第4話『復活!!』
あのあとフェーカから、あの世界のことをいろいろ聞いた。
向こうの世界は魔物、人間、ドラゴンの三種族がいてそれぞれ最も力のある者が
長として務め、争いが起こらないようにしていたらしい。
特に魔物は短期で暴れん坊が多いためフェーカが無理やり力で支配していたらしい。
そして、魔物と人間は仲が悪いので人間側に絶滅させられる可能性もあるらしい。
,,,,,やばくね?
そういえば聞き忘れてたけどぼくのスキルどんなんだろう?
次の日の朝、ぼくはお医者さんにドチャクソ驚かれた。
なにせ刺された傷が完治していたのだから。
たぶんフェーカが入ってるからかな?
と、いうわけで今日から学校。
神崎シズク、復活!!
まぁ、制服とか家だから学校付いたの一時間目の終わりだけど,,,
あと登校中にフェーカが犬のウンコ見て死ぬほど笑ってたな。
なんて下品なやつなんだ。
(フェーカ、学校についても絶対外に出てくるなよ。)
(なんでよ。)
(めんどくさくなるからに決まってるだろ!)
(わかったわよ。)
本当に出てくるなよな。
ぼくは心底心配である。
休み時間、ぼくは刺されて死んで生き返ってがあったのにだーれも周りに来ない。
まぁいいか、聞こうと思ってたことあったし。
(フェーカ、ぼくのスキルって何?)
(ちょっ、急に話しかけないでよビックリしたわねぇ。
はい×2えーっと,,,,,)
(え?何?どうしたの?)
ま、まさか!ぼくにチートスキルが!
(あなたのスキルは,,,,,)
ゴクリッ
(無いわ。
ビックリするくらいフツーの人ね。)
ははっ。
どうやら、チートスキルはお預けらしい。
ア――――!!!!!!!!
お昼休み、購買でパンを買うついでに中庭の自販機でジュースを買うことにした。
すると、見慣れた人物がいたので声をかけた。
「また手が届かないんですか~?」(ニヤニヤ)
と、頑張って背伸びをしながら一番上のボタンを押そうとしていたのでその近くのボタンを押してやった。
「むぅ、わたしのほうが年上ですよ。
そうやっていつもからかってきて,,,怒りますよ。」
このオチビちゃんは一個上の先輩。
古池小咲さんで~す。
同じ部活の先輩なんだが身長が148センチなので身長がどれくらいか聞くと、毎回「約150センチ!!」と、言っている。
それに初めて部室に行ったとき同学年だと思ってタメで話したら先輩って気づいて、ビックリシタな~。
そのとき、
「あ――――!!!」
と、先輩の叫び声が響き渡った。
「これブラックコヒーじゃないですか―――!!!
コーヒー飲めないのに――!!」
「あっはっは!」
いたずら大成功。
そのあと、先輩が買おうとしてたジュースを買ってコーヒーと交換しましたとさ。
(あの子、もしかして,,,,,いえ、まだわからないわ。
もう少し様子を見ましょうか。)
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