第七章の⑦:転職で「即戦力」とか、気を付けた方がよいキーワード
過去に書いたお話のコメントに、「即戦力採用だけどブラックだった!」と言うコメントを頂いたので、改めて転職活動における怪しいキーワードを書いてみる。
以前に書いた内容と被るところはあるが、色々今回の転職活動で見聞きした経験したことも付け加えてみるので、「醤油ラーメンに胡椒を振って味を変えてみた」位の感覚で読んでもらえるとありがたい。
正直、現在は就職環境で差別があってはいけない等の建前で、色々求人内容に書けないことも多すぎるので、企業側も苦労していると思う(笑)
その点は同情するが、まぁ日本企業は新卒主義・若年洗脳主義が強い。
と言うわけで、キーワードから企業が欲しい人材をリストアップしてみる。
『女性が多く活躍している職場です』・・・正社員からパート、アルバイトに至るまで基本女性しか採用しないよ?男は来ても無駄、もしくは新卒で女性従業員の管理を将来的にできる人間だけ育てるから、中途で男は来るな!
『20代~30代が活躍している』・・・せいぜい35歳くらいまでやで?それ以上の年寄りは来るな、年寄りが来ると管理職とかのポストも用意しなくちゃならんかもしれんし給料高く払わなあかんし、若手が多いうちの会社だとアンタ浮くで?
『20代で1000万稼げます。(他:若くても高給取りを謳う)』・・・基本給+歩合給の会社が殆どやで?その基本給も、契約取ってこな意味無いで?こういう書き方してる会社は、契約取ってナンボ、売上上げてナンボ、経営の基本が脆弱なんよ。だから市場が縮小してる業界でもパイを取り続けなあかんし、顧客なんて食い散らかしの所も多いで?んで、売り上げや契約あげられなくなればガン詰めして退職するように仕向けるだけや。
『即戦力求む』・・・これは二つの意味があるな、大体。一つは本当に即戦力の同業他社とか業界が似ていたり近かったりする業界の経験者とか、例えば営業なら一通りの流れとか仕組みをわかっていて、業界が全く違っても対応できそうな人を求める場合やな。この場合、年齢とかは比較的問われへん場合も多い。ただ、40代以降やと厳しいな。40歳超えてしまうとマネジメント経験が求められる場合が多い。
んで、もう一つやけどこっちは悪質や。入社当日に『即戦力やろ?今から顧客リスト渡すから外回りして契約取ってこい!』みたいなあほな会社や。こういう企業は即戦力の意味をはき違えとる。即戦力っちゅーのは、神様やスーパーマンや無い。会社が何もしなくても勝手に売上上げてくるわけではないんや。
あほな会社は『売上上げてきたらええ、使えんかったらパワハラとかいじめで自主退職させるだけや』って考えてるのが多い。
少なくとも、いくら即戦力でも会社の仕組みや経営内容、実務面でのオペレーションがわからんと流石に入社した翌日に奇跡みたいな売り上げをあげるなんて芸当は出来んわ。そりゃ同業他社から顧客ごと引っこ抜いて転職してきたような人は別やで。
いくら即戦力でも、会社の事務的オペレーションや業界説明や営業環境についての歴リエーションは必須や。それがわかっとらん・・・と言うかわかっていて『使えん駒でもとりあえず確保、そのうち使える駒が出てくりゃいい』ぐらいの感覚の会社もある。そんなところに引っかかったら最悪や。職歴だけ汚れるからな。
得てしてそういう会社は新卒採用もお粗末やったりする。大量採用大量離職なんか当たり前やからな。ホンマこういう会社は法で規制してほしいわ。
話脱線したけど、即戦力で募集している場合、募集要項なんかを良く見てほしいわけやわ。いわゆる一般的にブラックとか呼ばれてる企業とか、怪しいうわさが出てくる企業とか。今やとネット検索で引っかかる情報も多いけど、これも気を付けなあかん。
『辞めた人間が辞めた会社の事をよく言う事例は殆どない』や。大手企業ですら就職の口コミサイトで悪口書かれるからな。人間の発信する情報はベクトルがかかっとる。
例えば退職した人間やと、『あの会社恨みあるから悪口書いたろ。ダメージ受けてまえ!』や。大体の場合ダメージなんてあらへんけどな。せやけど、そういう情報を流すことで就職希望者に負の情報を植え付けようとする『情報操作のベクトル』がかかるわけや。これは気を付けなあかん。
結局転職は、不満がゼロの会社なんてないわけやし、生きてくためには働いて稼がなあかん。妥協点がどれだけかっちゅーことや。
せやから、気になる企業の募集要項は熟読すると共に、口コミなんかも確認した方がええ。その上で、情報のベクトルを外して濾しとった情報で判断するんや。
せやないとネットの炎上とちゃうけど、情報に踊らされることになるで。
と言うわけで、出鱈目関西弁転職レクチャー終了です。
本音:『ただの焼き直しなので関西弁風にしてみただけ』
以上!(`・ω・´)ゞ ビシッ!
・・・怒らないでね・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます