第18話【時雨の風邪】
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「カァー!カァー!」
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「どうしたんだ?
カラスは、外で洗濯をしている
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「
シャリン、、、、。シャリン、、、、。
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「師、、、匠、、、。」
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「
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「カァー!」
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「師匠、、、。昔から、ワタシは、不思議な夢を見るんです。白い着物を来た誰かが、暗い山の中を歩いている夢、、、。一体これは、何を表しているのでしょうか、、、?何か、不吉なことでもこれから起ころうとしているのでしょうか、、、?」
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「・・・ただの夢だ。気にすることはない。それよりも、今は、早くその風邪を治すことだ。」
すると、勢いよく、小屋の扉が開らかれ、
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「
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「兄上、、、。ありがとう。でも、
しかし、そこへ
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「カァー!」
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「
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「ホタルは心配性だからな。早く良くなって、手紙を送らないとな。」
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「あぁ、、、。」
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「俺は、鍋の支度をしてくるから、
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「はい!えぇーと、、、なになに?」
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「えぇーと、、、。まずは、この薬の粉を水にといてと、、、。ほら、出来たぞ
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「すまない。兄上。ありがとう。・・・。・・・。」
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「うん?注意書がある。この薬は、とっても苦いから、ハチ蜜を入れて飲むようにしてね。ホタルより。」
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「だってよ、
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「ゴホッゴホッ、ゴホッ・・・大丈夫じゃなもんか。ゴホッゴホッゴホッ、ゲホッ、、、。なんて、苦いんだ!!!」
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「カァー!!!!」
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「あぁ、ありがとう。
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「お前ら!鍋が出来たぞ!!」
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「おおおー!うまそう!!
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「んー・・・。味が分からない、、、、。さっきの間違った薬の飲み方をしたせいで、舌が麻痺してるんだ・・・。こんな、美味しそうなご飯なのに・・・。兄上、覚えてろよ?」
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「わ・・・悪かったよ。」
【
「お前ら、何があったんだ?」
薬の飲み方の説明書は、必ず読もうと決意した二人だった。
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