第二章:専業主夫化したリーマンの日常やらあれこれやら

第二章の①:専業主夫へ暫定転職(笑)

いや、本当に暫定でないと困るわ(笑)。

第一章で書いたように、いくら嫁が正社員とはいえそんなに高給取りではないので、私が再就職できねば1年程度しか持たせられない・・・

と言うより、この年でさっさとブランクなしで転職しないと本当にまずい。

今まで辞めてから次を決めることは余りなく、次が決まってから辞めていたので余計に久々ブランクが空きそうな状況に対して恐怖があるわけだが・・・


正直、専業主夫は楽しい。


元々が家事は好きで、自分が家事をこなすことで自分色に家がカスタマイズされていくのが楽しいというのと、料理が好きで毎日の献立を考えたり冷蔵庫の余った食材を使った適当なレシピで色々作るのも楽しい。

日々の家事で家がどんどんきれいな方向に持っていけるというのが楽しいというのはあるのだが、むしろ今まで出張族で平日はほぼ家にいなかったということもあり、妻に家事を任せきりにしてしまっていたということもある。

正社員でフルタイム勤務の妻が子供の面倒も見ながら家事もこなすのでは、すべてに完璧にはできないのは当たり前で、本人に気づかれないここで妻に感謝していることを述べさせてもらう。

それでも、妻ができなかった部分を少しずつ綺麗にしていき、家庭内の環境を良くして行けること自体が楽しい。

実は私は若いころに、料理人になろうかと本気で思っていたこともあった。

自分の気質的にも本来営業マンより、職人としての料理人の方が向いているであろうことはわかっていたのだが、土日祝日に休めえる可能性がほぼないという事と、いくら料理が好きでも仕事にすれば楽しめなくなる可能性が高いであろうという事で敬遠していた。

恐らく料理人の道を選んでいたとしても、同じように苦労していたと思う。

それはともかくとして、家庭レベルでの料理については毎日の料理や掃除、洗濯と言った家事が苦痛ではなく、楽しんでやっている。

実は以前にも専業主夫をやっていたことがあり、その時は子供はいなかったが仕事に向かう妻のために弁当を作ったり、家事全般をこなしていた。

そういう経験もあり、すんなりと主夫業に収まってしまっている(笑)。

確かに主夫業と言うのは変化は少なく単調だが、家族が帰宅したときに気持ちよく過ごせる環境を作っておくと言うとてつもなく大事な仕事であるとは思っている。

正直、過去にもテレビで言われていたように世の中の専業主婦の女性たちは給料をもらって主夫業をやってもよいと考えている。

寧ろ、下手な営業職よりよほど大変である。

ただ、いつまでも専業主夫をやれるほど家計に余裕があるわけではない。

家のローンやこれからかかる子供の学費、将来的に必要になる自宅のメンテナンス費用、離れて暮らしているお互いの両親のことなど、お金や労力が莫大にかかりそうな案件はいくらでもあるので、早いところ再就職してしまいたい・・・とは考えている。

ただそれにしても、いずれ再就職してまた妻が家事をメインで担うようになってもきちんとサポートはしていきたいし、妻が家事をやるようになった際にやりやすいように今のうちに家の中のことを色々とカスタマイズしておくのは私の役目だと思っている。

本音を言えば、「宝くじでも当たればずっと主夫やるのに・・・」と思っていることは内緒だ(笑)

いくら会社都合の退職で失業給付がすぐに受けられるといっても、いつまでももらえるわけでなし、早いところ仕事見つけなくては・・・

ただ、折角手に入れた束の間(になるか?!)の休暇なので、目一杯主夫業を楽しみ、体のメンテナンスを行って、再就職に備えて色々環境を整えていこうと思う。

まずは、身の回りの整理と大掃除・・・要らない物の処分。そんなところか。

仕事で使っていた物たちの処分もあるし、相当な労力がかかるだろうがボチボチやっていくか・・・

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