第五章の⑩:再就職活動本格化!・・・だけど
まぁ、ぶっちゃけ同業他社の手ごまがガンガン減ってきてる( ;∀;)
やはり年齢と、マネジメント経験が少ないという事がネックになっているのだろうか、同業他社に書類を提出してもなしのつぶてだったり、お祈りされたり・・・
正直面接まで行ければ何とかなる可能性もあるのだが、書類で落とされてしまうとアピールする機会すら与えられないという事でなかなかつらいものがある。
その中でも、いくつか面接まで行けた会社もあるのでちょっと現況報告兼ねて書いてみる。
正直な所、面接までこぎつけたところはそこまで多くない。
覚悟はしていたが、お祈りメールが舞い込んでくると正直へこむ・・・
ただ、その中でもエージェント経由や自主応募、スカウトなどでぜひ面接したいと言ってきていただいた企業様もあり、こんな中年でも話を聞いてみたいとおっしゃって下さる企業様には感謝しかない。
その中でも、面接の詳細は書けないが驚いたことをピックアップさせていただく。
某企業の面接ではあるが、「武道やスポーツをやっていたから精神的には大丈夫だよね」と言うような内容の質問を頂いた。
正直、私自身が一番驚いた。
大学を卒業して20年以上、武道系の体育会で活躍していたのははるか昔で、質問の通り確かに根性や精神的な面ではほかの人に負けない自信はあるが、そのものずばりな質問が来るとは思っていなかったからだ。
もはや過去のことと勝手に考えて、部活の経歴などについては特段凝った返答を考えていなかったので、「無論大丈夫です」と言うようなありきたりな返答しかできなかった自分に少し情けなく思った。
年を取れば在職した会社や、職務内容などの経歴ばかりが注目されると考えていた私にとっては非常に新鮮ではあった。
見る人にとっては体育会の経験と言うのは非常に魅力的に映るのだと、改めて考えさせられた。
だからと言って、体育会絶対主義を主張するつもりはない。
文科系だろうと、サークルだろうと大学時代に打ち込んできたもの、全力で活動して来た事については誇ってよいものであるからだ。
ただ、日本企業の感覚としてやはり体育会、それも武道系と言うのは根性・精神論と言った面で絶対的とまではいかなくても信仰があるのは間違いないのだろうなとは感じた。
私としては非常にありがたい話、そして大学時代に華やかな学生生活を送るのではなく、部活とバイトと試合と勤しんで四年間打ち込んできた自分に感謝をしている。
もし今あの頃の自分、苦しい苦しいと思いながらつらい稽古に耐えて来た自分に一声かけることがかなうならば、「お前のやっていることは間違いない。その苦労があるから、俺は未だに社会と向き合って生きていける」とはっきり言うことができるだろうとこの年になって改めて感じた。
バイトだけでは試合の遠征費を賄いきれず、情けなくも親にも援助してもらったあの頃の自分をもっと励ましてやりたいと思う。
そして、部活に呆けて勉学はほどほどにしかしていなかった私に文句を言いながらも学費やその他の援助をしてくれていた両親には感謝してもしきれない。
今更ながら、親のありがたさと言うものを痛感している。
今後はこれを私の息子に伝えていくのが、親としてそして支えてくれた両親の息子としての責務であろうと考えている。
好き放題生きて来た私を見放すことなくごくつぶしであるはずの息子を支えてくれたのだ、感謝以外にはありえない。
無論面接はそういった良い話だけではなく、職歴の多さがやはり気にされる会社も多い。
そこに関しては、「過去は逃げの人生だったが今は違う」とはっきり言いきることで何とか切り替えして来た。実際、若い時の私は逃げの人生、大学を卒業したにもかかわらず社会人としての価値観も定まらない青二才が、社会のことも何も知らず適当に生きて来た結果だと考えている。
過去は変えられないのだから、職歴の数などを見られて書類ではじかれればそれはそれで仕方ない。
過去は変えられず、私の性格上職歴を偽り虚偽の書類を作成する等はとてもできない。
であれば、面接をしていただいた企業に足しいては誠意を込めて全身全霊で面接に挑み、思いのたけをなるべくぶつけさせていただいて、私と言う人間の強さも弱さも含めてすべて見ていただこうと全力で取り組むようにしている。
願わくば、今採用面接が進んでいる会社で、一社でも採用に持っていけますように・・・
とにもかくにも、家族を養うために・・・自分の生活を豊かにするために、働くという事は切り離せない事柄であるのだから、全力をもって面接に臨んでいきたい。
最後ではあるが、もし酔狂にもこれを読んでいる高校生や大学1回生などがいれば敢えてこれだけは言っておきたい。
「体育会や武道会の部活動が軽んじられることも多い昨今だが、四年間何かに打ち込んだ経験は決して無駄にならない。そして、日本の企業であれば体育会や武道会の経験は必ず有利に働く。こんなおっさんでも信頼感を得られるくらいには効果はある!文化系でも構わない、遊びたい学生生活を削って打ち込むことは決してマイナスにはならない!」と敢えて古臭いことをはっきり言わせてもらう。
外資であれば、そこは重視されないだろう。せいぜい「運動系なら体力はあるよね?」くらいの判断基準にしかならない可能性も高い。
そこをどうとらえるかはあなた自身ではあるが、私自身がアラフォーで武道系出身者と言う事実が不利に働かない、それどころか有利に働いているという事実だけはしっかり認識してほしい。
中年オヤジの語りだが、それではまた。
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