第三章の⑩:こんな企業ってどうよ?3
一番エピソードの多いサブタイトルになってしまった・・・クビになったおっさんの愚痴はどこへ行ったのやら、企業選びのポイント集になってしまっている。
さて、ここまで書いておいてなんですが、実は今まで上げた企業選びのポイントはそのまま企業選択のメリットである場合もあったりします。
例えば、若い力が活躍と言う企業は、スタートアップで社会的にも注目されているような企業のであり将来性もあったりする、風通しの良い職場と言うのは前の話でも書いたように本当に自由闊達な雰囲気で、皆が楽しく仕事をしている・・・アットホームな雰囲気ですはプライベートは大事にしつつも従業員通しの助け合いがしっかりしている、フランクにしかししっかりとサポートしてくれる・・・等など、マイナスポイントに見られがちな点が全て良いポイントであったりする場合もあるので、一概には言えないと敢えて言ってしまいます。
無論、どちらかと言うとベンチャーやスタートアップ系の企業でこれからいろんなアイデアや若いパワーが重要視されて、前向きに事業推進に取り組んでいる企業にその傾向が多いように見える・・・とは言っておきます。
いずれにしても、募集要項やWebサイトだけで実際の企業を判断するのは難しく、面接や社屋の雰囲気などからも判断し、究極的には入社してみなければわからない部分もたくさんあります。
まさしく、今私が置かれている状況がそうですから。まさか一年半で放り出されるとは・・・
あと、若手向けの転職サイトであるリクナビやマイナビの場合、転職を考えているなら早めに登録しておいて、募集している企業の動向をつかむのもよいかもしれません。
ああいったサイトの場合大体は掲載期限があり、この日まで募集を受け付けています・・・と言う期日が設けられています。
無論気になる企業に即応募するのは重要ですが、ある程度転職サイトに慣れてきたら(慣れない方がむろん良いですが・・・)常に募集している企業を確認しておきましょう。
常に募集し続けていて、長いところだと断続的ではあっても年単位で募集を掲載している・募集の開始と終了を繰り返している・・・等注目するポイントがあります。
そういった企業の場合、考えられるパターンはおおよそ2つです。
1:人が集まらないので、ずっと募集を出さざるを得ない。
恐らくこのパターンが多いと思います。世間的に転職者に悪評が広まってしまっている企業はなかなか応募者が来ません。
最近はコンプライアンスもうるさくなってきたので昔ほど労働環境がひどいところも少なくなってきましたが、それでもネットに転がっている口コミなどでそもそもの応募対象から外す求職者も数多くいます。
その場合、なかなかほしいだけの人数が集まらない、たとえ採用してもすぐに辞めてしまう・・・等の場合が考えられます。
2:元々募集しても採用する気がなく、ある意味広告的に使っている場合。
多分今はこれだけ無駄なことをする企業もほとんどないでしょうが、「うちは人材を募集できるだけ体力があるよ!安心の会社だよ!」と言いたいがために募集要項を掲載し続けている場合も、ある・・・と昔は聞いたことがあります。今はわかりませんが・・・
何にせよ、昨今の世情でずっと募集を続けているという事は何らかの理由があるとみて間違いないと思われます。普通の企業は人材採用も人事プロジェクトとして期日のある業務の一環ですので、必要な人材が足りてしまえば応募は打ち切るのが当たり前と思っていてください。
それと、企業選びのもう一つのポイント。
これは有名ですからご存じの方も多いでしょうが、会社情報(公開している場合)の従業員数に比して、新卒採用数が異常に多い(極端なことを言えば現従業員数を超えるような採用数等)場合、大量離職を見越して採用している場合もかなりあるとみて間違いないでしょう。
テレビなどで、新卒採用の入社式で企業規模に比して、大ホールが埋まるくらいの人数の入社式を実施している会社がインタビューされていたりしますが、こういった風景を見る機会があれば、一度その企業の従業員数を調べてみるとよいでしょう。
無論、採用人数に関しては「退職もやむなし」と言う認識で最初から「少し」多めに取っておくことも十分にあり得ます。
ただ、従業員数に対して新卒採用者の比率が異様に高い場合などは気を付けられた方がよいでしょう。
あと、転職サイトでの「大量募集」も似たような理由で要注意です。
さて、ここまで色々書いてきましたが、結局のところ転職は入社してみないとわからない部分も多すぎます。
実際、私が例に挙げたポイントは結構転職界隈でも有名な話ではありますが、実際の所そういうところがばっちり性格に合う、自分の施行にぴったりの会社だ・・・と言う方も数多くおられるのも事実です。
だからこそ敢えて言いますが、世間一般でブラックと言われるような企業でも、その人が幸せに「健康に」働いていればそれでよかったりします。もちろん、業務内容が公序良俗に違反してて世間様に顔向けできない仕事は論外ですが・・・
ただ、「健康に」とは心身ともにという事ですので、働いているうちに心身の健康が害されるなら、やはりそこは余りよろしくない職場であろうとは思います。
・・・さて、一通り書き散らかしました。次回は、ちょっと私が履歴書作成や職務経歴書作成で気を付けているポイントでも書いていこうと思います。
次回に続きます、お付き合いくださいませ・・・
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