第37話

日本(ヒノモト)とは、およそ関係無さそうな、今でいう 遠くイラク辺りの歴史の始まりに登場するシュメール、メソポタミアというワード。


メソポタミア文明の初期段階が、シュメール文明とされている。

この文明において、「政治」というものが始まったとされる史実は、真実と考察する。


そもそも「運営」でいいところを、「政治」とした理由は明確。

上下階級を造り、一部上級階級に利権を集中させる目的だ。


運営に長けたウバイド系を排除し、数の扱いに長けたユダヤ系を迫し、残った民は実りを吸い上げるために生かさず殺さず。


元々、魂や命は自らの可能性に好奇心を持ち、試す、踏まえるなど様々な行動をするようになっている。

皆にそれを発揮されては利権が集まらない。

なので、規則で環境を絞め上げて上下を守る。


祀(マツ)る=政(マツ)る。

字は変わっても、崇(アガ)めろ!は同じ。


宇宙空間に そもそも上下など無いので、とても不自然だ。

不自然には無理が生じ、無理は祟る。


自然に抗(アラガ)ってまで何故にそんなに、とシュメール人達や政治を企てた人達を覗き見ると…感覚が壊れている。

誰でも早く成就させたい。

人より一歩でも前に出たい。

これは自然だ。

挑戦というやつだ。

ただ何事も程度問題なのに、その「程度」が本能で測れなくなっている。


…この状態で、世界中に蔓延(ハビコ)った訳か。

歩む、育むは少しずつ。

千里の道も一歩からである。

でも蔓延りは瞬(マタタ)く間だ。

カビでも感染症でも蔓延りは早い。

日本(ヒノモト)にまでも上陸したのだな。



一体、いつ何処から?…とよく見ると、黒く大きな大きな影。

光と影は ただの自然現象。

誰の影かと辿り見ると…

何とも小さな必死な男。


ソロモンだ。

地球が出来るより前に遡(サカノボ)る。

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