第五章の⑪:面接は突破した・・・のだが

不採用通知が来た、正直ショックである。

これが面接であれば仕方ないと諦めもつくのだが、よりによって落ちたのがSPIの試験結果という・・・基準に達せずとの事で不採用通知となってしまった。

まぁ、結果は不採用という事なのでとっとと諦めて次へ向かって進んでいるわけだが、今回のSPIは苦戦した認識があるのもまた事実。

実は今回のSPI試験、Webでの受験であったのだ。

正直私はWebでのSPI経験がほとんどない。会場に赴いてペーパーで受けるタイプであれば幾度となく受けており、かつての転職活動でも紙のSPIが主流であった。

いつの間にかWebでの受験が広まってきたようなのだが、私もかつては1、2度WebでのSPI試験を受けたことがある。

それも今回と同じように非常に苦戦した。

まず、受験環境が通常と違う。会場に集められデスクに向かってマークシート形式や記述式の試験を解答するのと違い、完全にWebで行われる。

PCの画面を見ながら、電卓をたたき、メモを取ってそして画面を見て解答を入力する。

しかも、1問1問に制限時間があり、クイズ番組の「タイムショック」の様に残り時間が減っていく訳だ。

正直焦りも出る。慣れない解答方法が足を引っ張っている自覚はあった。

無論、事前に完璧な対策をしていれば・・・と言う意見もあるだろう。

正直準備不足で受験したことは認める。

ただ、ここまで問題の難易度が高いとは思わなかった。

制限時間が無くなるのを視覚的に認識させられる中での正確な解答をしなくてはならないのは非常にきついものなのだと認識させられた。

多分、ペーパーの試験ならここまで苦戦を認識することなく善戦したかもしれない・・・とは言い訳である。

不採用通知が来てからSPI試験について色々調べてみると、Webでの試験と言うものは比較的多くなってきているようだ。

私はPC操作に関して言えば今の若者と比較しても遜色ないレベルの技量があるとは自負しているが、それはあくまで通常の業務、仕事の範囲であることはよーく思い知らされた。

恐らく近頃の若いもんはこのWebSPIにもしっかり対応できているのだろうなぁ・・・等と、置いた脳みそが時代についていけていないところがあるのだというのをしっかり認識させられた。

嫁には「もう脳も老化してるのねー」等と嫌味ではなくテキトーに流される始末。

ただ、これだけは言いたい。


「紙のSPIなら負けないもん!」


と負け惜しみ悔し紛れ、負け犬の遠吠えをぎゃんぎゃん吠えてみた。

まぁ、これは結果として出てきてしまったので仕方ない事。次を探そう。

そして、ちょっと今回の失敗を教訓として少しだけSPI試験の対策をしておくようにしよう・・・ただ、どんな問題が出るかはわからないので実際はしっかり対策を立てたつもりでも泡食っている私の姿が瞼を閉じれば浮かんでくる~・・・( ;∀;)

と言うわけで、転職に際しての注意点と言うか気にしなくてはいけない点がまた一つ増えた。

まずはしっかりSPI対策も怠らずにすること。そして、次はなるべくSPIが無い会社を受ける事(笑)


今これを書いてる時期は10月なので、大学3回生くらいであればもう就職対策に突入しているころであろうが、就活をされている学生さんたちにも言っておきたい。


「面接対策やエントリーシートだけでなく、SPI対策もしっかりやろう」


中身に関しては、正直な所高校卒業レベルの学力があれば難なく解答できる問題ばかり、そして性格診断があるのではあるが、全く対策をせずに挑むと下手をすると記憶の底に眠っている学力を十分に引き出せずに玉砕する可能性すらある。

転職活動中の私と同年代の方であれば特に昔のテスト問題レベルの試験については面食らう事もあるだろう。

就活生も転職活動中の方もしっかり対策をしていこう・・・私の様に不採用通知を食らって泣かないように。


とは言え、まだ手駒が尽きたわけでも再就職をあきらめたわけでもないのでまぁボチボチ頑張っていきます。

このまま就職できずに手駒が尽きてしまうと、生活も苦しくなる。

嫁には「真冬にエアコンなしで生活することも覚悟しなきゃねー」等と半ば脅迫に近いことも言われている。

「肉?家族の誕生日以外は食べられなくなるかもねー」とも・・・(-_-;)

早く飯の種を見つけ出さねば・・・


とりあえず、明日の晩御飯はローソン100で購入した豚肉と野菜、そして中華麺で焼きそばだ。

今の内から節約もしっかり考えておかねば。最悪週の半分がもやしの生活になることもそう遠くないのかもしれない(笑)


早く就職を決めて、ちょっとお高めの焼肉屋さんもなんとか行けるくらいの生活は維持しなくては・・・今の所は退職金と失業給付で生活水準は落とさずにいられているが、何とかしなきゃなぁ・・・等と言いながらモロゾフのプリンが今晩のデザートであった。


それでは。

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