栗色の美少女

俺と星沢が下に降りリビングに来たら最後の一人の住人がいた


「おかえり、あき」


「ただいまです奏ちゃん....でその男の人誰ですか?」


「今日からここに住む人」


「比ノ木唯斗です」


天乃あまのあきですよろしくお願いします」


天乃は明るく挨拶をしてくれた....あれ?意外と普通?というかやばい全員美少女だった....この子は小柄な体型で栗色の髪いかにも明るくて元気そうな子だ


天乃は普通じゃなかった


「はい!!これ唯人君の分です!!」


「えっと......これは?」


晩御飯、天乃が俺に出してきた物は今日ご飯を作った時に出た、使わない部分の野菜だった


「唯人君の分ですよ!!」


まじかよ......食べれるけど星沢と白咲はめちゃくちゃ美味そうなハンバーグなのに俺も天乃の手料理食べたい......

俺は覚悟を決めた


「.......いただきます」


俺は覚悟を決め野菜を全て口の中に入れた


「え......」


どうやら天乃は本当に俺が食べるとは思わなかったのか驚いた顔でこちらの方を見ていた


「ごちそうさまでした」


正直まぁまぁきつかった何も調理されてない野菜だったので食べるのがきつかった。


「なんで食べたの?」


天乃は言った


「前の人も同じように出したけれど毎回逃げるか、私に対して起こるかだった.....なのに唯人君はなんで食べたの?」


「出されたものは絶対食べないといけないからな」


これは多分人してのルールじゃないかと俺は思うが.....それか俺が変なのか


「......!!」


天乃は何ぜか驚いていた


「少し散歩してくる」


「気をつけて行きなさいよ」


声をかけたのは星沢だった


「行ってくるよ母さん」


「あんたの母親になった覚えはないわよ!!」


ツッコミもいいのかと俺は思いながら家を出た


俺が外を出て向かった先はコンビニだった。さすがにあれだけの量じゃ男子高校生にはきつい


「帰ったら白咲に天野のことを聞いてみるか......」


俺はコンビニで買ったおにぎりを食べながら考えるのであった、そうして少し散歩して家に帰ってきた


「白咲いるかー?」

「あ、唯人早速小説見て欲しいの?」

「悪いけど今はそれじゃない話でな」


「そうなの?」

「あぁ」


「で、何を聞きに来たの?」


「天乃のことだ」

「あきのこと?」


「あぁ、なんで天乃が俺に対してあんな態度をとっているか気になってな」


「多分、唯人だけあんな態度をとってるんじゃないと思うよ男の人全員だと思う」


「男だけ?」


「うん。あきにはね、3つ年上のお兄さんがいたんだよ」


あきのお兄さんに関係があるのか....


「あきは、お兄さんのことが大好きでいつも一緒にいたんだよ.....だけどある日のお兄さんが大怪我をしたらしいよ」


「え.....」


「お兄さんはあきがナンパされところを助けに行ってその時に返り討ちにされて当たりどころが悪かったのか全治3ヶ月の怪我をしたらしいよ。それ以降、あきは

男の人が嫌いになったらしい」


なんて酷いんだ、あきのお兄さんに大怪我を負わして、しかもあきにも心に深い

傷を負った......酷すぎる...


「悪かった、こんな暗い話させて」

「いいよ、別に」


「ありがとな....えっとその.....」


「どうかしたの唯人?」


俺は少し恥ずかしかったが言葉を振り絞って言った


「えっと...白咲は俺の事下で読んでるから俺も下で呼んだ方がいいかな.....って」


「えっ.....」


「ちょっと待って私!?なんで唯人の事下の名前で読んじゃってるの!?今までこんなこと無かったのに.......?!」


まさかの白咲は俺の事を下で呼んでるのが無意識だったらしい白咲は顔が真っ赤に染っていた


「ごめんね、唯人下の名前で呼んじゃって......嫌だったかな...?」


白咲は涙目の上目遣いをしていた......可愛すぎるもう死んでもいいかも


「いやいや!?全然嬉しいし俺も白咲のこと下の名前で呼んでいいかな!?」


まずい白咲が可愛すぎて返事がテンパってしまった俺の事引いていないでくれ.....!!


「うん全然いいよ」


よし、全然気にされなくってよかった


「じゃあ柚奈《ゆうな》俺は部屋に戻るから」


「うん、今度は唯人のラノベ見さしてね」


「分かった」


「じゃあまた明日」


「あぁ」


天乃と仲良くなるのは時間がかかりそうだ......





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