第八章の④:入社して1か月・・・

さて、入社後ドタバタであっという間に一か月。

エッセイを書きたくても転職してしばらくはどうにもこうにも疲労困憊で書く気になれなかったので、約一か月ぶりの更新。

今回は会社の所用で出張に来ており、漸くホテルで一人ぼんやりする時間が出来たので書いている。

やっぱり家族を持って仕事をしているとなかなか思うようにこういった趣味の活動もできない・・・


ひとまずは、近況報告だろうか?

会社は人は良いし、まぁ居心地は悪くない。

業界的にも全く知らない業界ではない、もとい他業界とほぼ同業に近いところなので仕事に関してもなじみやすいし、何とかなるだろう。


ひとまずは安心。試用期間にクビにならなければ晴れて正社員として正式採用されることになるだろう。


ただ、採用された職域が課長代理扱い相当での採用という事もあり、非常にプレッシャー( ;∀;)

平社員で採用されたものTばかり思っていたので、実際に手当て等で一般社員の規定より多いという事が判明し確認したところ課長代理相当の職域に入社当初から設定されていたらしい・・・聞いてないよ!


実際に職務管掌規定などの社規を読んでみると「チームをまとめて課長や支店長のサポートとして党勢を取れるようになっている事」と言う職務を期待されての採用という事で、今更ながらプレッシャーを感じている。

とりあえず正社員として正式採用されても管理職ではないが、管理職を補佐して管理職並みの能力を期待される立ち位置を求められるという事になってしまった。


平の一兵卒が一番戦いやすいのだが、それはそれとして採用された期待値がそこならしっかりこなし、期待以上の成果を上げるしかない・・・と言うのが今の現状。

まぁ、正直こんな立場に正式に就いたことが無いので、実力と実績によっては管理職が目の前と言う立場は野心の扉が目の前にあるという希望と共にこれから会社をより良くし、牽引する役割も期待された採用なのだと改めて実感させられた。


中途入社で40代半ばの転職はこういった事も求められることになるのだと、今まで会社の看板で好き放題営業としてだけ生きて来た私自身が、いよいよ遅ればせながら世間で言われる管理職としての能力を求められるのだという事が楽しみでもあり怖くもある。

もし自分が昇進したとしたら次は間違いなく管理職としての昇進。その椅子に座った時、私はチームを率いることができる上司であることができるのだろうか?

最高でも管理職の副官やサポートとしての立場ばかり生きて来た私が人を率いるという事が出来るのか?と言うのはプレッシャーだ。

『管理職になってからそんなことは言えよ』と言われそうだが、改めて自分の採用されたポジションと言うものを見た時、会社が私に求めるものや期待するものが非常に大きいものだという事を改めて実感させられて、出世こそしていないが自分が管理職並みの能力は求められているのだという事は常に心の中に持って仕事をしなければただの営業として埋没し、採用した会社を失望させることになるのだろうな・・・という事だけは嫌でも想像できる。


せいぜい自分の実力を見誤らず、そして何より一刻も早く自分の実力を高めて会社に貢献できるようになることは採用された側としては必須の気構えであり、それを忘れた時に私は本当に社会人としてぶら下がり会社員になってしまうのだろうな・・・とは感じている。


やれやれ、転職が決まるまでは『いつ仕事が決まるのだろう?一生このままか?』と不安に思っていたが、組織に属した瞬間に『私の立ち位置と求められているもの』を考えてしまう。

あんまりよい傾向では無いなぁ・・・のんびり焦らず成長して行けばよいと思うが、どうしても40代半ばで働けてもあと20年程度しか働けないという事を考えると焦りも出てくる。そして、管理職が目の前にぶら下がっていると良くも出てきてしまう。

つくづく自分が因業爺だと思う。


それではまた。

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