人の出会いは相乗効果だ。北五十里賢治と駒坂冴子だけでも、中屋敷まどかと羽吉瑞希だけでも、羽吉瑞希と駒坂冴子だけでも、そして北五十里賢治と中屋敷まどかだけでも、それは起こらなかった。同年代らしい距離感やザ・ラブコメチックなズキュンドキュンレベルが起こったが、あまりにも典型的すぎて法流院の食指が動かなかったようだ。ところが、四人がそろうと、突拍子もない化学変化がありえないエキサイティングをインテレスティングに現象化したのだ。これはあれだ。精神エネルギーが具現化すると、引かれ合う、というやつだ。誰もボスじゃないから時間を操作する能力がないのだが。


トピック一 水回り回 海岸へ 日焼け止めオイルがオリーブオイルで塗布された北五十里はまさにモッコリズ・キッチン状態。で、ダッシュで逃げて足つっておぼれて人工呼吸の件。心臓マッサージのつもりでおっ始めてのがタイ古式マッサージ。


トピック二 肌色回 新設の温浴施設 露天風呂 覗きと言えば男子が女子へとなるが、逆ベクトルになる。つまりは女子が男子を。まさに一方通行。しかしそれを覗きというには厳密さを欠く。中屋敷が勉強のためと言い出し、北五十里と羽吉の裸のつきあいをぜひとも見たいと。それを止めようとしていた駒坂だったが、結果的に男女の敷居をしていた柵を破損。男子勢ヘルプしようにも女子勢からいわれなき覗き摩扱いを受ける。


トピック三 勉強会 中屋敷の本当の勉強 差し入れのせいで腹痛を起こす。レシピ検索サイト先生に無料体験授業で弟子入りしたはずだが。


トピック四 風邪回 寝込みチャンスのチューしようとしてできなかった。物理的に。


トピック五 転倒回 転んで胸を鷲掴み 寸前で位置が変わり、駒坂が羽吉の胸を「引き締まった大胸筋だね」


 法流院は、その他のトピックにアレンジを加えるらしいが、そのまんまネタにするかもしれない。

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