第8話家の家具を買いに行こう

しばらくして無事に大輝達の住む家ができた。



「すっごい豪邸だ!」



大輝達はその大きさに驚きを隠せなかった。



「ははは建築士として当然のことよ!」



男は高笑いをしながら、そういった。



「あっ、そうだ!家の家具買いに行かないと」



「あっ!そうですね、確か町の中に家具屋さんがありましたね」



大輝は思い出したようにそう言った。



「家具を買いに行くのわいいが、その前にお金を払ってくれ」



「はい、これが約束の金貨1000枚になります」



大輝はそう言って男に金貨1000枚が入った巾着袋を手渡した。


「確かに1000枚いただいた」



男は巾着袋の中身を確認して、そういった。



「それじゃあ、また家を建てたくなったら俺を呼んでくれよ!」



男はそう言いながら笑顔で去っていった。




「よーしそれじゃあかわいい家具を買いに行こう!」




そして大輝達はそう言うミイシャについていった。



大輝達は街に向かって歩いた。






「よ し場所に着いた」



「それでミイシャ最初はどの店を見て回るの?」



「そうだな…まずは家具屋さんに行こううか」



「わかった大輝さんはそれでいいですか?」



「俺は家具のことはよく分かんないので2人にお任せします」



「それじゃあ、家具を見て回ろーーーう!!!」



大輝達はお店の中に入った。





「色々あるね」



ミイシャは周りを見渡しながらそう言った。



毛利には色々な色のテーブルや椅子があった。



「ねーねーシヲンはどれがいいと思う?」


「うーん私は…これがいいと思う?」



シヲンは少し悩んだ後、そう言って目の前にある白いテーブルを指差した。



「いいじゃん、これ」



「俺もそう思います」



「それじゃあ買うのは全部決まり終わってからでいいですよね」


ミイシャは大輝に確認を取るようにそう聞いた。


「ええ、それでいいと思います。いちいち買ってからまた探すのも大変ですしね」



「よし、今度は椅子を見に行くよ」



ミイシャは大輝達の手を引き椅子が置いてある場所に連れて行った。





「うーん、どれがいいかなー?」



ミイシャはそう言いながら見て回った。



「これなんてどう?」



ミイシャはそう言いながら、明るめの茶色い椅子を指差した。



「あっ!いいんじゃない」



「それじゃあ、最後に食器と食器棚を見に行こうか」



「はい」


大輝達はそう返事をしてミイシャについていった。





「それじゃあ、今度は大輝さんが食器棚選んでみてくださいよ」



「えっ俺がですか!」



「大輝さんが選んでいる間に私達は食器の方を見に行ってきますから」 



「それじゃあ行こうシヲン」



「それじゃあ、よろしくお願いします」



「あ、ちょっと!」



「2人ともいっちゃった」



「できるだけ普通のやつを買うとするか」



大輝はそう言いながら見て回った。





「これでいっか」




大輝はそう言いながら足を止めた。



しばらくするとシヲン達が戻ってきた。





「大輝さん良さそうな食器を見つけてきました」



「これなんですけど?」



ミイシャはそう言って大輝に手に持っている食器を見せた。



「どうです大輝さん華やかで綺麗だと思いませんか」



「確かに華やかで綺麗ですね」



「私も華やかな色合いのカップを選んでみました」



「綺麗な白のカップですね」



「それじゃあ、この店のものはだいたい見たんで買って、次の店に行きましょうか」



「はい分かりましたシヲンさん」



そして大輝達は家具を買ってい馬車で家まで届けてもらうことにして、店を出た。





「さて、次はどこに行くんですかミイシャさん」


「ペット屋さんに行きましょう」



大輝達はお店を出て、今度はベッド屋さんへ向かった。



「ベッドってどれがいいんでしょうね」



「何かお困りでしょうか?」




シヲンが困っていると、お店の人がそう言いながら駆け寄ってきた。



「ええどれがいいのかわかんなくて何かオススメありますか?」



「そういうことなら、私にお任せください!」



お店の人は自信満々にそういった。



「それでは、私について来てもらってもいいですか?」



「はい」



大輝達はそう返事をしてお店の人についていった。





「例えばこちらのベッドなんていかがでしょうか?」



お店の人はそういった後熱く語り始めた。



「このベッドはオロウムと言うモンスターの柔らかい羽の部分が使われているのでとても気持ちよく眠ることができるんです!!!」



「私も実際に使ってみましたがとっても良かったです!!!」



ここまで熱弁されたら買いません、なんて言えない!



大輝達は同時にそう思った。



「分かりました買います」



大輝はお店の人も熱に負けて、そういった。


「それじゃあ、私達も」



シヲン達は手を挙げて店員さんにそう言った。



「本当ですかお客さんありがとうございます本当に、ありがとうございます!!! 」



大輝達はそのベッドを買って荷馬車で家まで届けてもらうことにして店を出て家に戻った。





「まだかな」



ミイシャは辺りを見渡しながらそういった。




しばらくすると1頭の馬の足音が聞こえてきた。



「あ!あれじゃないですか?」



大輝はそう言いながら目の前から走ってくる馬の方を指差した。



「あ!本当だ」



ミイシャは興味津々な目でその荷馬車を見ていた。



「この家具どこに運べばいいですかね?」



男の人はシヲンにそう聞いた。



「それじゃあ、早速部屋の中に運んでもらっていいですか?」



「食器棚はそこの角の方に置いてもらっていいですか?」



「はい」



「ここでいいですか?」



「はい、そこで大丈夫です」




「よっこいしょ」



「大丈夫ですかもしよかったら手伝いましょうか?」



大輝はただじっとしているのも申し訳ないと思いそう、男の人に声をかけた。



「大丈夫ですよ、これが仕事なんで」



「それじゃあ、次はテーブルを運んでもらっていいですか?」



シヲンがそういうと男の人は笑顔で返事をした。



「分かりました」



「それじゃあ、それは真ん中に置いてもらっていいですか?」



「ここら辺でいいですか?」



「はい」



「それじゃあ次に椅子をお願いします」



「えっと、これはどこに置けば?」



「テーブルの隣にお願いします」



「あと、最後にベッドがあるんですが、どこに置けばいいですか?」



「あ!ベッドはとりあえず一番右の部屋に全部置いておいてください」



「はい、分かりました。それじゃあベッドはここに置いておきます」



「それでは、僕はこれで失礼します」



「はい、ありがとうございました。これが代金です」



シヲンはそう言って男の人にお金を手渡した。



「それじゃあ、僕はこれで」



「ありがとうございました」



大輝達は男の人に頭を下げてそういった。



そして男の人は荷馬車に乗って去っていった。



「まだ家の中に入ってなかったから不安だったけど、なかなかいい家だね」



シヲンはほっとした表情でそういった。




「少し疲れましたし、横になりましょうか」



「ええ、そうですねシヲンさん」



そして大輝達はしばらく休憩をした。




面白かったら 星3つ つまらなかったら 星一つ 正直に感じた気持ちでもちろん 大丈夫です。


最後にブックマークもいただけると嬉しいです。

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