第3話

 書くことが無い。

 変わり映えしない日常。

 変化をつけようと思っても、気づけば普段と少ししか変わらない事をしている自分。

 嫌になる。

 だが、これが人の本能なのかもしれない。


 彼は女性について行き、村にたどり着いた。

 そこは、ほとんどが木に囲われた、森のような場所だった。

 村に入ると周囲の目線は冷たく、歓迎されている雰囲気ではなかった。

 そのためか、食べるものは食べ、空腹は解消されたが、彼は味を感じなかった。

 彼は感謝の言葉を述べると女性の制止も聞かず席を立った。

 そして、村を後にするためそっと入り口へと向かった。

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