第40話 江戸らしい法律を作った家光は男好きだっった!?
【鎖国になってるようで、鎖国になっていない、江戸時代の鎖国】
『参勤交代』以外にも、家光が行った政策といえば『鎖国』が有名ですね。
この政策によって、江戸時代の日本は、諸外国と一切交際しなかったと思われがちですが、実は違います。
オランダ、中国、朝鮮、琉球王国などの国とは盛んに貿易していました。とは言え、日本人の海外渡航は厳しく制限され、交流する国は限られていたのが事実です。
では、なぜこのような政策をとったのかと言うと、“キリスト教の普及を抑えたかったから”です。
キリスト教は「神の前では人々は皆、平等です」と説きます。
一方、江戸時代は『
これは「武士が一番偉いよ! その次は農民で、三番目が職人! 四番目が商人で、書いてないけど“えたひにん”がカーストの底辺ね」といった感じ、身分を分けていたんですね。
なので『キリスト教の教え』と『士農工商』は、全く噛み合いません。
キリスト教が広まると、都合が悪くなる江戸幕府は、キリスト教を禁止する『禁教令』を出しました。
しかし、ヨーロッパの国々と交流すると、一緒に宣やって来て……
宣教師「日本ノ皆サン、イエス様ノ教エハ、素晴ラシイデスヨー」
日本人「そーめん……間違えた。アーメン」
身分制度でなりたってる江戸幕府には、都合の悪いキリスト教を日本に布教しようとします。そんな中、オランダだけは……
オランダ「私タチノ国ハ、キリスト教ヲ布教シマセン! 日本ノ人、我々ダケト、貿易シテクダサイ」
このように打診してきました。
家光「キリスト教を布教しないならいいよ」
こうして日本は、ヨーロッパの国々の中でも、「キリスト教を布教しない」と約束したオランダだけど、貿易するようになったのです。
でもなぜオランダは、「キリスト教を布教しないから、貿易して」と打診してきたのでしょうか?
オランダの様子を見てみましょう。
オランダ「くっくっく、これで日本との貿易が独占できるから、大もうけ出来るぜ! あと、外人っぽくするために、カタカナでしゃべるのは面倒くさいな」
おやおや、メタい事をいっていますね。私の気持ちを代弁してくれているのでしょうか? さて、メタ発言はおいておいて、これはオランダの陰謀といえます。
日本が鎖国を行ったのは、実はオランダの陰謀だったんだよねぇ! 信じるか信じないかは、あなた次第! と某都市伝説っぽくしましたが、日本の鎖国は、オランダが関わっているんですね。
【鎖国のいいところ、悪いところ】
鎖国のメリットとデメリットですが、メリットは『外国の影響を受けづらい』というものがあります。
当時、ヨーロッパの国々はアジア諸国を次々と植民地にして、自国の領土を広げていました。
インドはイギリスの植民地だったし、フィリピンはスペインの植民地でした。
近国がどんどんヨーロッパの国々の植民地になっている中、日本は鎖国によって諸外国との貿易を厳しく制限した事により、アジアでは珍しい独立国家を貫いている国となりました(ちなみに日本以外で、独立国家を貫いているアジアの国は、中国とタイだけです)。
さて、鎖国のデメリットですが、それは『近代化が遅れること』です。
江戸の初期ならともかく、ヨーロッパでは科学技術が著しく向上していき、技術に大きな差をつけられることになりました。
日本はこのツケを払うことになるのですが、それはまだ後のお話になります。
【イエス・キリストの再来!? 天草四郎登場!】
さて、皆様、熊本県にやって来ました。なぜ、ここに来たのかと、熊本の有名ゆるキャラ「くまモン」に会いに来たわけじゃありません。
というのも、ここには……
「盲目の少女の目が治った!? 奇跡だ!」
「イエス様の再来じゃー! ありがたや、ありがたや」
おや? なにやら賑やかですね。見に行きましょう!
女子A「きゃー! 四郎さま!」
女子B「こっち向いて!」
女子C「素敵!」
すごい人気を集めているイケメンがいますね。くまモンよりも人気があるかもしれません。
さて、江戸時代のインフルエンサーともいうべき、彼の名前は
天草四郎「イエス様の教えに従えば、必ず救われる。皆、私が守ってやる」
さて、天草四郎ですが、大名の息子でありながらキリスト教を信じる、いわゆるキリシタンです。
【キリシタンによる反乱! 島原の乱が発生!】
江戸幕府によって禁止されたキリスト教ですが、九州には根強くキリシタンが残っていて……
幕府「だからキリスト教はダメっていってるでしょ! 税金重くするからな!」
キリシタン「ひいいいいい!」
幕府「キリシタンはいじめちゃうぞー」
キリシタン「いやあああ」
こんな感じで、幕府によって厳しく弾圧され、時には拷問や処刑もされたと言われています。
そんな中、キリシタンたちの前に、天草四郎という美少年が現れます。
この美少年は若干16歳でありながら、多くの人々から慕われ支持を集めて、当時の熊本を代表するインフルエンサーになります。
なぜこんなにも、影響力があったのかというと……
「し、四郎様が、海の上を歩いている!」
「四郎様に触られただけで、病気が治った! 奇跡だ!」
嘘か真かわかりませんが、天草四郎はイエス・キリストもびっくりするような奇跡を起こしたので、多くのキリシタンから支持を集めていくことになります。
人々は「四郎様が、徳川の悪政から救ってくれる」と信じるようになりました。そして……
四郎「皆! 僕についてこい!」
キリシタン「これからは徳川じゃなく、キリスト教と四郎様の時代だ!」
こうして四郎がリーダーとなり、日本最大の農民一揆である『島原の乱』が起きたのです。
天草軍は代官所や城など、幕府の要所を攻め落としていきます。勿論、島原の乱は徳川家光の耳にも入りました。
家光「なに! 天草四郎が反乱を起こしたですって! 貴方たち、鎮圧するのよ!」
幕府軍「わかりました!」
こうして家光は鎮圧軍を送りますが……
幕府軍「天草四郎! お前をやっつけてやる!」
四郎「徳川には負けない! ミラクルパンチ!」
幕府軍「ぎゃあああああ!」
なんと天草四郎は幕府が送り込んだ、鎮圧軍をやっつけたのです。しかし、家光は諦めません!
家光「まだまだ!」
幕府軍「うおおおお! 今度こそ天草四郎を倒す!」
四郎「ミラクルキック!」
幕府軍「ぎゃあああああ!」
家光「なんで勝てないのよ! もう一回行ってきなさい!」
幕府軍「今度こそ! 天草四郎を倒すぞ!」
四郎「ミラクルビーム!」
幕府軍「いやあああああ!」
なんと天草軍はほとんどが農民で構成されているにも関わらず、幕府軍に連勝したのです。
家光「くっそ! なんで四郎に勝てないのよ!?」
流石の家光もなかなか、反乱を鎮圧する事ができず焦ってきました。
一方、連勝が続いている天草軍ですが……
天草軍「一体、どれだけ戦えばいいんだ……食料も武器も少なくなってきた……いつ、幕府軍がくるかもしれないし……」
なんと島原の乱は農民一揆にも関わらず、長期化しました。そのため疲れや飢えによって、士気はどんどん下がっていました。
そして……
幕府軍「オラオラ! 今度こそ、やっつけてやる」
天草軍「くそ、もうダメだ……」
ついに幕府軍によって天草軍は倒されてしまいました。そして、リーダーである天草四郎は捕らえられ、処刑されたと言われています。
【家光はお姉系だった!?】
『参勤交代』や『鎖国』など、江戸時代らしい政策を行った三代目将軍、徳川家光ですが実はお姉系だったと噂があります。
というのも、若い頃はお化粧をしたり、女装をしていたそうです。
それだけでなく、女性にまったく興味がなく、男が好きだったという噂もあり、
ところが、酒井重澄が結婚して子供が出来た事を家光が知ると、嫉妬して怒り重澄の領地を没収したという話もあります。
このような記録から「家光はホモだったのでは?」と言われています。
まあ、将軍といえど人間なので、様々な性癖をもっている事でしょう。民主主義で国のトップを選挙で決める現代だったら、首相がホモでも問題なかったかもしれません。
しかし、世襲性の将軍はそういう訳にはいきません。男同士で子供を作ることはできないので、世継ぎの問題が出てきます。
それに焦ったのは、家光の育ての母である
春日局「家光に子供がいないのはマズイわ! なんとかしないといけないわ!」
そこで春日局はうら若き乙女を1000人ほど集め、将軍専用のハーレム『大奥』を作ったのです
そう、あの有名な大奥というハーレムは、家光のホモを治すために作られたんですね。
春日局「さあ、家光! あなたの為に1000人の美女を集めたわ! 好きな娘とバンバンやりなさい!」
家光「私、女に興味ないのよ。おほほほほ」
春日局「ぐぬぬぬぬ。こうなったら、貴女! 男の格好をして家光に近づきなさい」
なんと春日局は大奥のうちの一人に男装させて、家光を誘惑したのです。
この男装作戦は上手くいき……
家光「女もいいかも……」
なんと家光の女嫌いがなおったのです! この後、家光は色んな女性とズッコンバッコンして、しっかり世継ぎを残していくのです。
さて、徳川家の家訓「一に質素、二に質素、三、四がなくて、五に質素」が破られるのも、家光からで、三代目から金遣いが荒くなっていきます。
事の始まりは、家康が眠る日光東照宮です。
日光東照宮と言えば、細やかで美しい彫刻が飾られていて、金ぴかに輝く社が特徴てきな、徳川家康を祭る神社です。
ド派手で大きいので、栃木を代表する観光地ですが、元々小さなお堂があるだけでした。
というのも、家康が死ぬ間際に……
家康「日光東照宮はお金をかけずに、質素なお堂にしろよ。いいか、絶対に質素なお堂にしろよ! 絶ッッッ対に小さなお堂にしろよ!」
このように家康はフラグを立てながらな、亡くなりました。
最初は家康の言葉通り、小さなお堂が建てられました。
しかし、孫の家光はお祖父ちゃんが大好きでした。というか大好きが行きすぎて、家康の事を神のように崇めていたのです。そして……
家光「家康おじいちゃん、マジ神! 私大好き! でも、お祖父ちゃんが眠ってる、日光東照宮って質素ねぇ。そうだ、天下人に相応しい立派な建物にしましょう!」
おじいちゃん大好き家光は、このように考えて、家康が立てたフラグを回収しますw
こうして、細かい彫刻と、ド派手な社、大きな敷地を持つ、現代の日光東照宮が出来ました。
家光のおかげで、栃木を代表する観光地になったのですが、日光東照宮の大改修には莫大な資金が投じられ、幕府の財政は傾いていきます。
家康が作った「一に質素、二に質素、三、四がなくて、五に質素」という、徳川家の家訓が、忘れられていくのも家光からで、ここから金遣いが荒くなっていきます。
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