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2021年11月9日 23:16
阿部正弘が急死し、国難を背負うべく臨時職「大老」に就いたのは、彦根藩井伊家のミラクルボーイ井伊直弼。彼は、井伊家の十四男(!)で、元来、家督を継ぐはずもなかった、遊行だけで世を終えるはずの人だったのですよね。それが、兄の急死で井伊家を継ぎ、思わぬタイミングで大老職に就き、何を血迷ったのか、日本を揺るがす大問題を独断で対処。その一つが、勅許なし条約調印。先のリーダー阿部正弘が、国内の英知を結集して国難を乗り越えようとしたのを受けて公武(朝廷と幕府)融和で外交に当たろうとしたのに、「天皇の勅許を待つのは面倒!」とばかりに、アメリカ領事タウンゼント・ハリスと日米修好通商条約を調印。次いで、やったのが将軍継嗣問題。「次期将軍には人物重視で人選を」という諸侯の意見を無視して、幕閣の意見を重視し旧来通り紀州徳川家から13歳の家茂を迎えて解決、臣下が将軍を決めちゃった!そうして、一橋慶喜を推していた水戸家徳川斉昭、慶喜父子(井伊家から見れば主筋)、越前福井藩主松平慶永、伊予宇和島藩藩主伊達宗城らを隠居謹慎させるのを始め大弾圧。色々な意味でミラクルな男でありましたね!
2021年10月4日 13:18
ごきげんよう、この井伊さんが結んだ不平等条約を改訂する為に、江戸幕府が終わって明治政府になっても苦労するんですよね。井伊さん、なんてものを結んじゃうんですか!とは言え彼も可哀想なことになっちゃう様子ですし。いよいよ幕末の動乱ですね。戦国時代と並んで大河ドラマ化されるのが多い時代。司馬遼太郎さんに言わせると暗殺だらけの日本史の中でも特に暗い時代とのことですが、それでもスペクタクルではありますよね。楽しみにお待ちしていますね。
阿部正弘が急死し、国難を背負うべく臨時職「大老」に就いたのは、彦根藩井伊家のミラクルボーイ井伊直弼。
彼は、井伊家の十四男(!)で、元来、家督を継ぐはずもなかった、遊行だけで世を終えるはずの人だったのですよね。
それが、兄の急死で井伊家を継ぎ、思わぬタイミングで大老職に就き、何を血迷ったのか、日本を揺るがす大問題を独断で対処。
その一つが、勅許なし条約調印。
先のリーダー阿部正弘が、国内の英知を結集して国難を乗り越えようとしたのを受けて公武(朝廷と幕府)融和で外交に当たろうとしたのに、「天皇の勅許を待つのは面倒!」とばかりに、アメリカ領事タウンゼント・ハリスと日米修好通商条約を調印。
次いで、やったのが将軍継嗣問題。「次期将軍には人物重視で人選を」という諸侯の意見を無視して、幕閣の意見を重視し旧来通り紀州徳川家から13歳の家茂を迎えて解決、臣下が将軍を決めちゃった!
そうして、一橋慶喜を推していた水戸家徳川斉昭、慶喜父子(井伊家から見れば主筋)、越前福井藩主松平慶永、伊予宇和島藩藩主伊達宗城らを隠居謹慎させるのを始め大弾圧。
色々な意味でミラクルな男でありましたね!