第22話ダンジョンベストバトル!



「大輝さんさっき使ってたスキルの凍刃こおはてどんなスキルなんですか?」



シヲンは疑問に思いそう聞いた。




「さっき土壇場で使えるようになって俺もそんなに詳しくは知らないんですよ」



「ただ、スキル説明のところにはMPがある限りそのスキルを発動させることができるって書いてありました」



大輝達がまっすぐ歩いていると見えない壁のようなものにぶつかった。





(ドン!)



「なんだろう、何かにぶつかってる!」



シヲンはそう言って足を止めた。



「俺が試しに剣で切ってみますから2人は少し離れてください」



大輝は見えない壁に切りかかった。



(カン!)



大輝の剣は弾かれてしまった。



「大輝さんの、剣でも歯が立たないなんて一体どうすればいいの!」



ミイシャは少し慌てながらそういった。



大輝は少し悩みながら地面の方を見た。



すると地面に小さい扉のようなものがあった。



「2人ともこれって扉ですよね?」



大輝は2人に確認するようにそう言った。



「そうですね」



シヲンはこの先に道が続いてると思い少し安心した表情でそう言った。



「それじゃあ、開けてみるんで2人は下がっててください」



大輝がその扉を開けてみると、石の階段が下に続いていた。



「それじゃあ下に降りてみましょう」



「はい!」


2人はそう言いながらも少し怯えて大輝の後にゆっくりとついていった。





「ねぇ、だんだん暑くなってきてない?ミイシャ」



シヲンは手で扇ぎながらそういった。



「うん、私もそう思う」



大輝がしばらく歩いていると、目の前に赤と黒の煙が上がっているのが見えた。



それに近づくとマグマだということがわかる。



「マグマがあったから暑かったんだね」



「ミイシャ今はそんなことに納得している場合じゃないでしょう!」



「大輝さん、このマグマの先に行く方法はありますか?」



シヲンは少し慌てながらそう聞いた。



「そうだあのスキルを使えば!」



「スキル凍刃!」



大輝はスキルを発動させて地面に剣を突き刺した。



すると氷が周りに広がりマグマの火がだんだんと収まっていく



「さあ、またマグマの炎が広がる前に急いで渡りきっちゃいましょう!」



大輝達は急いでその場所を走り抜けた。



「はぁ、何とか渡りきりましたね」



ミイシャはほっと一息ついてそういった。



しばらく歩いていると目の前に目が百個ぐらいある大きな紫色のモンスターが現われた。



「キイーーー!」



モンスターは独特な叫び声をあげながら職種のようなもので大輝達に攻撃をしてきた。



大輝はその攻撃を避けてモンスターに切りかかった。



大輝はモンスターの手を切ったがすぐに再生してしまった。



(すぱ!)



その瞬間!大輝はモンスターの目を見た。



すると大輝は気を失ってしまった。



「大輝さん危ない!」



シヲンはそう叫んで大輝を庇うように、突き飛ばした。



「ありがとうございますシヲンさん」



「気をつけてくださいね大輝さん」



「2人ともあのモンスターの目を見るとどうやら気絶するみたいなんで気をつけてください!」



「はい!」



とはいえ百個ある、目を避けながら攻撃するのはほぼ不可能だそれに攻撃をしても再生する。



とりあえず攻撃しながら弱点を見つけていくしかないか。



大輝はモンスターから距離を取り攻撃のチャンスを伺った。



「俺がモンスターの隙を作って攻撃しますから2人は後に続いてください」



「分かりました」



するとモンスターが大輝達に職種で攻撃をしてきた。



大輝達はその攻撃を避けてモンスターの弱点を探した。



そして大輝はモンスターの頭に切りかかった。



するとモンスターは頭ではなく目をガードした。



大輝はモンスターの頭を真っ二つに切った。



(すぱ!)




「今です2人とも!」



2人の攻撃はガードされてしまった。



「やっぱり難しいですね!」



シヲンは少し息切れしながらそういった。



「でも、弱点が分かったかもしれません!」



「本当ですか、大輝さん!」



シヲンは驚いた表情でそう言った。



「2人にわやってもらいたいことがあるんですけど、いいですか?」


「私達にできることなら、なんでも言ってください」



「まずシヲンさんが持ってる、トライデントのスキルで足元に注意をそらしてほしいんです!」



「ミイシャはモンスターの弱点の目を中心に攻撃してください」



「分かりました」



大輝は武器を構え直して攻撃した。




「スキルボウゲンスラッシュ!」




(ギリギリ…シュ!)



ミイシャはモンスターの目に向かって矢を放ったがガードされてしまった。



「スキル、トライデント!」



シヲンはスキルを発動させて攻撃をした。



するとシヲンの武器はモンスターの足に刺さった。



モンスターは叫び声をあげながら暴れ始めた。



「キイーーー!」



今だ!



大輝はそう思いモンスターの目に向かって切りかかった。



(すぱすぱすぱ!)



大輝は素早い動きでモンスターの目を切っていった。



「これで終わりだ!」



雷鳴石火 らいめいせっか!」


(すぱすぱすぱ!)



「キイーーー!」



モンスターはそう叫び声を上げながら倒れた。



「さて次に進みましょうか」



「はい」



2人はそう返事をして、大輝についていった。



しばらく歩いていると大輝達の目の前に大きな扉が見えてきた。





「ここが最後のボス部屋ですね」



シヲンは少し緊張しながらそういった。



「はいそれじゃあ、中に入りますよ」



大輝は2人にそう言って大きな扉を開けた。





すると中にはガタイのいい人型のモンスターがいた。



2人はそのモンスターを見てすぐ武器を構えた。



するとモンスターが物凄い勢いで大輝達に突っ込んできた。



大輝はその攻撃を避けて距離を取った。



結構早いけど目で追えないスピードじゃないから、とりあえず大丈夫か。



(ギリギリ…シュ!)



ミイシャが打った矢はモンスターに直撃したが全くダメージがないようだった。



やっぱり普通のモンスターより体が硬いみたいだな。



どうにかしてダメージを通す方法はないか!



「私の攻撃が全く効かないなんて!」



ミイシャが驚いていると、モンスターが体制を変えて大輝達に突っ込んでこようとした。



「攻撃が来ますよ2人とも気をつけてください!」



大輝達はその攻撃を右に避けた。



するとモンスターはそのまま壁に頭から突っ込んだ。



(ゴゴゴン!)



「もしかして!」



「大輝さん何か思いついたんですか?」



シヲンは大輝の顔を見てそう聞いた。



「シヲンさん俺がおとりをやるのでスキル獄炎地獄ごくえんじごくて攻撃をしてください!」



「分かりました」



大輝はモンスターの目の前に立った。



するとモンスターは大輝に向かって突っ込んできた。



「スキル獄炎地獄!」



シヲンがそう言ってスキルを発動させると地面からマグマのような炎が溢れ出てきた。



「うおおおおぉ!!!」



モンスターはそう叫び声をあげながらも大輝に攻撃をしようとしてくる。



大輝はジャンプをして、モンスターの後に回りこみ首を切ってとどめを刺した。



(すぱ!)



「大輝さんやりましたね」



2人はほっとした表情で大輝にそういった



「ええ、それじゃあ、ギルドに戻りましょうか」



そして大輝達はギルドへと戻っていく。



面白かったら 星3つ つまらなかったら 星一つ 正直に感じた気持ちでもちろん 大丈夫です。


最後にブックマークもいただけると嬉しいです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る