追放されるまで気づかなかったけど俺凄腕の剣士らしい?

@Dfggggggyhhhhh

第1話 パーティー追放

大輝だいきお前を今日でこのパーティーから追放する!」



森の中で大輝にそう言い放ったのは団長のベルフだった。




「無能なお前が上位装備のシルバー装備なんて着てるんじゃねーよ!」


「この装備は俺が一生懸命お金を貯めてやっとの思いで買ったもので!」


「はぁ?それでなんで サポートスキルしか使えない無能なお前が剣を持ってるんだよ!」



「俺はずっと前から剣士になるのが夢だったんだ!」



「そんなこと俺にはどうでもいい!」



ベルフはそう言いながら、容赦なくいつものように大輝に暴力を繰り返す。


くそーーー!!!



俺じゃあこの人たちに 勝てないのかよ!!!



大輝は 殴られながら圧倒的あっとうてき屈辱感くつじょくかん絶望感 《ぜつぼうかん が 体の中に 溢れ出てくるのが分かった



「お前が剣士になったとしても、無能であることには変わりはない!」



大輝はそう言われながら顔はあざだらけになるまで殴られ膝でみぞおちを何十発も蹴られた。



「いいぞいいぞベルフさんもっとやれもっとやれ!」



パーティーメンバー全員がそう言った。



俺はこのパーティーに来た時から無能というレッテルを貼られモンスターとの戦いではサポートしかするなと言われいじめはもはや日常茶飯事だった。



「よし次は 土下座をしてもらおうか!」



ベルフは 不気味な笑みを浮かべながら 大輝にそう言った。



大輝は 悔し涙を流しながら 言われるがま 土下座した。



「本当 お前はいいストレス 発散道具だよ!」



ベルフは大輝の頭を強い力で 蹴りながらそう言った。



「よかったな 無能なお前にも 役に立てることがあってははは!!!」


ベルフは 高笑いをしながらそう言った。


くそくそ!!!   


俺にも力はないのかわよ!!!



「 改めてもう一度言う お前はもう必要ないから このパーティーから追放する」



「分かりました。今までありがとうございました」



ベルフ達は大輝の顔が絶望ぜつぼうに満ちているのを見てバカにした表情で笑った。






しばらく歩いていると全く知らない場所に行き着いていた。



そこには綺麗な草原と森があった。



「ここどこだろう1回も来たことないけど」



大輝がそんなことを考えていると、隣の森の方から大きな爆発音と煙が上がった。



(ドン!)




大輝はその森の方へと向かった。



すると、黒髪ロングの亜人族あじんぞくで黒色のケモミミを生やした女の子と金髪ロングで耳が長いエルフの女の子が鎧を着た男達1000人ぐらいと魔法の杖を持った女の子達10人に囲まれていた。



大輝はとっさにその女の子達を庇うように、目の前に立った。



「は?なんだ、お前!」



「なんでこんな女の子達にいい大人が、剣を向けるんだ!」



「は?そんなの決まってるだろう。そいつらが上玉じょうだまだから奴隷商人どれいしょうにんのところに持ってって売り飛ばすんだよ!」



「わかったらそこをどけ!」



「やだね!」



「そうか、じゃあお前も死ね!」




大輝はさやから剣を抜いた。



「ほうーこんな不利な状態で、俺達と戦おうっていうのか?」



「あたしたちに構わず、あなたは逃げてください!」



黒髪の女の子が震えた声でそう言った。



「そうです、あなたは逃げてください!」



金髪の女の子も震えた声でそういった。



「俺に何ができるかは分かりませんが盾ぐらいにはなると思います」



「せいぜい後悔しないようにな!」


「てめえらいくぞ!」



「おお!」




そして1000人の敵が大輝に向かって一斉に切りかかってきた。その瞬間!




とにかく女の子達を守らないと!



「スキル雷鳴石火らいめいせっか!」



大輝はその名の通り雷のように早く敵には全く見えないスピードで切り倒していく!



(シュンッシュンッシュンッ!!!)



(すぱすぱすぱ!!!)



気が付けば敵全員血を流して倒れていた。



「なんなんだ、その技は見たことも聞いたこともない!」



俺のどこにこんな力が!とりあえず、あの女の子達にまた、手を出されたら困るから少し脅しておこう。



「俺に切り刻まれたくなかったら、とっとと失せろ!」


「ひいー!」



大輝がそう言うと敵は逃げ去った。



「大丈夫ですか?」



大輝はそう言いながら女の子達の方に顔を向けると体が震えているようだったが、それ以上に2人は驚いていた。



「あなたは一体何者なんですか!あの強い闇ギルドの人達を一瞬で倒すなんて!」



「しかもあんな大勢を相手に1人で」


「俺はただ、剣であの人達を切っただけですよ」



「そうだったんですか、申し遅れました、私の名前はエザゼルシヲンです」



黒髪の女の子がそう言った。



「私の名前はジェルドミイシャです」



金髪の女の子は笑顔でそう言った。



「俺の名前は青宮大輝あおみやだいきです」



2人とも見た感じ16歳ぐらいだなもしそうなら、俺の2個したか



シヲンの目はブルーサファイアのように青くて綺麗な目でミイシャの目はエメラルドのように綺麗な緑色目だった。



「先程は助けていただいてありがとうございました」



2人はそう言いながら深く大輝に頭を下げた。



「そう言えば!大輝さんのステータスってどんな感じなんですか?」



シヲンは疑問に思いながらそう聞いた。



大輝がそう言われて頭の中で数字の羅列られつを思い描くと目の前にステータスが出てきた。




<ステータス名前青宮大輝

HP999999999991475855\99999999999991475855

MP999999999991475855\999999999999991475855

攻撃力:9999999999995426

防御:999999941222252

装備スキル攻撃力半減、自動回復>



「えーーー!何ですか、このレベルと数値は見たことありません」



シヲンは驚いた表情でそう言った。



「私もこんな数値見たことないよ!」



ミイシャは驚いた表情でそう言った。



「やっぱり俺って弱いんですかね?」



「その逆です強すぎるんですよだって、私たちのステータス全部10万ぐらいですよ!」

うん


黒髪の女の子が驚いた表情でそう言った。



「そうなんですか?実はさっき使ったスキル覚えていたのを思い出して一かばちかで使ったので成功してよかったです」



大輝はほっとした表情でそう言った。



パーティーにいた時はサポートスキルしか使わなかったからな。



「あのーちょっと聞きたいんですけど、ここら辺で宿やどみたいな所ってありますか?」



「それならこの森を抜けた先の街の中にありますよ、ちょうど私たちもそこに行こうと思ってたんです。なので一緒に行きましょう」



「ありがとうございます」



あれ?俺ひょっとしてお金持ってない!



大輝はそう思い、ポケットの中にお金がないか探した。



そうだ、いっつも俺がお金持ってるとベルフさん達に勝手にお金使われちゃうから預けてるんだった。



俺もしかしてこの森の中で野宿しなきゃいけないのか!



「どうしたんですか大輝さん」



2人は大輝の焦った表情を見て、そういった。



「俺、お金持ってないんです!」



ミイシャとシヲンはお互いの目を見て、頷いた後大輝にこう言った。



「それなら私たちがお金出しますから」



「そんな悪いですよ!」



「遠慮しなくていいですよ助けてもらったお礼ですから」



大輝はシヲン達にお金を払ってもらうことに罪悪感ざいあくかんを感じつつもこのままじゃ何もできないと思い好意に甘えることにした。



「ありがとうございます」



大輝は2人について行った。





「ベルフさんあそこにタイガーブラックがいますよ!」



「よし、倒すぞ大輝サポートの準備をしろ!」



「ち!あいつは追い出したんだったな、まぁいい俺達にとってはシルバーブラックなんてざこでしかない!」



「お前ら行くぞ!」



ベルフはそう言いながら剣を構えてタイガーブラックに切りかかった。


「おりゃー!」



タイガーブラックは鋭い爪でベルフ達に攻撃をした。



「うわあああ!」



ベルフ達はタイガーブラックにあっけなくやられてしまった。



「くそーーー!!!」





しばらくすると大きな街が大輝達の目の前に見えてきた。




「そういえば!大輝さんどうしてこんな場所を通り掛かったんですか?」



シヲンは疑問に思いそう聞いた。



「まぁ、色々ありましてパーティーから追放されて、ここら辺をさまよってたと言うわけです」



「大輝さんこんなに強いのに一体どうして?」



「まぁ、色々と」



「無理して聞こうっていうつもりはないので言いたくなければ別に良いですよ」



街には色々なお店が立ち並んでいた。ポーションらしきものが売っている店や食べ物を売っている店など。



「えーとー、宿屋は何処だ」



ミイシャが辺りを見渡しながらそう言った。



「あった!あそこだ」



「行くよ。2人とも」



ミイシャは笑顔でそう言った後そこに向かって走り始めた。



大輝は2人について行った。





「面白かった!」



「続きが気になる、 読みたい!」



「今後どうなるの?」


目次の下にある星じるしから、 作品の 応援よろしくお願いいたします。



面白かったら 星3つ つまらなかったら 星一つ 正直に感じた気持ちでもちろん 大丈夫です。


最後にブックマークもいただけると嬉しいです。

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