第四章の④:今更『HELLSING』が実写化されるという記事に気づいた
これを書いているのは2021年の5月下旬なのだが、今更ながら『ヤングキングアワーズ』でかつて連載されていた奇作『HELLSING』がハリウッドで実写化されるという記事に気づいた。
皆さんがこの項を読む際には更に「何をいまさら」な時期の記事だが、個人的には非常に気に入っている作品なので、是非とも原作の世界観をぶち壊さずにうまく作り上げてほしいものだと思う。
ただ、日本のように表現の自由が悪い意味でもよい意味でも保障されている国とは違って、アメリカハリウッドはヨーロッパ諸国に近い立場ではあるので、原作の通りに実写化すると、原作に出て来たナチスドイツなどの表現が規制されないか非常に気になる。
もし、ナチスドイツの表現が中途半端に規制されて原作の雰囲気が壊されてしまうと、もともとの世界観が何の意味もなさなくなって、ハリウッド化に失敗した日本アニメの過去作をなぞることになるのではないだろうか・・・等と危惧している。
個人的な意見を言うなら、原作者の平野さんが監修のもとオリジナル書下ろしの脚本でもよいのでは?と思ったり、もし原作を忠実に再現するならあの少佐の演説をどの言語でやるのか、と言うところが非常に気になる。
原作をご存じない方は、まずは原作を読むこととOVAをレンタルしてでも見ていただくことをお勧めする。
あ、今更ですが今回の話は『HELLSING』を知ってる方向け、後はネタで笑える人向けに書いてしまっている部分が多いのでご容赦を。この話をしっかり会したい方は自分で検索する能力、YouTubeで動画をしっかり見ることができる人に限られます。
簡単にストーリーを説明すると、大英帝国所属の『ヘルシング機関』と言う組織、そしてイタリアローマカトリック教会総本山の武装闘争組織(武装神父隊で構成されている)『バチカン法王庁特務局第13課(通称イスカリオテ)』と、ナチスドイツの残党で吸血鬼化した人間を主戦力とする『ミレニアム』の三つ巴の闘争を描いた漫画である。(作:平野耕太)
基本的にはヘルシング機関の長であるインテグラルとそれに使役される吸血鬼アーカード、そしてその下僕でアーカードに吸血鬼化された女の子セラスと、非常識な武器をヤマトの真田さんの如く用意してくる、糸で化け物切断するのが大好きなウォルターと言うじいちゃんがミレニアムの吸血鬼を虐殺しまくり、銃剣に爆薬を付けた武器で戦う人外な神父さんと飛行機の権利書をめぐってどつきあう漫画である。
まぁ、ストーリーの開設はともかくとして、日本のアニメや漫画をハリウッドで実写化する場合、大体失敗するのが常である。中には大失敗であるにもかかわらず余りにも笑える部分がYouTubeやネット掲示板などでネタにされ、未だに人気のあるギャグ作品として語り継がれているものもある。(例:「やられ千葉ぁ等」*要検索)
ともかく、原作を知っている人間としては後世にわたっておもちゃにされるような作品にはしてほしくないし、そんな失敗作を作ってほしくはないと思う。
原作を完璧に再現し、あの狂気じみた雰囲気と独特の中二病な世界観を完璧に再現してもらうのが一番望ましいことだと思う。
まぁ、完全オリジナルストーリーでやってもらえればと思わないでもない。
例えば、バイオハザードのように原作の要素を取り入れながら作品自体はオリジナルのストーリーで展開されている作品など、良作もハリウッドにはあるのでそういったところにも期待したい。
(バイオハザードの映画は賛否両論が多いのは知っていますが、私はあれはあれで別の作品として良いのでは?と思っています)
出来上がりがいつやら公開がいつやらは全くの未知数らしいですが、ファンでもあるこの作品がいい感じで実写化されてほしいなとは思う。
原作者の平野さんも、ツイッターで発言されておられますし、OVA版で主人公アーカードの声優を務められた中田譲治さんも、「原作のストーリーを改変せず実現してほしい」と期待のコメントを寄せられているので、ここは是非とも成功させてもらいたいと思ってます。
それはそうと、最近漫画をあまり読んでいないな。
以前はコンビニで週刊誌の立ち読みは欠かさず行っていたのだが、引き継ぎ終わって出張に行くことがなくなってからはコンビニでの立ち読みをほぼしなくなってしまった・・・
まぁ、主張中の時間調整と言う面もあった立ち読みなのでそりゃ仕事がなくなればしなくもなるか。それに、引き継ぎ終わって休暇に突入してからはニンテンドーswitchでテトリス99ばかりやっていたからな。
暫く休養がてら飽きるまでやるつもりだったのが意外と面白くてしばらくハマっていた。ようやく最近、ゲームそのものから離れているが、部屋の片づけも終盤戦、粗大ごみや不燃ごみを廃棄してしまったらやることもなくなってくるので、さてどうしよう・・・
と考えていたら、ついつい読みたくなってブックオフに売り飛ばすつもりで段ボールに詰めていた『HELLSING』のコミックスを取り出して読んでしまっていた・・・
・・・転職活動・・・しなきゃなぁ・・・
つづく
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