第七章の⑧:闇が濃くなるのは・・・

『闇が濃くなるのは、夜が明ける直前であればこそ』

(徳間ノベルズ小説『銀河英雄伝説5⃣風雲編:1985年初版刊行版』第五章『暁闇ぎょうあん』131頁より引用)


・・・ようやく、漸く再就職できました( ;∀;)

退職から約10か月、特別休暇期間を入れれば丸っと一年。まさかここまでかかるとは思わず、精神的にかなりきつい一年でした。

妻と子供の支えがあればこそと感謝感謝・・・


決まる直前には『もうだめか・・・』と正社員をあきらめかけ、派遣社員登録で興味がある仕事があったのでそこに応募し、後は現場担当者との面談のみと言うところまで来た時に、突然の書類選考通過連絡。

慌てて派遣会社さんに、『ダメならそっち行くので少しだけ勤務開始はペンディングしてください』とお願いし、派遣会社さんの方もそういう事情であれば正社員の方が当然良いのだからと快く延期を承諾してくれたこともあり、全力で面接に挑みそして内定。

無論、派遣会社さんにはメールではなく電話で直接お電話を差し上げての辞退連絡。


採用通知書を頂き、漸く実感するとともにのんびり主夫生活が終了することに一抹の寂しさを覚える・・・がこれで『これからも息子に肉を食わせてやれる!』

とホッと一息。

まさか、全てをあきらめかけた時にこんな逆転劇が待っているとは思いもよらず、とてつもなくありがたい話。


採用されたからにはしっかり働かねばという事で、取り扱う商品の勉強を始めたり競合他社の情報を集め始めたりと既に入社に向けての事前準備を始めている状況となりましたわ。


ひとまず、ひたすら長く感じた道のりもこれでようやく一区切りか・・・もう転職はコリゴリ(笑)

やっぱり『どうせ何とかなるんだろ』で甘く見ていたツケがこの一年と言う長い求職期間を生んだのだろうなぁと。


『…人生のツケというやつは最も自分にとって苦しい時に必ず回ってくるものらしい。 今まで己のために色々な奴を利用したきたおまえだが最後の最後で悪い相手にぶつかったな…(魔軍司令ミストバーン:漫画『ダイの大冒険』より引用)』


まさしくこの通りだったのかもしれんと。何とかなってきた人生を甘く見ていた部分は確かにあったのかもなぁ、退職後はすぐに見つかるだろうと思ってのんびりしていた部分もあったし。


何にせよ、心境としては『指一本で崖にぶら下がって、いよいよ力尽きようとしていたときに引き上げられた』と言ったところ。

ある意味、正社員での再就職は観念していた気持ちもあったため、本当にほっとしている。


ともかくも、拾ってもらった会社には感謝するとともに、何よりどっしりと構えて動じず仕事が見つからなくても『まーしゃーねーかー』と受け流して焦らせずに見守ってくれた嫁さんに何より感謝。

家族がいたから精神的に追い込まれすぎずに済んだ部分は大きいと思う。


ただ、今まで主夫業をやって来た分、これから仕事が始まるのだというプレッシャーは内定を貰うと発生してくる。

この内定を貰った後の心のザワザワ感は新卒・中途限らず新しい仕事に就く、異動で職場環境が変わるなど、新しい環境に飛び込むというときに必ず心のうちに発生してくる。もう何度これを経験したことか・・・


新しい環境は不安もあるが、全く知らない業界ではないのでキャッチアップもできるだろう。業界の知り合いもいるし、困ったら相談してみよう・・・等と新しい環境に今からなじめるようにあれこれ考えて、新しい仕事はどんな仕事か?人間関係は良好か?等と色々思いを巡らせている。


何にせよこのコロナ禍で職を失い、そして再就職できた。

この年で新しい事をいっぱい覚えなくてはならない。新卒社員の倍のスピードで仕事を覚えるぐらいの感覚で早くキャッチアップをしなくてはならんから大変ではあるが。それでもまぁ、良かった。


後はこれを『就社』ではなく『就職』にきちんと仕立て上げ、半分を過ぎたサラリーマン人生の残りをしっかり歩んでいこうと思う。


・・・と言うわけでクビになってから再就職までの期間書いてみたが、ダラダラ書きすぎたせいでいろんな話がとっ散らかっている。ボチボチ最終回にしようかと思ったが、まぁのんびり色々書いてみるか。

と言うわけでひとまず今回はこれにて。


とっぴんぱらりのぷう

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