第12頁 ほとんどがFになる
PL/バーバラ:ドレイクが前衛に出てきたから攻撃出来るようになったけど…。
PL/アミラ:まずは数を減らした方がいいよね。
PL/レイン:その前に…!
レイン:「聖なる癒しのその御手よ、今一度、神の祝福を与えんことを【キュア・ウーンズ】!」
アミラ HP18→32(全回復)
PL/アミラ:ありがてぇ!
レイン:「まだ、まだだよ!ニトに【バークメイル】B!」
PL/ニトライド:カード使ってんの凄いかっこいいな!
PL/レイン:かっこいいだろ?
PL/ニトライド:ではオレが片方のフーグルくらいは仕留めてみせましょう!さっき使い忘れてた練技【マッスルベアー】!
PL/レイン:それは使い忘れるな(笑)
ニトライド:「食らえ!ほ!」
PL/ニトライド:フーグルに命中判定(ころころ)…15!この数値ならさっき当たったはず!
GM:いや、実はこのターンのこいつの回避は『機動飛行』によって15です。期待値以上を出さないと当たらないぞ!
PL/バーバラ:えー!たっけぇ!
ニトライド:「何!?今度こそ…!」
PL/ニトライド:命中判定(ころころ)…14。
ニトライド:「あー、当たんねぇ!」
PL/ニトライド:地団太を踏みます。
PL/バーバラ:アミラに【ファイア・ウェポン】をかけます!
PL/アミラ:よし!でも当てないと意味ないな。
PL/バーバラ:そうなんだよね…。では、マルチアクションで更に攻撃します。フーグルにシェルブレイカーの命中判定(ころころ)…12。あーダメですね!
PL/アミラ:出目が悪い!
PL/フーリィ:やばいぞこれ、このターンも1匹も倒せない…。
アミラ:「いくよ…!」
アミラは練技【キャッツアイ】と魔動機術【ターゲットサイト】によって狙い澄ました一撃を繰り出すが…。
PL/アミラ:命中判定(ころころ)…あ!やばい!自動失敗!
PL/レイン:成長すな~!!
PL/フーリィ:くそ~!あたしがやる…!(笑)
GM:え、このターン誰にもダメージ与えてないじゃん。
PL/フーリィ:フーグルに《牽制攻撃》。(ころころ)…自動失敗…あっ…。
PL/レイン:だから成長すな~~~!
あまりの出目の悪さと2回連続の自動失敗に阿鼻叫喚のプレイヤー達。
GM:君たちは死ぬべきかもしれない(笑)
PL/フーリィ:なんでこんな成長すんの…(今セッション自動失敗4回目)
GM:では、蛮族側の手番だ。
フーグルアサルター達の怒涛の猛攻が繰り出される。
ここでも出目が悪く、ことごとく攻撃が命中してしまうアミラとバーバラ。
バーバラ HP29→20
アミラ HP32→22
続いて、ニトライドにレッサーオーガの【リープ・スラッシュ】が襲い掛かる。
精神抵抗に成功するが、ダメージを大きく受けたのは【リダイレクト・ウーンズ】を使っていたフーリィだった。
フーリィ:「うっ!」
ニトライド:「やっぱそういうことか…!」
フーリィ:「何でもない…!」
ニトライド:「(わかってるよ!姉ちゃん!)」
ドレイクは再びニトライドに魔剣の剣先を向け、魔力のこもった一撃を繰り出す。
PL/レイン:避けないと終わりだぞ!
PL/ニトライド:ニトなら避けれる…!回避判定(ころころ)…自動失敗!
一同:えーーー!!!
PL/レイン:だから!成長しとる場合か~~~!!
PL/ニトライド:ふざけんなよ~~!
PL/バーバラ:出目やばいよ~!
GM:じゃあニト、さよならだ。
PL/ニトライド:俺、さよならなの?もう。
GM:ドレイクの魔力撃(ころころ)…23ダメージ!
PL/フーリィ:あっ、さよならだ。
ニトライド:「ぐ!いってぇ~!」
ニトライド HP27→10(17点通し)
PL/ニトライド:なんとか耐えたけど…。
PL/フーリィ:ニトも経験点獲得か。
GM:でも、生きて帰らないと経験点は貰えないからねぇ。
PL一同:(笑)
PL/レイン:《魔法拡大/数》を使用してアミラ、バーバラ、ニトを回復します!【キュア・ハート】!
ニトライド HP10→29
アミラ HP22→32
バーバラ HP20→31
PL/ニトライド:ジリ貧だな。
GM:そろそろ殺してくれフーグルを(笑)
PL/バーバラ:殺したいよ~!
PL/フーリィ:フーグル殺したところでなんだよなぁ。
PL/ニトライド:そうだよな、なにあのドレイクのダメージ量、いかれてんのか…。
PL/レイン:いかれてんのはお前らの出目だーー!!
一同:(笑)
PL/フーリィ:じゃあ、あたしがフーグル1体目をやるよ…!《牽制攻撃》!
フーリィ:「これで…決まってくれ…!」
フーリィの矢はフーグルアサルターに見事命中し、致命傷を与えたように見えたが――
フーリィ:「やったか…!?」
フーグルアサルターはフラフラと起き上がると、まだ戦えると言わんばかりに拳を構える。
GM:まだ死んでないです。
PL/フーリィ:なんでだよ~!強すぎるよ~!
ここで、ニトライドの拳に炎が纏わりつく。再びバーバラの【ファイア・ウェポン】だ。
PL/バーバラ:フーグルは当たらなさそうだからレッサーオーガにシェルブレイカー!命中判定(ころころ)…12。あえー!
GM:…避けられます。
PL/アミラ:出目が1か2しか出ない呪いがかかってるよ~!
フーグルアサルター1体目は拳を構えてはいるものの、今にも倒れそうにユラユラと揺れている。
PL/ニトライド:じゃあとどめを刺すか!任せろ!命中(ころころ)…20!(ころころ)…18ダメージ!
ニトライドの燃える拳がフーグルアサルターへとヒットし、ようやく1体目のノックアウトに成功したようだ。
PL/レイン:やっと1体か…。
PL/アミラ:まだ1発も当ててないようち(笑)
一同:(笑)
PL/アミラ:次はどれを攻撃する?
PL/レイン:レッサーオーガーはもうMP無いだろうから、放置で大丈夫だと思う。
PL/バーバラ:そっか、じゃあフーグルだね。
アミラ:「いくよ…!」
PL/アミラ:命中判定(ころころ)…17!やっと当たった!(ころころ)…23ダメージ!
片割れがやられたことに動揺したのか、アミラの魔力撃をもろに受けてしまうフーグルアサルター。
GM:いいダメージ!身体が半分ぐらいになりました。
PL/ニトライド:じゃあもう、戦闘不能でよくないですか?(笑)
一同:(笑)
PLたちの予想通り、魔力を使い果たしたレッサーオーガがアミラに武器を振りかざすが、フーグルアサルターのそれには遠く及ばない速度で振られた攻撃をアミラは余裕をもって回避する。
PL/ニトライド:いい避けだ。グラップラー変わろうかな。
しかし、続くフーグルアサルター2体目の攻撃はそうはいかない。
フーグルアサルターの爪による連撃が二撃ともアミラに命中する。
PL/レイン:大丈夫、アミラは防護点が高いから。
GM:(ころころ)…12ダメージ。
PL/アミラ:HP32→32(0点通し)
GM:(ころころ)…11ダメージ。
PL/アミラ:HP32→32(0点通し)
ガキンガキンと甲高い音を立て、フーグルアサルターの爪はアミラの鎧の金属部によって弾かれた。
GM:化け物!その出てる腹は何なんだよ~!
※アミラはお腹が丸出しで胸と腰だけが隠れる金属鎧を着ているという設定。
PL/アミラ:お腹は剣で防いでるから!(笑)
一同:(笑)
GM:では、ドレイクが攻撃しますよ。
PL/フーリィ:手加減してください。
PL/ニトライド:帰ってください。
PL/アミラ:お願いします。
PL/レイン:魔物に頭を下げるな(笑)
ドレイクはバーバラに剣先を向けると、バーバラが盾を構える間もないほどの素早い突きを繰り出す。
禍々しいオーラを纏った剣先が、バーバラの肩口を大きく切り裂いた。
GM:(ころころ)…26ダメージ。うわっ!
PL/フーリィ:やば!死ぬかなこれ…(笑)
バーバラ HP31→13(18点通し)
ニトライド:「姉御、大丈夫!?」
レイン:「バーバラ!?【キュア・ハート】!」
バーバラ HP13→29(16点回復)
バーバラ:「申し訳ないねぇ…」
レイン:「今回は本を閉じてる暇はないね…」
PL/ニトライド:ずっと開いててくれ(笑)
GM:だがレインもMPが尽きてきたな?まだドレイクには、あるからなぁ~。
PL/レイン:やめてくれ、その言葉は僕らにきく…。
GM:(笑)
PL/レイン:でもまだ魔晶石が20点分あるぞ!僕の両腕にはいっぱい魔晶石を抱えてるんだ。割って割って割りまくるぞ!
バーバラは自分に【ファイア・ウェポン】を掛けると、今度こそレッサーオーガにメイスを命中させる。
PL/バーバラ:(ころころ)…18ダメージ!やったやった当たった!
PL/アミラ:もう当たったら喜ぶんだよな(笑)
GM:期待値さえ出れば普通に当たるんだけどな…(笑)。
しかし、フーリィとニトライドによるフォスター姉弟の攻撃はフーグルアサルター2体目に全て回避されてしまう。
レイン:「君ら…帰ったらビシバシ特訓するからね…アミラ、フーグルをつぶして…!」
アミラ:「おっけー!よーし、いくぞ!」
PL/アミラ:命中判定(ころころ)…自動成功!
PL一同:おー!!
アミラ:「もう!そろそろ!休んで!いいよ!」
PL/アミラ:ダメージ判定(ころころ)…自動失敗!
一同:えーーー!!!
PL/レイン:何やってんだよぉ~~~~!!
PL/フーリィ:極端なんだけど(笑)
GM:経験点を欲張るねぇ~~~。
PL/アミラ:こんなことある~!?びびるわ~…。
GM:こいつそんなに強くないはずなんだけどな…。
PL/バーバラ:エド、そろそろ…。
GM:エドはまだ起動準備してるよ(笑)
その後、ドレイクがアミラに手痛い一撃を食らわせるも、レッサーオーガとフーグルアサルターの攻撃は、アミラとニトライドが全て回避に成功した。
ようやくパーティに調子が出てきたかのように思われたのだが…。
レイン:「アミラ、回復するよ!【キュア・ハート】!」
PL/レイン:神聖魔法行使(ころころ)…自動失敗!うわーーー!
PL/アミラ:とうとうやったな、レインも(笑)
PL/レイン:どうやら全滅するしかないようですね…。
PL/フーリィ:バーバラの【アース・ヒール】を使うしかない!
PL/バーバラ:アミラに【アース・ヒール】!そのままレッサーオーガに攻撃するよ!命中判定(ころころ)…自動失敗!
PL一同:あーーーー!!!
GM:経験点が好きだね~~~~~~~~!
PL/バーバラ:なんなのこれ~~~~!
GM:3回に1回のペースでファンブルだすな!(笑)
そして、相変わらずの出目によってフーリィが矢を外したものの、ダイスの女神が微笑み始めたアミラとニトライドの攻撃によって、2体目のフーグルアサルターもようやく撃沈した。
PL/アミラ:やっと死んだ~。
PL/ニトライド:今誰かわからんけどめちゃくちゃでかいため息したやつがおる(笑)
一同:(笑)
GM:では、レッサーオーガが特に意味がない攻撃をアミラにしてきますよ。命中は12です。
PL/アミラ:回避(ころころ)…12!成功!ギリギリセーフ。
PL/レイン:もういいよ君は。
PL/フーリィ:どうせ当たってもダメージ0なんだよな。もう放置でもいいな。
一同:(笑)
GM:では、ドレイクがバーバラに攻撃を仕掛けます。命中判定(ころころ)…15。あ、避けれそう。
PL/バーバラ:回避(ころころ)…16!おぉ避けた!
バーバラは燃え盛る盾によってドレイクの剣をいなすことに成功する。
バーバラ:「おっと、危ないね」
PL/ニトライド:ソードワールドってこんな心が疲れるゲームなんだ…(笑)
ドレイクが周りを見ると、部下のフーグルアサルター2体は地面にひっくり返り、レッサーオーガはぶんぶんと当たらない武器を振り回している有様だ。
GM/ドレイク:「ちっ、役立たずどもが…」
バーバラは【アース・ヒール】によって傷を癒しながら、反撃の鉄槌を振り上げる。
ドレイクは身を翻してそれを回避するが、回避した先に矢が迫っていることには気付けなかった。
フーリィ:「よくもやってくれたな、覚悟しろ!」
ドレイクの胴体に深々と矢が突き刺さる。常に涼しい顔をしていたドレイクもこれには苦悶の表情を浮かべた。
PL/フーリィ:(ころころ)…20ダメージ!
ニトライド:「いいぞ!姉ちゃん!俺が繋ぐぜ!」
PL/ニトライド:命中判定(ころころ)…18!これは当たったでしょ!
GM:回避(ころころ)…16!命中!
フーリィの矢を更に奥へと食い込ませながら、ドレイクの腹部にニトライドの火炎の拳が突き刺る!
PL/ニトライド:(ころころ)…2回転!36ダメージ!!
PL一同:おぉ~!!
GM/ドレイク:「う!?貴様!よくも…!」
ニトライド:「やっと入ったか!どうだ、これがオレたちの一撃だ…!」
PL/フーリィ:ニトかっこいい!
PL/ニトライド:やっとかっこよくなれた!
ニトライド:「もう1発!」
姉弟のコンビネーション攻撃を受けたドレイクは、流石に焦り始めたのか、翼の羽ばたきによって大きく後退し、ニトライドの二撃目を回避する。
しかし、その先にいたのはアミラだ。
アミラ:「くらえっ!」
PL/アミラ:命中(ころころ)…17!
GM:回避(ころころ)…12!
PL/フーリィ:いいぞ!ニトの攻撃が効いてるぞ!
PL/アミラ:(ころころ)…27ダメージ!
一同:おーー!!
GM/ドレイク:「ぐうぉっ…!」
背中に大きな切り傷を受けたドレイクは慌てて空中へと飛び上がるが、その額には冷や汗が滲み出ているのが分かる。
PL/ニトライド:やっとか!ラスボス戦で強くなるの熱いな!
PL/レイン:負傷者もいないのでレインはこのターン何もしません。
ドレイクは冒険者たちをじっと見下ろすと、何かを決意したような表情で手に持った魔剣を振り上げた。
魔剣が紅き光を放ち始める。しかし、次の瞬間、魔航船から放たれた無数の弾丸がドレイク身体を襲った。
PL/ニトライド:おぉー!
GM/エド:「出発の準備が出来た!お前たちも乗るんだ!」
PL/フーリィ:ここまできたら倒してーけど…。
PL/アミラ:倒せないのか?
PL/ニトライド:強欲になっちゃってる(笑)
PL/フーリィ:だってこのまま逃げるなんて悔しいじゃん…!(笑)
GM/エド:「早く乗れ!」(必死のGM)
ニトライド:「逃げよう!今のオレたちじゃ厳しい!」(空気を読むPL)
バーバラ:「乗るぞ!」(空気を読むPL)
冒険者たちは魔航船に次々と乗り込んでいった。
ドレイクは改造された魔航船の銃器から放たれる弾幕を躱すのに必死で、魔航船に近づくことが出来ないようだ。
GM:あ、レッサーオーガは銃撃の巻き添えをくらって死にました。
一同:(笑)
PL/ニトライド:かわいそうに(笑)
魔航船が浮上を始める。
上空から一方的に人族の国を襲撃するように設計されたこの魔航船は、飛翔していても下向きに攻撃を仕掛けながら浮上していくことが可能だ。
魔航船はドレイクを牽制しながら天井の出入り口から飛び立ち、ついには浮遊島を脱出した。
浮遊島の周囲は大きな雲に覆われていたが、魔航船はその雲の中を突っ切って進んでいく。
フーリィ:「あいつはもう追ってこないのか?」
レイン:「……いや、まだだと思う」
魔航船が雲から抜け出した。
眼前に現れた美しい朱色の夕陽と広大な地平線に、思わず感嘆の声を上げる乗組員もいたが、その声はすぐに小さな悲鳴へと変わった。
魔航船の背後に広がる雲の壁に、巨大な竜の影が映し出されたからだ。
レイン:「…ドレイクは変身するんだ…!」
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