもしれませんよ?」
「俺別に水着にこだわりないんで、なんでもいいですよ」
「だったら、みんなで選んでも別に問題ないじゃないですか」
「まぁ、確かにそうなんですけど!」
大輝は少しため息をつきながら、そういった。
ミイシャは大輝の水着を探し始めた。
「大輝さんこれなんていいんじゃないですか?」
「ええ大輝さんにはこっちの方が似合うよ」
シヲンは水着を手にとりミイシャにそういった。
「こっちだってば!」
「こっち!」
「あ!それじゃあ大輝さんに服両方とも来てもらって決めてもらおうよ!」
ミイシャは思いついて、そういった。
「それがいいね」
「そういうことなんで、大輝さんこれ2着とも着て見てください」
「あ!はい、分かりました」
「すいません、着替える場所ってどこですかね」
大輝は女の店員にそう聞いた。
「こちらになります」
「ありがとうございます」
大輝はそういった後、水着に着替えた。
「あの2人とも着替えてみたら、こんな感じになりましたけど、どうですかね?」
「いいですね」
2人は頷きながらそう言った。
「それじゃあ大輝さん次は私の選んだやつ起きてみてください」
シヲンは自信満々にそう言った。
大輝はそう言われてもう一つの水着に着替えた。
「着替えてきましたけど?」
「大輝さんは自分で、どっちがいいと思いましたか?」
ミイシャが大輝にそう聞いた。
「どっちって何がですか?」
「大輝さん的にはどっちの水着がいいですか?」
これって普通に選んじゃっていいのか、後から何か色々言われるんじゃないのか!
考えていても仕方がない!
「えーと…シヲンさんが選んでくれた方です」
大輝はしばらく考えた後、そう言った。
そういうとシヲンは嬉しそうに大輝の顔を見た。
「じゃあ、それ買いましょうか」
「さて、それじゃあ次は大輝さんが私達の水着を選んで下さい」
ミイシャはわくわくした表情でそう言った。
「えーーー!!!俺が選ぶんですか!」
大輝が思わずそう叫ぶと女の人が口に指々を当てて静かにしてくださいという
大輝達は申し訳なさそうに女の人に
「でも、本当に俺が水着を選んじゃっていいんですか?」
ミイシャは即答で返事を返した。
「はい、お願いします!」
「あの大輝さん良かったら、私の水着も選んでもらっていいですか!!!」
シヲンは少し震えた声で恥ずかしそうにそう言った。
「はい!シヲンさんがそれでいいならいいですけど」
「ぜひ、お願いします!!!」
「この中から私達に似合うと思う水着を選んで下さい」
ミイシャは楽しそうにそう言った。
「え!2人が持ってきたやつのどっちかを選ぶんじゃないんですか?」
「ええ大輝さんには一からどれがいいか決めてもらいます」
ミイシャはニヤリと笑いながらそういった。
「いきなりハードル高すぎませんか!」
「いいから始めますよ、はいスタート!」
大輝は必死にどの水着がいいか考えた。
大輝達は水着を買い、店を出た。
「さーて大輝さんがどんな水着を選んでくれたのか、楽しみだなぁ!」
「だからミイシャさんそんなにハードル上げないでくださいて」
大輝達はしばらく歩いて海に着いた。
「わーい、海だ!!!」
「それじゃあ大輝さん私達ちょっとあそこで着替えますね」
シヲンは少し遠くに生えているっ木を指差して、そういった。
「はい!」
「それじゃあミイシャ一緒に着替えるよ!」
「うん」
しばらくして。
「大輝さんこの水着どうですか?」
シヲンは恥ずかしそうに顔を赤らめながら少し目を逸らしてそういった。
シヲンが着ている水着は全体的に白色で所々に綺麗な花の模様が入っていた。
そしてシヲンの胸の部分が強調されていた。
「ええ…とっても可愛いですよ」
大輝は少し緊張しながらそう言った。
「大輝さん私はどうですか?」
ミイシャは大輝の顔をのぞき込みながら、そう言った。
ミイシャが着ている水着は綺麗な黄緑色の水着で所々に黄色い線が入っていた。
「ええ…ミイシャさんもとても可愛いですよ」
大輝は少し緊張しながらそう言った。
「それじゃあ、早速泳ぎましょうか!」
「はい大輝さん!」
そして大輝達は海に入り、泳ぎ始めた。
「大輝さんもっと遠くの方に行きましょう!」
ミイシャは興味津々の顔でそういった。
「でも、あんまり遠くに行ったら戻って来れなくなりますよ」
「そうだよミイシャほどほどにしときなさい」
シヲンがそういつものように注意をする。
「はーい」
「あ!」
ミイシャは足をつって溺れてしまった。
「ミイシャさん!」
大輝は急いで海の中に潜った。
大輝は必死にミイシャの方に向かって手を伸ばした。
ミイシャは大輝の手をグット掴んだ。
(ザバン!)
大輝はミイシャを抱きかかえて上に上がった。
「大丈夫ですかミイシャさん!」
大輝がそういうとミイシャはゆっくりと目を開けた。
「あ!大輝さん手が!」
ミイシャは顔を真っ赤にしながら慌てた声でそう言った。
大輝はそう言われて目線の先を見てみると右手がミイシャの胸に触れていた。
「あ!すいません!」
大輝は慌てながらミイシャに謝った。
「いいえ私もはしゃぎすぎちゃってごめんなさい」
そして、しばらくして。
「今日は楽しかったね!」
ミイシャは満足そうな表情でそういった。
「それならよかったですねミイシャさん」
「大輝さんは楽しかったですか?」
「はいとっても楽しかったです!」
大輝は笑顔でそう答えた。
「またいつか来れたらいいな」
「その時はちゃんと準備運動してねミイシャ」
「はーい」
そして大輝達は 家へと戻っていった。
「面白かった!」
「続きが気になる、 読みたい!」
「今後どうなるの?」
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面白かったら 星5つ つまらなかったら 星一つ 正直に感じた気持ちでもちろん 大丈夫です。
最後にブックマークもいただけると嬉しいです。
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