第7話
名は日御子(ヒミコ)。
9代天皇とされている開化天皇と、皇后の伊香色謎命(イカガシユメノミコト)の子が、胎内時に儀式にて神を降ろし胎児に宿らせ、神の子としてこの世に産まれおちた、という体で大和国(ヤマダコク)は行こうとしている。
親からはすぐにずっと離され、社殿内に私部屋があった。
見かける時も、こちらは神だから向こうは頭を下げているし、よく見たことはないが、慕う気は全然起こらなかった。
何より悲しいかな、私自身神だと育ち神気分でいたので、一人で産まれてきたような見下し感があり…。思い出すだに情けない。完全にその気になっていた私。プロジェクトの思惑通り。
魏にはまた少し違う、海を越えての領土拡大の思惑があったようだが。
ちぬや許都に行った者達は、半年程私に乳をくれ、その後引率者以外殺されたようだ。
人権も何もない時代。
得意の辻褄合わせ「無かった事にする」だ。
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