第三章の④:履歴書とか職務経歴書の書き方1

さて、前回自分のやってきたことをメモっておこう・・・と書いてみましたが、「今更そんなこと言われても遅い、もう過去のメモ何か廃棄してるしきっちり書き出す自信もない」と言う方、いらっしゃると思います。

そういう方も、なるべく断片的でもよいので過去の実績や経験を書き出しておきましょう。時系列がばらばらでもよいです。落ち着いてメモを後から見返してみると、長いこと勤められていた方でも、案外こんな時期にこんなことがあった・・・等という事がうすらぼんやりと思い出されてきます。

何はともあれ、まずは自分自身のキャリアと言う在庫を帳簿と言うメモにつけていくとよいと思います。


そして、それが出来上がったらいよいよ履歴書や職歴書に書き出していく作業に移ります。

個人的な感覚ですが、昔は市販の履歴書に手書きのものでなければだめ、パソコンで作成した履歴書なんでハナから採用の対象にならない・・・と言う企業も結構あったようですが、今はPCで作成した履歴書も問題なく通る場合が多くなってきています。無論、手書きでなくてはだめと言う企業もまだまだありますので(特に歴史のある中小企業)、どちらを選ぶかはその企業の歴史や現状を見て決めるしかないでしょう。手書きにしておけばほぼ間違いはないと思いますが・・・

ただ、市販の領収書に手書きの場合は、履歴書そのものをカスタマイズすることができないというデメリットがあり、私の様に転職を複数回繰り返していると職務経歴の部分に書く欄が足りなくなってくることもあるので、Wordを使いこなせる方であれば、インターネットに転がっているテンプレートを使って自分流のカスタマイズをしてもよいかもしれません。

市販の履歴書は、画一的なレイアウトや記入欄で、書いておきたいという項目が書けなかったりしますので、私はダウンロードしたテンプレートをカスタマイズした履歴書を使ってます。

履歴書を書き始めたら、いくつか注意点があります。

1:学歴は高校以降でよい。中学までの学歴は記入しても意味がありません。

2:職歴欄は入社と退職の記述だけでよい。途中の部門移動などは職務経歴書に書く。

3:資格欄は一つずつ埋めていく。例えば、危険物取扱者乙種の資格は1~6類までありますが、それぞれ取得した種別ごとに一行使いましょう。

●●年●月:危険物乙種4類取得

●▽年◆月:危険物乙種5類取得

・・・と言うように。

それと、資格数が多い方もいらっしゃって資格欄に書ききれない人もいるかと思います。

その場合、普通自動車免許は記入しないようにして、欄外や備考として記入してしまいましょう。自動車免許は当たり前のように持っていて当然という扱いを受ける会社も多い(特に営業系)ので、ほかに書きたい資格がある場合は、免許は欄外や備考に記入して、面接時などに聞かれた場合に口頭で説明してしまう程度でよいかもしれません。

それと、趣味・特技欄は意外と見られますのでしっかり書いた方がよいと思います。

特に武道系の段位等は資格欄に書くより、趣味特技欄に「剣道(初段)」等と書く方が資格欄のスペースも有効活用できると思います。

あと、資格欄ですがあまりにも書いても意味のない資格などは記入しないようにしておきましょう。例えば英検3級等は資格としては持っていても、経歴として見られることはまずありえません。スペースの無駄になるので書かないようにした方がよいと思う。

交通手段などの記入欄もありますが、これに関しては応募する企業が家の近くであればよいですが、無い場合は最寄りの営業所など迄の交通手段やおおよその移動時間を記入しておけばよいです。

また、最後の希望条件を書く欄があると思いますが、これに関しては「別途ご相談をお願いいたします」とでも記入しておいてください。

ここで余りに希望を書きすぎると、扱いづらい人かも・・・と思われて不利になる可能性があります。まずは面接までこぎつけるための履歴書を作成してみましょう。

次回は職務経歴書(職歴書)の書き方について書いてみます。ではでは。

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