第25話情報の広まる速さに驚きを隠せない



「あともう少しでお前を倒しに行くぞ大輝!」



ベルフは大輝を倒すための準備を着々と進めていた。





「大輝さん今日はどうしますか?」



シヲンが大輝にそういった。



「そうですねーたまには街の店にでも行きましょうか」



「わーいそれじゃあ私したくするんで大輝さんはちょっと待っててください!」



ミイシャは嬉しそうな笑顔でそう言った。



「本当にそれでいいんですか?」



「いいんですよ、俺もこの街の料理食べてみたいですし」



「シヲンさんはそれでいいですか?」



「いいですよ、私も今から着替えてくるんで、ちょっと待っててください」



「はい」



大輝達は服を着替えて家を出た。





「どこの店がいいですか大輝さん!」



ミイシャはわくわくしながら、そう言った。



「俺はそういうのわかんないので2人にお任せしますよ」




「ええ好きな料理とかないんですか大輝さん!」



ミイシャはわくわくしながら、そう言った。




「好きな料理ですか?」



大輝はしばらく考えたあと答えた。



「特にありませんね」



「じゃあシヲンは好きな料理とかないの?」



「うーん私も特には」



「それじゃあ何にしようかなぁ」



ミイシャはそんなことを言いながら歩いていた。



「とりあえず食べに行くところを探すのは街を見て回ってからでも遅くはないんじゃない?」



「それもそうだね」



「いやー、それにしても、この街を見て回るのって久しぶりですよね大輝さん」



シヲンは嬉しそうな表情でそういった。



「そうですね、いつもこの街で買い物をするとしたら、クエスト行く前にアイテムやによるぐらいですもんね」



しばらく大輝達が歩いていると目の前から3人の男たちがこっちに向かって歩いてきた。




「お前だな噂のSSSランクの冒険者っていうのは!」



あの昨日言ってたやつ、もうここまで広がってるのか、噂って怖いな。



「俺たち3人と同時に戦って、どれだけ強いのか見せてもらおうじゃねーか!」



「だったら、せめて他の場所にしてくれませんかここだと街の人達が巻き込まれるかもしれません」



「そんなの俺達にはどうでもいい行くぞ!」



相手の3人はそう言って大輝に切りかかってきた。



どうにかして町の人達を守んないと!



そうだ!



「スキルゴッドシールド!」



大輝は自分の周りと相手3人の周りをシールドで囲った。



そして、大輝はその3人の剣を避けた。


大輝が3人の首をトンと叩くと3人はあっという間に気絶した。



「貴方様はもしかして伝説の冒険者さんですか!」



たった1日で噂じゃなくて、伝説にまでなったのか!



「そんなことより、皆さん怪我はないですか!」



「はい!冒険者様のおかげで全然大丈夫です!」



「あのー、もしよろしかったら冒険者様の名前を教えてもらっていいですか!」



「はい、俺の名前は青宮大輝です」



「大輝様助けていただいてありがとうございました」



街の人達は全員大輝に頭を下げてそういった。



「ねーねーお兄ちゃん俺と握手してよ」



「これ!すいません大輝さんこのこと握手していただけますか?」



「全然いいですよ!」



大輝はそう言ってその男の子と目線を合わせるように腰をうとして握手をした。


「ありがとうお兄ちゃん」



その男の子は笑顔でそう言った。



「こちらこそ」



大輝も猫で男の子にそう言った。



「ありがとうございました大輝様」



「いえいえ、こんなことでいいなら、いつでも」



「それじゃあいくよ」



「うん母さん」



「それじゃあバイバイお兄ちゃん」



その光景を微笑ましく見ながら大輝は男の子に手をふりかえした。



「大輝さんって子供にも優しいんですね」



ミイシャは笑顔でそう言った。



「そうですかね?」



「きっとそうですよ」



「それじゃあ、改めて街を見て回りましょうか」



「はい大輝さん」



2人はそう言って大輝の後についていった。



大輝達がしばらく歩いていると目の前に武器屋さんが見えてきた。



「ええなかなか良さそうな武器売ってますね」



シヲンがガラス越しに並べられている武器を見て、そういった。



「試しに中に入ってみます?」



「はい!」




シヲンは大輝がそういうと嬉しそうに頷いて、中に入った。



「本当に色々ありますね大輝さん」



「そうですねーあ!魔法の杖はあっちの方にあるみたいですよシヲンさん」



大輝は魔法の杖が置いてあるところを指差した。



「ほんとだ!」



シヲンはそう言いながらその魔法の杖を手に取った。



その杖は全体的に黒色で少し薄めの赤色が入っていた。



「この弓矢の色、すごい綺麗!」



ミイシャはシヲンの隣に置いてある弓矢を手にとって、そういった。



「お客様その商品に目をつけるとは、お目が高いですね」



女の人は笑顔でそう言って大輝達に近づいてきた。



「その商品はですね有名な魔法使いの方が使っていたものと一緒なんですよ」



「そんなんですかそれでこの魔法の杖には装備スキルってついてるんですか?」



「ええ、もちろん、装備スキルはこの杖を持っているだけでMPが2倍になります」



「ということは、つまり魔法が前より連続で使えるということです!」



「へー、そうなんですか」


シヲンは納得した表情でそう言った。



「それじゃあ逆にこの商品のデメリットって何ですか?」



大輝はシヲンのその言葉に少し感心していた。



普通の人はその商品のいいとこだけ聞いて買う人が多いからだ。



もちろんそうじゃない人もいるけど、大体の人は話に流されて買うっていう人も少なくないはずだ。



やっぱりシヲンさんてしっかりしてるんだな。



「そうですね、この商品のデメリットは…」



女の人はしばらく考えてから答えた。




「その杖比較的上位ランクの人に向けて作ってるので始めたばかりの人には扱いづらいかなと思います」



「でも、お客様上位ランクの冒険者ですから、大丈夫ですよね」



「なんで私が上位ランクの冒険者だってわかるんですか!」



シヲンは驚いた表情でそういった。



「そりゃ分かりますよだってそこにいるの大輝様ですよね?」



女の人は大輝の顔を見てそういった。



大輝は改めて思った。



噂って本当に広がるのが早い!!!



「それじゃあこの武器にはどんなスキルがついてるんですか?」



その弓矢の色は全体的に雲のような白い色で少し綺麗な水色が入っていた。



「その弓矢の装備スキルは例えば倒そうとしているモンスターを自動的にロックオンしてくれます」


「へぇ、それはいいですね」



「それでこの商品いくらなんですか?」



シヲンは疑問に思い聞いた。



「その商品、両方ともぴったり金貨30枚です」



「分かりました。買います」



「ありがとうございます」



シヲン達はその武器を買って店を出た。





「それじゃあ、ご飯を食べに行きましょうか」



「はい大輝さん」



大輝達はしばらく歩いてお店を探した。





「あ!ここなんてどうですか?」



ミイシャはそのお店を指差して、そういった。



「シヲンさんはここでいいですか?」



「はい」



「それじゃあ、ここにしましょうか」



大輝はそう言いながら店の扉を開けた。



「いらっしゃいませお席にご案内いたします」



大輝達は席に座り注文をして美味しいご飯を食べた。



面白かったら 星3つ つまらなかったら 星一つ 正直に感じた気持ちでもちろん 大丈夫です。


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