第61外伝 異世界からの来訪者1
はじめに。
こちらは外伝である為、すっとばしてしまっても本編に影響はありません。
なろうのほうで連載している
「最強教師は最低のクズ野郎」
の主人公がゲスト出演する外伝を掲載します。
読者様が楽しめるように工夫いたしますが、「最強教師〜」を読んでいただくとより楽しめると思いますので、そちらも覗いてみてください。
さく・らうめ
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「と、いうことなんですよ」
「はあ、何がということなのかさっぱりわからないんですが?」
「つまりですね。お隣の世界が今ちょっとピンチみたいなんです」
「はあ・・・」
「それでちょっと貴方に行って来てほしいんですね」
「お断りだ」
「まあ、なんてこと!!」
「なんで俺がそんな面倒なことをしなくちゃいけないんですかねー」
「私のお願いということでここはどうか」
「お断りだ」
「貴方なら簡単ですよ」
「そういう問題じゃないんですよ。なんで俺が、見ず知らずのお隣のピンチを助けないといけないんです?」
「本来であれば私もこんなお節介はしません。あちらにもちゃんと世界の秩序を保とうとしている人たちがいますから」
「じゃあ、その正義の味方さんに任せておけばいいでしょうが」
「ところが、今回ばかりはちょっと不味いんです。本来ならもっと先となる危険なイベントが突如発生しまして」
「それもまあ、人生じゃないですか?」
「まあ冷たい」
「他人事ですから」
「そうですか、それじゃあしょうがないですね」
「じゃ、そういうことで」
「それだと、こっちの世界もピンチですね」
「・・・はい?」
「私が悲しんじゃいますから」
「おいこら待て。何するつもりだあんた!」
「しくしくしく」
「しくしくって」
「ああ、このままだと世界が」
「はあ、どっち道、俺に選択権はないのか・・・」
「こっちの方は安定してきましたからいいじゃないですか」
「だからこそダラダラしたいんですが?」
「貴方にそんなことは許されません」
「はあ、分かりました。行けばいいんでしょ行けば」
「大丈夫。貴方ならできますよスティーグ」
「何を根拠に」
「だって貴方は最強の先生なんですから」
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