第二章の⑦:ついに会社が・・・
やはり、と言うべきか。先日会社が自販(いわゆる自分の所で製品を製造して自分たちで販売する営業)から撤退すると発表があった。
既にオフィシャルになっているが、とっくに特別休暇に入っている私は発表を一切聞かされていなかった。社内の人から連絡があり、Webにも掲載されているという事で確認した。まぁ、外資ゆえの日本国内から撤退と言うわけではなく自分たちでの販売を終了して別のメーカーさんに製品の販売をしてもらうという形態に切り替えたわけだが。
よりにもよって売却先が前職の会社と言う、とてつもなく皮肉な話(笑)。
もう両社のサイトにも掲載されている事項ではあるのでここで書いても全く問題はないが、やはりなぁ・・・という感想。
私はそれに向けての第一弾のリストラだったわけだ。おそらく会社は追加でのリストラを行うだろうし、残された人達は販売の終了まで恐らく継承会社とタッグを組んで、あちこちあいさつ回りと言う名の頭を下げに行くのだろうか?等と考えていた。
そんな中で、当然というべきかやはりというべきか前職で仲の良かった人から電話があり、1時間以上話し込んだ(笑)
もちろん、私も予測はしていたが知らされてはいなかったことなので、根掘り葉掘り聞かれてもオフィシャルになっている以上のことと、私が退職勧奨を受けてクビになったよーと言う状況のこと以外はしゃべれなかったが。
どうやら、私が解雇されるという話は既に前職の中でも伝わっているらしく、東京の本社筋で仲の良かった人もその話は聞いているらしい。
噂の伝わるのは早いことだ・・・と言うより、人の口に戸は立てられぬというところか。
ただ、話していても事業譲渡にそこまで大歓迎と言うムードでは現場ではないようで、今後どうやって販売していくのかなぁ・・・と言うような話もあった。
他にも何人か問い合わせがあり、結局数時間電話でグダグダとしゃべったが、内容については同じような話でしかない。
根掘り葉掘り聞きたいのはわかるが、聞かれても発表されていること以上のレベルについてはわからないというのが本音で、私自身がやはりなぁと思っているような状態なので、突っ込まれても困った(笑)
ただまぁ、心配はしてくれていたのがありがたい。
同じ釜の飯を食った仲と言うか、そういうものもあるのだろうが純粋にこれからどうするのか?等も気にかけてくれているので、こういう人たちとはこれからも末永く付き合っていければなと感じ入った次第。
それにしても、追加のリストラもあるかもしれないから、残った人たちも大変だろう。
前にも書いたが、私は前だけをむけばよいが、残る人たちは残務整理やそれが終わった後の自分たちの処遇がどうなるかなど、気になることは多くあるだろう。
特に、本社で事務員や受発注をしていた派遣社員の方たちなどは必要がなくなれば契約即終了だろう。
今回の経営判断で追加で多くの人がリストラされて、職を失うかもしれない。もしくは継承会社への転籍か?
そう思うと、経営者の側からすれば、アメリカ本国の決定に従って粛々と進めているだけなのだろうが、働く側からすればあっさり切られていくばくかの金を渡されてさようなら(もしくは転籍等)。それも正社員であればの話で派遣の方なんかは恐らく退職金や特別手当などないかあっても雀の涙だろうし、正直腹立たしく思う。
外資はもうコリゴリとまではいわないが、余りにもあっさり人を切る体制はどうなんだろうなぁ・・・
これ以上書くと、外資批判としゃべっちゃいけない内容まで書きそうなのでこの辺にしておきます(笑)
何にせよ、切られた人は前を向くだけで済むが残る人はいつ切られるかという恐怖とも戦わなくてはならないので、精神的にもきついだろう。
願わくば、みんなより良い方向へ進めますように・・・
次回へ続く。
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