主人公は走るのが得意。マラソン大会がはじまります。3学年が同時にスタート。先頭集団から、さらに抜け出してトップに立ちます。すると、追いついてくる子が。スタート前に一緒に走ろうと約束させられていました。その子が横に並びます。でも様子がおかしい。脳裏に浮かぶのは先輩から聞いた言葉。おととしの大会で交通事故に遭った女子がいたという。
知らない女の子から「一緒に走ろう?」と誘われた主人公。あんまりしつこく誘ってくるから合わせて了承してしまった、そのせいであんなことになるなんて。ホラーテイストの本作。恐怖に包まれるマラソンを体験することが出来ます。あなたはこのラストに驚かずに読み切れるでしょうか?同世界観の作品2つ目ですが、どちらも読み応え十分で楽しめますので是非!怖いものがあまり得意でない方もきっと楽しめる作品になっていると思います。
アタシは走るのが大好き。陸上部にだって入っている不意に誰が声をかけてきて。「ねえ、今日の持久走、私と一緒に走らない?」持久走が得意なので、ついてこれるわけないと思っていると……。ホラーあり、笑える展開ありのお話でした。
マラソン大会で一緒に走ろうと見知らぬ女子から声をかけられた私。あいにく私はガチだから。マラソンなんて一緒に走るもんじゃないと断ろうとしましたが……。オカルトホラー風味で雲行きの怪しい展開ですが、この作者様らしいひねりが効いて、爽やかな結末を迎えます。過酷なKACを皆勤して最後にこの話を出せるその瞬発力、大したもんです。いやあ、これはいいものが読めました。オススメです。