第17話



「まぁこれでちょっと不安だった要素がなくなったな」


 時間が離れていると帰ってくるのが夜中だっだり、朝だったりする可能性があるため、時間があまり離れていないのはラッキーだろう。


 これで異世界に行くときもこっちの時間を見て調整できる。まあしかし、ちゃんと時間をはかっとかないと細かい時間はわからないから、全部物事が終わってからいくとか工夫しないとだめだな。



「ってか、そういえば鏡見ようと思ってたんや」


 ふと家に帰る前、気になっていたことを思い出す。


 時間のことを考えたりしていたら、うっかり忘れてしまっていた魅力というステータスがどんなもんなんだろうか?


 洗面所に向かう。


 そして鏡を見ると……


「ちょ待てよ……ちょっとかっこよくなってないか?…」


 鼻も高くなり全体的に前よりまとまっているように見える。


「よくある、写真でとった顔と鏡で見た顔では違うみたいなやつでもなさそうだな…」


 洗面所の鏡はほぼ毎日見ているため、顔の少しの違いでもわかりやすいだろう。


「ということは…魅力というステータスは顔がかっこよくなるってことだろうか?」


 しかしそうなったら、異世界の人たちにステータスをあると仮定した場合、異世界の人は美男美女が多いということになるよな?

 異世界の人はまだ一回も見ていないため、わからないが、もしそうだったら嬉しいな。


「まぁあとあとでなんとかわかるか」


 少し次行くときは期待して行ってみようかな。少しはやる気のもとは必要だからな。



 そう思うと体を伸ばしながら歩き出す。


「まぁ体も疲れてるし今日は風呂はいってすぐ寝ますかー」



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