第20話洗脳

「とうとうMPとHPがほとんどなくなりやがった!」



「それもこれも大輝につけられた死の奴隷どれいとか言うこの首輪のせいだ!」



「力が欲しいか!」


ベルフがその声が聞こえる方を向くと紫色の大きな岩があった。



「お前は一誰だ!」



「私は魔王カリブリス!」



「私にかけられている封印を解いてくれれば、お前に力を貸してやろう」



「その力を使えば嫌いな奴を殺すこともできるのか?」



「ああ、もちろん」



「わかった」



ベルフはその封印を解いた。



「それじゃあ、約束通りお前に私の力を貸そう!」



カリブリスはベルフの体に取り込まれていった。



「よしこれで大輝を倒すことができる!」



「そうだ!ここに新しいダンジョンを作って大輝でも、勝てないようなモンスターを配置しておこう」



「そしたら、大輝がきっと攻略しに来るだろう」



そしてベルフは高い塔のようなダンジョンを作った。



「今この世の地獄を見せてやるぞ大輝!」


「あははは!!!」






「大輝さん今日は何のクエストを受けますか!」



シヲンが大輝にそう聞いた。



「大輝さん申し訳ないんですがまた、ギルド長がお呼びなんで行ってきてください」



「はい」



大輝達は受付の人にそう言ってアデルのところへ向かった。





「アデルさん今回はどういう内容のクエストですか?」



「さすが大輝さん話が早いですね」



「僕達がその用事以外でここに呼ばれたことがないので」



「それもそうですね」



「大輝さん申し訳ないんですけど、また別のダンジョンが魔王復活の影響を受けてるみたいで行ってきてもらえますか?」



「はい、いいですよそれでそのダンジョンにはどうやって行けばいいんですか?」



「その前に一つだけ大輝さん達に言っておかなきゃいけないことがあるんですけど」



「そのダンジョンは、3回までの塔になっていてそれぞれの階にボスが一体ずついるみたいです」



「何人もの冒険者が倒そうとしたのですが、みんな1頭も倒せずやられました」



「分かりました。引き受けましょう」



そして大輝達はダンジョンへと向かった。





「ここがダンジョンか」



ミイシャは上の方を見上げながら、そう言った。



「本当に塔の形してるんですね!」



シヲンは驚いた表情でそう言った。



「それじゃあ中に入りましょうか2人とも」



「はい」



大輝達はその塔を登っていった。





「大輝さんなんか暗くて怖くないですか?」



シヲンは少し怯えながら大輝の腕を掴んだ。



「シヲンさん大丈夫ですよ、そんな怯えなくても」



大輝は優しくそう言った。



大輝達がしばらく歩いていると、目の前にモンスターが現れた



「2人とも俺の攻撃に続いてくださいね」



「はい!」



(すぱすぱすぱ!)



(キリリ…シュ!)



「そんな強くなかったですね大輝さん」



2人はほっとした表情でそういった。



「けど、油断しちゃダメですよ、この先何があるかわかりませんから!」



「わかってますよ大輝さん」



2人は笑顔でそう言った。



大輝はしばらくダンジョンの

中を歩き続けた。



するといきなりミイシャの方に大量の矢が飛んできた。



「スキルゴッドシールド」



大輝はスキルを発動させてミイシャの体をシールドで追うた。



(カンカンカン!)



飛んできた矢はすべてシールドニで弾いた。



「大丈夫ですか!ミイシャさん怪我してませんか!」



「大輝さんが守ってくれたのでどこにも怪我はしてません」



「ありがとうございます大輝さん」



「それにしても、なんでいきなり矢が飛んできたりしたんでしょうね?」



シヲンは疑問に思いながらそう言った。



「もしかして、これじゃないですか?」



あ!大輝はそう言ってミイシャの足元の方を指差した。



すごく小さなボタンがあった。



「きっと地面の色と同化してて見えなかったんですね」



そして大輝達は再び歩き始めた。





すると大輝達の目の前に二つの道が現れた。



「それじゃあ、私達は右の道に行くので大輝さんは左の道に行ってください」



「2人とも気をつけてくださいね」



大輝は少し心配そうな顔で2人にそう言った。



「心配しないでください。大輝さんがいなくてもちゃんと戦えますから」



「行くよミイシャ」



「うん」



2人はその道を進んでいった。





「そういえばシヲンと2人でこうして歩くの久しぶりだね」



「そうだね大輝さんと出会ってからはずっと3人一緒だったもんね」



「それにしても大輝さん本当にすごいよね千人以上いる敵を一瞬で倒しちゃうんだから!」



ミイシャは思い出しながらそういった。



「そうねアデルさんから言われた超難関ちょうなんかんクエストも余裕でクリアしちゃうんだからはっきり言って大輝さんの力は計りしれないよ」



シヲン達がそんな話をしていると、目の前にモンスターが現われた。



「行くよミイシャ!」



「うん!」



2人はそう言って武器を構えた。




そして3時間後。





「はぁやっと倒し終わった」



シヲンは息切れしながらそういった。



「そうだねこうして見ると、大輝さんがどれだけ強いのかがわかるね」



しばらくすると遠くの方に大きな扉が見えた。



そこの扉の前には大輝が立っていた。



「よかった、無事だったんですね2人とも」



大輝はほっとした表情で2人にそう言った。



「私達はこう見えて、Sランクなんですから、そんなに心配してもらわなくても大丈夫ですよ」



「そうでしたね、それじゃあ中に入りましょうか」



「はい」



大輝はその扉を開けた。





中に入ると角が生えた紫色のモンスターが目の前に立っていた。



モンスターの右手と左手には糸で繋いだ丸い玉のようなものを持っていた。



モンスターはシヲン達にその球をゆっくりと揺らしながら見せた。



「ううう!」



2人は頭を抑えながら苦しそうな声を上げて、地面に倒れた。



「大丈夫ですか2人とも!」



大輝はそう言いながら少しトントントンと叩いてみる。



すると2人はゆっくりと立ち上がった。



「よかった」



大輝がそういった、その瞬間二人は大輝に武器を向けて攻撃してきた。



大輝はその攻撃をジャンプして避けた。



モンスターに操られてる!。



大輝は2人の後ろに回り込んで首をトンと叩いて気絶させた。



「しばらく寝ててくださいね。2人とも」



さて、問題はあのモンスターをどうやって倒すかだがとりあえず様子を見ながら戦ってみるか。



大輝はそう思いモンスターから距離を取った。



するとモンスターは大輝に向かって丸い玉を揺らしながら見せた。



今だ!



(すぱすぱすぱ!)



「うおおおおぉーーー!」



大輝はモンスターの右腕を切り落とした。


「装備に 呪いを無効化する スキルが付いててよかった 」



「うおおおおぉーーー!」



「シオンさんとミイシャさんは 俺が守るんだ!」


 

「うおおおおぉーーー!」




モンスターは再びそう叫び声を上げながら、大輝に殴りかかってきた。



(すぱすぱすぱ!)



大輝はモンスターの腕と角をすべて切り落とした。



「これで終わりだ!」


大輝はモンスターを容赦なく切った。



しばらくすると2人はゆっくりと目を開けた。



「大輝さんモンスターは?」



2人はゆっくりと体を起こしながら言った。



「俺が倒しておきましたから、安心してください」



「すみません大輝さんまた、お役に立てなくて」



2人は申し訳なさそうにそう言った。



「気にしないでくださいそれより2階に行きましょう」



「はい」



大輝達は次の場所へと向かった。




面白かったら 星3つ つまらなかったら 星一つ 正直に感じた気持ちでもちろん 大丈夫です。


最後にブックマークもいただけると嬉しいです。

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