【第9章】飲んでも飲まれるな!命がけの酒飲み対決!
第46話【強くなりたい・・・。】
東の里に着くと、
すると、ゆっくりと
【
「ホタル・・・。
【ホタル】
「傷口は塞いだから、出血で死の危険にさらされることはないと思うわ。けれど、ここに来るのにかなり出血をしてしまっていたし、伊賀の忍との戦いで大量の毒が体に流されてしまっている。回復するのには、少し時間がかかるわね。」
【
「にぃちゃん、ごめん。オレのせいで・・・。」
それから、3
しかし、
しかし、
ホタルは、
そして、
【
「・・・にぃちゃん、ごめんなさい。オレどうしたら良い?にぃちゃんに、オレ、どうしたらいい?・・・どうしよう。このままにぃちゃんが死んじゃったら、オレのせいだ。にぃちゃん、・・・ごめんなさい。・・・ごめんなさい。」
【
「・・・
【
「にぃちゃん!にぃーちゃーん!!!」
【
「・・・辛かったね。本当に辛かった。よく頑張ったね、
にぃちゃんの目が開いている・・・。にぃちゃんの声が聞こえる・・・。あぁ・・・よかった・・・。
ホタルは、そっと部屋に入り、
【
「・・・ホタル、いつもすまないね。」
【ホタル】
「・・・いいの。私は、
他里は、この東の里を狙っている。他里から私達の里を守るため、そして、
ホタルは、笑う。
【
「・・・ワタシも、こんなボロボロにならなくても、ホタルや皆を守れるようになるよ・・・。」
そう言って
それから、3日後。
【
「
【
「・・・そうだな。まだ本調子ではないけど、だいぶ良くなったよ。体の痺れももうない。」
【
「そうか。良かったぜ。
【ネネ】
「うん・・・。」
【
「そうか。」
しかし、そこへ
【
「バーカ。今、帰ってどうするんだ?まだ忍術もろくにつかえないくせによ。」
【ネネ】
「師匠!」
【
「まぁ・・・そう言われれば・・・」
【
「そうだ。忍術だ。良いか。忍が扱う術にも色々な種類がある。良い機会だおさらいするぞ
暫くすると
【
「
【
「ううん。にぃちゃん、オレは、部屋から出てた方がいい?皆、これから大切な話をするんだろう?」
【
「いいぜ、ここにいればよ。お前だけ外にいるなんて、つまらないだろう?なぁ、
【
「気を使わなくていい。ここにいて大丈夫だよ。そうでしょう、師匠?」
【
「好きにしろ。」
そう言われ、
【
「いいか、この世にある全ての物には気というものが流れている。忍の扱う忍術とは、その気を使って戦う術のことだ。」
【
「この世の全てには、気が流れている」
【
「気が・・・。」
その場に重い沈黙が降りる
【
「まったく・・・何言ってるんだか全然分かりません。みたいな顔をしてるんじゃねぇ。
二人は、目をパチクリパチクリさせていたが、
【
「いやいやいやっ!オイラはちゃんと覚えてたぜ!こいつと違ってぇー!」
一平は氷雨を横目でみながら言った。それに対し氷雨は、キレる。
【
「はぁ?お前ぜってぇー。分かって無かっただろう?嘘つくんじゃねぇーよ。この猿が!」
【
「はぁー?猿に猿って言われたくねぇーよ!このバカ猿!」
すると、時雨は二人をなだめるように言う。
【
「・・・まぁまぁ。二人ともまずは師匠の話を聞こうよ・・・。って聞いてないな・・・。」
二人は、時雨のことが見えていないのか、言い争いを続けている。
【時雨】
「・・・やれやれ。ワタシからしたらどっちもサ・・・。」
二人はくるっと
【
「
【
「あ・・・いや・・・。聞こえてたんだね・・・。」
時雨は手を横にふる。
【
「ふふふ。
【
「あぁ。分かってるぜ」
二人は、じわりじわりと時雨に近づく。
【
「え!ちょっ、まっ!」
おらー!!!と、二人は
・・・グハッ・・・
痛みで悶絶する二人をよそに
【
「人の話は最後まで聞け。」
二匹の猿が、はーい。と、苦しそうに返事をすると、ようやく騒ぎが収まった。
【
「忍術には、大きく分けて5つ種類がある。」
・
・
・
・
・
この5つだ。気然忍術とは自然の中にある、火、水、土、雷、風などの気を使う忍術だ。
次に
そして、
最後に
大まかに分けるとこの5つになるが、また、これらを組み合わせて使う術もある。」
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