第2話

結婚後はキャバ嬢をやめてくれた彼女だけど。


「ずっと続ける仕事じゃないしね、、

肝臓にも悪いしさ...」


金髪美女は大和撫子風の女になった。


内助の功がよく似合う女になって

俺に毎日飯を作ってくれているのでした。


あと。


これは後で分かったこと。


あの日。

俺が一緒に寝てしまった日には

彼女のこと、夜の蝶々くらいしかわからなかったけど、結婚後暫くしてから、

ただのキャバ嬢じゃなかったと判明した。


歌舞伎町で知らぬ者がいないナンバーワンキャバ嬢だった。


藤島の奴がけっこう常連で通ってたお店のキャバ嬢で藤島が、


「俺がかなり貢いでた年上だと思うんだけど金髪美女のいい女、源氏名はレンって女がやめちまってさ、、最近、行ってないだよね。

本当は俺、彼女と結婚したかったのにさ...」




そんな愚痴をこの前、渋谷のセンター街を

歩いていた時に藤島につかまり、俺は聞かされたのだが。


実はな、藤島。


そのおまえが入れ込んで金をかけた

女が俺の嫁になっていてだな。

過去に、


「デリバリーの女なんじゃね?」


などとお前が現在の俺の嫁をそう指摘したときには嫁のレンは、

かなりメイクを手加減してたから

気が付かなかったみたいだけどさ。



俺、おまえがぞっこんな女を

お前が知らぬ間に落としてしまったんだぜ。

Wwwwww



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