第2話【二人の長】
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「やれやれ、
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「やめておけ、
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「言うじゃねぇーか、
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「さてさて、お前達。何か言いたいことはあるのか?」
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「父ちゃん!俺は悪くねぇーよ!
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「なーに、言ってやがるっ!オイラは、よく見えるように、と思ってカエルを捕まえて見せようとしただけだい!勝手に驚いたのはお前だろーが!それなのに、オイラを突き飛ばしやがって!コノヤロウ!」
今にも殴り合いを始めそうな二人を、ネネとホタルはまぁまぁ、となだめる。
【
「
【
「はい、父上。すみません。ワタシがやりました。」
【ネネ】
「、、結局、、、誰が一番被害を出したのか?と聞かれれば、、、。」
【ホタル】
「
ネネとホタルの二人は
【
「
【
「分かってるよ!オイラのにぃーちゃんは、
【
「
【
「
【
「おい、
【
「お前には、誰よりも強くなってもらわねば、困る。」
【
「はい。ごめんなさい。」
ホタルは、
【
「とにかく、あの泥だらけの洗濯物は、自分達で洗いなさい!どれだけ、洗うのが大変か、分かるから!」
【
「まぁまぁ。
は、
【
「いいえ!ねぇーさん。泥だらけの着物を洗うのどれだけ大変か、ちゃんと知ることも大切よ!これだけは譲れないわ!」
【
「あらら、、、。ま、そう言いうことなら、しょうがないわね。
【
「えー!」
【
「
【
「えっ!母ちゃん!何、言ってるんだ!川に行くには、もう外は真っ黒だ!子供だけで行くのは、危険過ぎるぜ!」
【
「誰が、川に行けって言った?井戸の水を使いなさい。」
【
「えー。マジかよ。
【
「仕方ないよ。兄上。諦めよう。ワタシ達がいけなかったんだよ。」
結局三人は、ガックリした様子で、着物を井戸へと洗いに行ったのだった。
【ネネ】
「まったく、しょうがないわね。あの三人は。もう少し、しっかりしないものかしら?」
ホタルは、ずっと二人をなだめながら、歩いていく
【ホタル】
「
【ネネ】
「えっ?」
ネネは、どうしてそう思うのか?と、ホタルに聞いたが、ホタルは答えようとしなかった。不思議そうにホタルの方を見るネネをよそに、ホタルはいつまでも井戸へ向かう三人の姿を見ていた。
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