第三章の⑪:私が転職書類づくりで注意していること1
多分、細かーーーーいポイントになります。
「そんなことはわかっている!」と言う人は読み飛ばしてください。
4話と5話で書いたこととはまた違う事を色々思い出したので、テクニックとして書いていきます。意外といわれて気づくポイントも多いので、ご一読を。
まず、PCで作る場合も、手書きの場合も共通のポイントですが、「元号か西暦かで統一する」が結構大事になります。
日本の標準的な履歴書の場合、殆どが元号で記入する場合が多いですが、意外と見落としがちなのが、履歴書左ページの右上欄外「**年**月**日現在」と言うところです。履歴書の職歴・学歴欄や資格欄を元号で書いているのにここを西暦にしてしまうという間違いが意外とあります。
昭和・平成・令和と元号が移り変わって、元号だとわかりにくいという方もいらっしゃるかもしれませんが、標準的な履歴書の場合、西暦を「20**年」と書くには非常に小さいです。ですので、元号で統一してしまって構いませんが、欄外のこの部分と統一されていないと、それだけで書類の書き方がわかっていないとみなしてしまう企業さんもあります。チェックポイントとして覚えておきましょう。
次ですが、履歴書には必ず名前を書く欄があります。この場合、名前の後に押印しておくとよいでしょう。それだけで見栄えが変わってきます。
今はどうかわかりませんが、以前の手書き履歴書には押印する㊞マークがあるものは余りなかったと記憶しています。
市販の履歴書の場合、㊞マークがなくてもかまわないので名前の後に認印で構わないので押印してしまいましょう。
また、インターネットのテンプレートをダウンロードして使用する場合、Word形式で追加や変更が可能なファイルの場合は、㊞マークを付けてしまいましょう。
もちろん、押印するときはまっすぐ曲がらないようにと言うのが鉄則です。
無論、これで採用確率が格段に上がるわけではありません。ただ、無いよりあった方がマイナスにはならない・・・ただしプラスに働くかもわからないから特に影響はないかもしれない、と言ったところです。
ただ、多数の押印なしの履歴書が応募書類としてきた場合、その中に押印があるものは目立ちますし、「なくてもよいがあった方がマイナスにはならない」とはなります。せっかくの履歴書ですから、ひと手間加えてよりよく見えるようにしましょう。
そして次に、手書き履歴書の際に注意したい事ですが・・・
「一番文字数の多い行に合わせて文字サイズを調整する」のも一つの手法です。
手書き履歴書の場合、どうしても記入の方法に癖が出てしまいますが、これによって職歴欄の各行に記載した文字の大きさがばらばらになりがちだという事です。
大きな文字の下に小さな文字が並ぶ、と言うのは余りよろしくありません。
もちろん、書く文字数によってきちんと使い分けがされていて、文字の大きさについてのレイアウトがしっかりしていればよいのですが、実際履歴書を書く際にはなかなか難しいものです。
そこで、最初に職歴と学歴は文字数確認のために書き出してしまいましょう。
その上で、一番多い文字数に合わせて履歴書の職歴・学歴欄に縦の罫線を鉛筆で薄く引いてしまいます。そうすることで、文字を記入する方眼紙のような形になり、そこに記入していくことで文字の大きさやレイアウトに統一感が出て、安定した見た目になります。
無論、余りに文字数が多すぎて、一文字が小さくなる場合、ほかの行の文字数が極端に少ないと少ない文字数の行が空白が目立って見えますので、そこは皆さんで見栄えの良いレイアウトに調整してください。
何にせよ、文字の大きさが整っているというのが非常にバランスよく見栄えのする履歴書作成のコツになります。
ネットからダウンロードしたテンプレートの場合は、そこは気にしなくてもWord等の機能で十分レイアウトを調整できるのでこの問題は少ないと思います。
さらに続いて、ネットからダウンロードしたテンプレートを使う場合ですが、㊞マークは先に述べたとして、大事なのはフォントの統一です。
全体を全く同じフォントで統一してもよいのですが、年月を記入するときはこのフォント、漢字ひらがなを書くときはこのフォント、等ある程度使う場所ごとに使い分けてもよいです。
いずれにせよ、一つの文書の中で統一感なくフォントがばらばらなのは見栄えとして最悪なので、フォントを統一するならすべて統一する、統一しないなら使うフォントをきっちりと文書の中で整理分類していくことが大事です。
あと、職歴欄や学歴欄の記入に関しては、左詰めで書いていくとどうしても右側がでこぼこになるので気に食わないという人もいるかもしれません。
恐らくですが、実際は余り企業から気にされる部分ではないと思いますが、気になるなら「両端ぞろえ(ctrl+J)」を使用して、一行に対して両端がそろうように文をそろえてもよいでしょう。もちろん、極端にバランスが悪くなる場合はNGです。こでは、行ごとの文字数にあまり大きな違いはないが、右端がでこぼこするのが嫌と言う場合に使うテクです。
さて、まだ書けるので次回に続くかな・・・
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