第五章の④:レンタルボックス借りてみた
唐突だが、先日レンタルボックスを借りてみた。
レンタルボックスをご存じだろうか?アクリル製の鍵付きケースを何十個も並べており、ケースごとに賃貸借契約を結び、そのボックスの中に自分の売りたい商品を値付けして展示し、委託販売をするというシステムである。
私が借りたのは、40cm立方程度のボックスでここに集めていたグッズやがらくたを展示している。
まぁ、神戸市民で私のようにヲタ系であればどこのボックスかすぐにわかるかと思われるが・・・
要は自分でミニチュアの店舗を間借りして出店するようなものだ。
メルカリやラクマ、PayPayフリマ等オンラインで出店していたが売れ行きに若干の行き詰まりを感じていたので物は試しと借りてみた。
これが意外と難しい。
私は以前にも書いた通り営業職出身で、ホームセンターなどの量販店で売り場づくりを得意としていた。より面白い、お客様のためになる売り場を取引先の事情や都合などを鑑みて最大限の販売効果を叩き出せるように売り場づくりをすることが大好きで、また得意としていた。
なので、レンタルボックスの展示やディスプレイもそこまで苦も無くできるだろうと安易に考えていたのだがとてもとても・・・
甘く考えすぎていた。
まず、スペースが狭い。40立方cm程度のスペースなので、展示できる商品も少ないし、ディスプレイ用の資材は自分で用意しなくてはならない。貸主側の方では一切ディスプレイ用品はおろかセロテープやタグなども用意していないので、すべて自分で一から準備することになるのだ。
まぁ、これはある程度想定していたことなのでとりあえず商品を持ち込み展示して、後日ディスプレイは再考することにした。
そうなってくると、展示用のティスプレイ資材を探しに行かねばならないのだが、これは100均がものすごく役に立った。
大昔は100円ショップでディスプレイ用品など販売していなかったが、今はひな壇やチラシ立て、アクリルスタンドなどかなりのディスプレイ用品が充実している。
レンタルボックスの運営そのものは遊びなので、色々買い込んでレイアウトを考えて、実際にボックスで再現してみたのだがなかなかに難しい。
自宅でシミュレーションしたようには思ったほどうまくいかず、意外と作業が難航。
ただ、久々のディスプレイレイアウトをいちから自分で考えるという事でとても楽しく遊ばせてもらっている。
これで展示した商品の全てが売れるとうれしいのだが、やはりそんな簡単にはいかない。
売れるものはすぐ売れるのだが、売れないものは全く売れない。
傾向としてはレトロなレアもので値段が安い物から売れる傾向にあるかなと1か月ほど借りてみて思った感想。
なかなか思ったほど高利益と言うわけにはいかない・・・今の所赤字なので、もう1か月借りてみて商品の入れ替えをしてみて売れ行きが悪いようならレンタルボックスは撤退かな・・・と考えている。
やはり流行に乗ったものの方が売れやすいのだろうか?等色々検証してみてはいるが、いまいちピンとこない。
また、メルカリなどのフリマアプリも検索して、全く販売されたことのない商品なども扱ってみているが、逆に判断しづらいのだろうか?
遊びではあるが利益も出したいので、多少勝負した値段設定にしたりもしているがそれがよくないのだろうか?
ボックスの位置が悪いのだろうか?空きがなかったために、契約できたのは若干位置的に不利な場所であったというのもあるし、契約するボックスを再検討しなおした方がよいのか?
などなど、考えれば考えるほど売るための方策を検討しなくてはならない。
ミニマムな話ではあるが、仕入れから販売まで責任を持つ量販店のバイヤーがいかに大変であるか、その苦労がわずかではあるが感じられた気がする。
とまぁ、仕事してないのに勤勉に売れる方策を考えているという、暇だからこそできる面白い事ではあるが、多少なりとも利益が黒字に傾いてほしいなぁ・・・と頭を悩ませてみたりする。
フリマアプリかオークションの方がはるかに楽ではあるが、実店舗での売り上げを気にするという事では実際に商品を陳列して販売、そして売れたとわかった時の楽しさはフリマアプリでは感じられないかなとも思う。
まぁ、余りにも赤字が続くようであれば解約しかないだろうけど、コンスタントに売れるようになれば面白いのでしばらく続けてみてもいいかな。
もしレンタルボックスを契約しようかと考えている方は、ボックスの位置とお客さんの目線、品ぞろえなんかもしっかり考えてから契約して運用してみた方がいいですよ。多分、なんとなく陳列しているだけだと赤字を垂れ流すだけになりますから。
と言うわけで今回はここまで。
またなんかダラダラ書きます。
でわ。
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