第2話『え?戻っちゃうの?』
「ちょっと、うるさいわよ」
「うぇ!」
急に後ろから声をかけられてビックリして変な声が出てしまった。
うわぉ美女、てか誰?
はっ!もしや!ここでチートスキルをゲッチューできるのでは?
「ここは魔物の山よ。
静かにしないと喰われるわよ。」
魔物ねハイハイ、喰われるのねハイハイ,,,,,
これはフラグ立ちましたわ!チートスキルの流れですわ!
「どうしたのよ。
急にニヤニヤしだして。
ってもしかして、あなた転生者!?」
きた!
「そうなんです!どうですか?
ぼくにスキルみたいなのありますか?」
そうしてウキウキしながら聞くと、
「今見てあげるわ」
といってぼくの中にス~って入って消えてしまった。
異世界だ,,,,,異世界だぁぁぁぁ!
さっきうるさいと注意されたので声を出さず喜びを表そうとした瞬間!
ぼくは目を覚ました。
目線の先には父さんとお医者さん。
そして真っ白な病室。
父さんがこちらに気づき駆け寄ってくる。
あれ?異世界は?チートスキルは?
(ちょっと)
ん?この声は確か,,,
(ちょっと、ここどこよ。)
さ、さっきの人!!??
と、とりあえず言っておくか
(ぼくの世界に戻っちゃったらしいです。)
(え?戻っちゃうの?異世界転生って戻っちゃうの?)
(てか、なんでぼくの中に残ったままなんですか!?)
(え?つまり私が異世界転生してるの?)
ダメだ。
この人話聞いてない。
これからぼくの日常はどうなってしまうんだ,,,,,
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