ごきげんよう、田沼さん、悪く言われたりしていますが、貨幣経済にシフトしようと頑張ってはいたんですよね。松平定信さんはきっと田沼さんが気に食わなかったんだろうなぁ。でもどうにもバランスが悪くて、凄く偏ってしまうから、何かあった時に困っちゃうんだろうなぁ。
蘭学事始め、オランダには足を向けて寝られませんね。
それにしても、本当に、幕府は将軍家がどんどん力を無くして、周囲の取り巻きさんが引っ張るようになりますねぇ。歴史は繰り返す、ですね。
杉田玄白も田沼意次も名前は知っているのに、
どの将軍の時だったかは覚えていませんでした。
時代背景が分かってきました。
そう考えると、偉大な人たちだと思えますね。
今回も、ポイント、ポイントがすごく分かり易いです。
もちろん、江戸時代は268年で、明治維新から現代までの倍近くあります。
一口に江戸時代と言っても色々あるのは当たり前なのですけれども、大きな流れと細かなイベントがうまくかみ合った文章は、「お見事」の一語に尽きます。
それにしても、徳川幕府の現実対応能力の柔軟な事よ! さすがは、東照神君徳川家康公が築かれた幕府です。
戦乱に寄る事なく政権運営者が交代していく老中制の卓越さ!!
一方で、将軍の夭折や病弱が増えて行くのは、きっと、支配階層の狭い社会の中で婚姻が繰り返されたためでしょうね。さすがの「健康オタク」家康公も、遺伝病の知識まではなかったか!? 知っていたらば、遺訓で戒めていた事でしょう。
次回も楽しみにしています。