第2話そんなに刺激的なものを 見せられたら!!!

「すいません部屋を借りたいんですけど、空いてますかね?」



大輝が受付の人にそう聞いた。



「三名様でよろしいですか?」



「はい」



「今確認いたします。少々お待ちください」





「すいません、今日お客様がたくさん来ていてどこも埋まっちゃっていて」



「一応1部屋空いてるんですけどその部屋が18畳で部屋が4つあるんですけどキングサイズのベッドが一つしかないんですよ」



「あと、この部屋、他の部屋と比べて広いので値段がちょっと高いんですけどどうしますか?」



「ちなみにいくらですか?」



ミイシャは恐る恐るその値段を聞いた。



「金貨40枚です」



その値段を聞いた瞬間2人の顔は一気に青ざめた。



その2人の表情を見てやっぱりお金を払ってもらうのは申し訳ないと思いシヲンの肩をトントンと叩いて大輝はこう言った。



「俺は野宿しますから2人の分だけ払ってください」



「いいえ、命の恩人にそんなことをさせるわけにはいきません!!!」



大輝はシヲンの熱に負けてしまい、何も言い返すことができなかった。



「分かりました。2人で払います!」



「え!!!」



ミイシャと大輝はシヲンの思い切った行動に驚きを隠せなかった。



「はい、かしこまりました。それではこれが部屋の鍵になります」



そう言って女の人はシヲンに部屋の鍵を渡した。



そして、大輝達は部屋へと向かった。





「あ!この部屋じゃないですか?」



大輝はその部屋の前で足を止め2人にそう言った。



「そうですねーそれじゃあ中に入りましょうか」


シヲンはそう言ってその部屋の鍵を開けた。



(ガチャ)



部屋の中は綺麗に掃除されていて、とても広かった。



「うわーーーすっごい広いよ!」



ミイシャは広い部屋の中でくるくるとダンスをするようにはしゃいでいた。



「ミイシャ少し落ち着きなさいよ」



シヲンはミイシャをなだめるようにそう言った。



その光景を見ていた大輝は2人が兄弟のように見えた。



「大輝さん私達お風呂入ってきますね」



「はい、ごゆっくり」


「ミイシャ行くよ」


「どこに?」


「お風呂にだよ」



そしてシヲン達は風呂場へと向かった。





「ねえミイシャこれからどうするの?」



「どうするって何が?」



「お金も結構使っちゃったし早く働けるギルドを見つけないと」



「そだうね明日にでも働ける、ギルド探してみようか」



「よし、そうと決まったら今日は美味しいもの食べて寝るぞーーー!」



「だから、そんなにはしゃいだら危ないってミイシャ」



そしてシヲン達はお風呂に入った。





お風呂の湯気が2人の体のラインを際立たせていた。



ミイシャはシヲンの胸の部分を凝視ぎょうししていた。



「どうしたのミイシャじっと見つめて?」



「いやー何食べたらこんな大きくなるのかなぁと思って」




シヲンはミイシャが見ている目線の方を見ると、恥ずかしさで体の体温が一気に上がった。



「いいな私小さいから羨ましいよ」



「くだらないこと言ってないでそろそろ出るよ!」



シヲンは立ち上がりさっき感じた恥ずかしさがバレないように、そう言った。





「大輝さんお風呂気持ちよかったですよ」



「それはよかったです」



「えーーー!!!」



大輝が部屋の中に入ってきたミイシャの方に顔を向けると驚きのあまり素っ頓狂すっとんきょうな声を出してしまった。



ミイシャの髪は程よく濡れていて白いワイシャツ一枚を着ていた。



おいおいおいおいそれはいくらなんでも無防備すぎるだろう!



正直いろんなところが透けててまともに直視できない!



とりあえず、目を合わさないようにしないと!


「大輝さんなんでそんなにキョロキョロしてるんですか?」



ミイシャはそう言って大輝に近づいてきた。



あなたのせいですよ!!!



そんな俺がいきなりこんな刺激の強いものを目の前にして動揺しないわけがないだろう!



「あーーー気持ちよかった」



シヲンがそう言いながら部屋の中に入ってきた。



シヲンも大輝と同じようにその光景を見て驚いた表情をしていた。



「ミイシャ何やってんの早く上の服を着なさい!」



「あ!そうだね、忘れてた忘れてた」



どうやらミイシャはただ純粋に上の服を着るのを忘れていただけのようだった。



それにしても、ずっとこの状態じゃあ俺の心臓がもたないぞ!



そして、しばらくして夕食が運ばれてきた。





お肉や野菜などもあったが中には俺の知らない食べ物がいくつかあった。



そして大輝達は雑談をしながらご飯を食べ終え疲れが溜まっていたため、早く寝ることにした。


「そろそろ寝ましょうか」



「大輝さんも一緒寝ましょうよ」



ミイシャが笑顔でそういった。



「え!いや、俺は別の部屋で」


大輝はミイシャからのその言葉に激しく動揺した。


そもそも一緒に寝ていいのか?いや、ダメなら普通に考えて!



「せっかくなんだから一緒に寝ましょうよ」


ミイシャはそう言って大輝の手を引っ張って真ん中に寝かした。


「あのちょっと!」


「いいから今日はおとなしく私と一緒に寝てください!」


「そうなるとミイシャは聞く耳を持たないので、大輝さん今日はおとなしく寝てあげてください」


「何言ってるのシヲンも一緒に寝るんだよ?」


「え!私も」



3時間後。





全然寝れない女の子2人に挟まれて寝てると思うと余計に寝れなくなる!


大輝は少し外に出て風にあたることにした。





大輝が風に当たっていると右の方からシヲンが歩いてきた。



「あ!起こしちゃいましたか?」



「いえいえ、寝つけなかっただけなので気にしないでください」



「そういえば!どうしてシヲンさん達あの男に追われてたんですか?」



「いいえ話ししたくなければ、無理して聞くつもりはないんですけど」



「私達は家出をして、あの時ギルドに向かっていたんです」



「その時にあの闇ギルドの人達に捕まってしまって」



「なぜ家出をしようと思ったんですか?」



「私が付けているこのペンダントの中には、魔王カリブリスの子供が封印されてるんです」



シヲンはそう言いながら大輝に服の下に隠していたペンダントを見せた。



そのペンダントには赤色の綺麗な宝石が付いていた。



「だから私は家出というよりかは村の人達から怖がられていたのでどこか遠くの街に行こうと村を出ました」



「それじゃあミイシャさんはどうして家出を?」




「シヲンがギルドに入るんだったら、私も一緒に行くって言ってついてきてくれたんですよ」



「親にはあんな凶悪な魔王のうつわとは一緒に旅に行っちゃダメって、猛反対されたみたいなんですけどね」


「そうだったんですかとっても優しいんですねミイシャさんて」


「ちょっと天然なところがありますけどね」



「大輝さん、いきなりですが私達とパーティーを組んでくれませんか?」


大輝さんが一緒にいてくれたら、きっとこれからの冒険が楽しくなるなんとなくだけどそんな気がした。



「はい喜んで」



「もっと悩むかと思っていたんですが、即答でしたね」



「このままだと何をしていいかわかんなくて、さまよっちゃいそうだったので」



「それじゃあ、明日に備えてそろそろ寝ましょうか」



「そうですね」



あ!そうだ!寝る前に自分が今どういうスキルを使えるのかの確認だけしておこう。



大輝はスキルの確認をして眠りについた。



そして、次の日





「おはようございます大輝さん」



「おはようございますミイシャさん」



「ミイシャちょっと話があるんだけど」



「何?」



ミイシャは眠そうな目を擦りながらシヲンにそう聞いた。



「大輝さんと昨日の夜話し合って私達とパーティーを組んでくれることになったの」


「え!いつの間にそんなことに!」


その言葉を聞いた瞬間ミイシャの眠気が吹っ飛んだ。



「勝手に話を進めてしまってすみません」



「いいえむしろ、私達

2人でこれからどうしようかというところだったので大輝さんがいてくれたら心強いです」



「それじゃあ、改めてよろしくお願いします」



大輝は2人に頭を下げてそう言った。



そして大輝達は宿を出てギルドに向かった。



大輝達はギルドがどんな場所なのかと胸をおどらせていた。



「面白かった!」



「続きが気になる、 読みたい!」



「今後どうなるの?」


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