第2話 明日も来ていいですか?
皆さんは想像したことがあるだろうか。
推しが自分の横を通ってメロンパンを手に取る光景を。ああ〜かわいい!!幸せ!!
それだけで5日は頑張れる!
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ん、待てよ。夢なんじゃないか?
冷静に考えたら夢である方が自然じゃないか?
試しに頬をつねってみる。
「っ、いてて」
どうやら夢じゃないらしい。
推しと遭遇とか前世なにかしたのかな。
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もう一度惺くんを見てみる。
「ぷはっ」
え?なんか俺のこと見て笑った?
「いや、すみません!ほっぺたつねって痛いって当たり前のこと言ってたのがおかしくて、つい、」
推しが笑った?ついって可愛いな。天使じゃねーか。 じゃなくて、
推しに笑われた。バカにされた?え?泣きたい。
「あ、はは」
愛想笑いしか出来ない。何やってんだ俺。
「いや、ほんとすみません。
その、、バカにしたとかそういうのではなくて、
か、かわいいなと思って、、。」
「へ、、?」
かわいい?俺が?
「あ、、ありがとうございます?」
「ふふっ」
あ、また笑った。ほんとかわいい笑顔だなぁ。
思わず見惚れてしまった。
「あの、、もしよかったら、
明日も来ていいですか?」
「はい。もちろん!」
やべ、食い気味に返事しちまった。
「良かったです。」
そういって微笑んだ。
レジでパンの支払いをして惺くんは帰っていった。
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やばい。今世紀最大の幸せだ。
その後ルンルンで家に帰ったのは言うまでもない。
推しと恋愛とか聞いてないっ!! プリン @purinnnn_
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