第五章の⑤:夏休みとお弁当

私には妻と子供が一人いることは以前どこかで書いたと思うが、子供は小学生である。

となると、当然この時期夏休みという事で・・・これを書いている時点でほぼ終わりかけ何ですが、少し振り返り。


夫が働き妻が主婦と言うステレオタイプの家庭であれば、夏休みに子供がずっと家にいて3食ご飯を作って世話を焼かねばならない、仕事に行きたいのにめんどくさい~!!となるのが普通なのだろうが、我が家ではこの役目は現在私が担っている。

しかも仕事をしていないという事で、がっつり面倒を見られるというわけで、非常にめんどくさい1か月を過ごしてきた。

普段子供は週に2日ほど放課後デイサービスという事で学校上がりに施設に通っている。若干コミュニケーション能力に難ありという事で診断を受けて通う事にしたのだが、学校があるうちはまだよい。

授業が終わったら学校までデイサービスの方が迎えに来てくれて、放課後にひたすら遊んだ後に家に送り届けてくれるので楽ではある。

ただ、これが夏休みとなると話が色々変わってくる。

通うのは相変わらず週2日なのだが、朝出勤した妻の職場まで迎えに来てくれてそこから一日過ごして妻の職場に送り届けられて一緒日帰ってくるのだが、当然昼食が必要となる。

お金を持たせてお弁当を買う日もあったりしたのだが、基本はお弁当の手作り。

意外とめんどくさい。

基本的に冷凍食品とちょっと手作りのおかずで弁当を作っているのだが、私が朝寝坊をしたりした日には完全冷食オンリーの弁当になってしまうこともあり、申し訳ないなぁと思ったり。

実は息子が小学生になってから弁当を作るのは今年の夏休みが初めてで、今まではその役目を妻が担ってきたのだが、今回はさすがに私がやることになった。


初めてのお弁当という事で意気込んで朝5時起きして、唐揚げを作ったり卵焼きを作ったり、野菜もカットして一から調理したりと「初めてのお弁当だけ」がっつり作ってみたが・・・敢え無く挫折。

流石に弁当作りのために朝5時起きして朝から揚げ物のために油を用意したり、フライパンを何枚も使って何種類もの料理を作るのは無理がある。

いくら時間があるとはいえ、流石に負担が大きいという事で、早々に撤収。


妻がやっていたように、冷凍食品に頼れるところは頼って、手を加えられるところは手を加えるという事で、私自身が妥協した。

まぁ、子供はおいしいおいしいと言って食べてくれるので全く問題ないが。


冷凍食品を使うようになってから料理の手数は大幅に減り、ものすごく手間を軽減できた。

そして、弁当用のおかずを買い込むためにスーパーに行ってみると改めて冷凍食品の豊富さに圧倒。ほぼ何でもある。

唐揚げ、焼き肉、つくね、ポテト、野菜、パスタ、弁当用のおかず、自然解凍でレンジいらずのおかず・・・etc

無論普段もスーパーには良く通い、買い物もしているので色々あるなぁとは思っていたが、改めて自分が弁当を調理するようになって吟味し始めるとありとあらゆるお惣菜、中には焼きおにぎり迄あるので主食まですべて冷食で賄えてしまうという、主婦にとっては非常にありがたいご時世となっている。

そして何よりおいしい。昔の冷食はあまりおいしくないイメージの方が強く、多分未だに冷食アレルギーをもっていて、「お弁当に冷食なんてありえない」と言っておられる方は昔の冷食のイメージもあるのだろうが、正直今の冷食はうまい!

しかも、お弁当用のおかずだけでなくお昼ご飯にそのままレンチンで食べられる本格パスタとか肉料理とか、本当に何度も書くがありとあらゆる冷食がそろっている。

イオンなんかに行くと、大型店舗であればスライスした豚バラの大袋入りとか料理にもそのまま使える材料の冷食もあったりで、本当に便利。

業務スーパーに行けば、子供大好きフライドポテトの1キロ入りとかあるのでおやつにも最適。(無論ポテトは揚げなくてはならないので少し手間だが)


そんなこんなで、本当に冷食さまさまなお弁当作り、本当に助かった。

そんなお弁当作りももう終わり、もうすぐ学校も2学期が始まる。

これからは朝の食事作りかぁ・・・と若干溜息。


全国の専業主婦の皆様には本当に頭が下がる、そして今まで兼業なのに主婦業もやっていた妻には感謝、感謝。

まぁ、今まで自由奔放に生きてきた罪滅ぼしとして妻と子に尽くす日々と言うのも悪くない・・・


あ、一応念のために言っておくと、晩御飯はきっちり作ってますよ。野菜とかはレトルトの水煮とか冷凍もの使ったりしますが、みそ汁はだしも取りますしきちんと料理しています。3食全部が冷食オンリー、買い込んだ総菜オンリーではないのでご承知おきのほどを・・・私の料理の腕もなまるので練習とあとは思いついたレシピを作ってみて家族に食わせるという、若干実験的な楽しみもありますが( ´艸`)


ただ、手抜きできるところは手抜きしましょ・・・と。

全部肩ひじ張って「子供の食事は全部手作りオンリー!」と意気込んでそれを完璧に実行できて心にも余裕がある人はそれでもいいと思います。

むしろそういう人はすごいと思います。

でもまぁ、世の中私のように「最初の意気込みだけ」はすごい人がいっぱいいると思います。

そんな人がさらに無理して頑張ると、しんどくなっていくだけだと思うので楽できるところは楽してもいいと思います。頑張れる人は頑張って、頑張れない人はゆるくやっていこう!


あえて言うなら「冷凍食品は手抜きじゃない、調理の大半をメーカーさんが代理でやってくれているんだ!」と思えばいいんじゃないだろうか・・・な?


たらたら冷食語りしましたが今回はここまで。

それでは。

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