第八章の③:コロナに罹患して
またまた遅筆の更新(-_-;)
転職先での一週間があっという間に過ぎたがそれは別のお話で書くとして・・・
今回私は初めてコロナに罹患して療養していたわけなのだが、そのことについて少し書いてみようと思う。
結論から言えば、正直な話を言うと大きく体調を崩し重篤な状態になるという事は全くなかった。
寧ろ、無症状すぎて妻の発症に併せて検査を受けなければわからなかっただろうというのが本当の所。
実際の所、私の症状としては子供がかかった少し後に軽い咳が出ていたぐらいで、たばこの本数が増えていたこともあって吸いすぎだろうと思っていたぐらいだ。
たまたま外出していなかったからウイルスをまき散らすこともなかったが、もしこれが体調不良が無かった事で気づかず普通に買い物やらなんやらと外出していたら・・・と思うとぞっとする部分はある。
ただ、今回これだけ無症状で済んでいたのも恐らくは3回のワクチンを確実に受けたからだろうとは思っている。
妻も熱を出してはいたが同じようにワクチンを接種していたからか症状はかなり軽く、熱も検査翌日には平熱に戻っていたほどだ。
寧ろ1回しか接種できていなかった息子の方が若干熱が長引いたほどであったと言っておこう。
ただ、後遺症はあった。なのでそこは少し後学の為にも少し書いてみようと思う。
私が気付いた後遺症と言うかコロナの副産物としての症状はいわゆる味覚障害と嗅覚障害。ただ、これも非常に軽微であったのと、においや味が全く分からないというわけではなく、普通に食事をしている分には特段気になるレベルではなかったという事もあり、自ら実地で障害の度合いを試さなければわからなかっただろう。
具体的に言えば、嗅覚障害は私の実際の感覚としては約5割~6割程度まで減衰した・・・と言うところだろうか?
匂いは感じるので気にもしていなかったのだが、実際に妻と私に陽性反応が出た後に、いくつかのにおいの強いものを取り出して実験してみた。
まずは正露丸。これは本当に感じる匂いが半分ほどに減っていた。
そしてお酢。米酢を嗅いでみたが、これに関しては実感としては7割程度までの減衰?と言うところ。いつも感じている匂いとは明らかに感覚が違ってはいたが、実際に日常生活に支障をきたすかと言えばそこまででもなかった。
ただ、タンパク質系の食品(ウインナーとかベーコンとかの加工食品)の匂いについては元々匂いの強いものではなかったが、スモークフレーバーや香辛料の匂いは余り感じなかった。これは食品が傷んでいるかどうかの判別がつきにくくなるという点で日常生活に少し脅威があるだろう。
あ、後は・・・お下品な話だが自分のトイレの匂い。大も小もほぼ感じなかった。
自分の排せつ物の匂いなどはかなりきついはずなので普段であればすぐわかるのだが、この時場ばかりはほぼ感じなかった。お酢や正露丸は半減レベルとは言え感じていたのだが、これはどういう事だろうか・・・?
あと、私はアレルギー性鼻炎の症状緩和の為に、佐藤製薬の『ナザール』と言う点鼻薬を使っている。いつもラベンダーの香りを添加したタイプを使用しているのだが、これに関しては薬品による血管収縮作用のツンとした感じはあったものの、ラベンダーの香りについては全く感じなかった。
そして、味覚障害については特に低下したと感じたのが甘味・塩味。そしてこれはこの二つが鈍ったために相対的に増加したのかどうかはわからないが、苦みを強く感じるようになっていた。
試した食品としては塩・砂糖・米酢・タバスコ・マヨネーズ・ケチャップ・ウスターソース・中農ソース・希釈タイプの白だし・顆粒タイプのだしの素・インスタントコーヒー・・・こんな所を試してみた。
繊細なだしの味は非常にわかりにくくなっていたのが印象的だったのを覚えている。特にだしに関しては顆粒出汁の塩分はわかるが、魚系のだしを取った時に出やすい苦みをいつもより強く感じた。
ただ、全く感じないというほどではなく調味料系は基本的な味は全て感じていたので日常生活で問題となるほどではなかった。
しかしながら苦みを強く感じるようになったせいか、食事の時においしさを感じにくくなったのは事実だ。
ただ、これら嗅覚・味覚の症状はPCR検査をした当日・翌日までぐらいが一番強く、その後は徐々に改善に向かっていった。恐らくはもっと早い段階で異常は出ていたのだろうが、気づいていなかったのだろうなぁと。
無症状の上に、味やにおいを感知することができるという点では本当にしっかり実地で試験してみなければわからず済ませていただろうなぁとは思う。
これを書いている今現在は嗅覚に関してはほぼ完全に快癒したと思う。
味覚に関しては、戻ってはいるが若干苦みを強く感じるような気がする・・・と言う程度。これを書いている時点で大体陽性から2週間程度経過しているが、ほぼ問題ないレベルまで戻っていると言える。
今の所更なる後遺症は出ていないのでこれから先問題になることは無いだろうが、何かまたコロナの後遺症みたいなことがあればレポートをしていく。
改めて思うのが、今回のコロナ罹患で殆ど症状がないレベルの軽傷で済んだのはワクチン接種のおかげでもあっただろう。ヘビースモーカーの私は下手をすれば重症化していた可能性すらあるわけだから。いくらオミクロン株が重症化しにくい、死ににくいと言っても『絶対に死なない』と言うものではない以上、今回ワクチンを打っていたことで最悪の事態は回避できたのだろうと正直思っている。
まぁ、世の中ではコロナワクチンの陰謀論などとトンデモ論法を平気でまき散らす輩もいるが、その辺は個人の情報の取捨選択だろう。少なくとも私個人で言えばワクチン接種が結果として良かったのだろうと認識している。
これから世の中がどうなるかはわからんが、少なくとも私個人にとっては今回の経験は重要なものだったと考えている。
とりあえずは今回こんなもので。それでは。
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