第6話
私たちは家中を探すわけだけど、奏多くんは見つからなくて、そして私たちが見つけたのはキッチンの床下収納の扉から伸びる地下室っぽい空間への階段だった。地下室? お金持ちの家には地下室があるの?
「奏多くんさ。もう家出たんじゃない? 普通に考えたら、私たちは奏多くんにとって『急に家に来てお兄ちゃんをぶん殴って倒した女たち』なわけですよ」
「しみちゃんさ。行きたくないだけだよね。行くから。私一人でも」
私はしみちゃんが絶対ついてくるってわかってて言う。そしてしみちゃんは私が分かっていることをわかっていて返す。「何が『私一人でも』だよ。馬鹿が」
地下室にあるものは、たとえばめちゃめちゃ長持ちする缶詰やら水やらとかでもないことが私たちにはなんとなくわかる。だって家中に広がる腐敗臭はここの扉を開けたときにこれ以上ないくらいに強まったのだから。
さて、地下室に入るとわたしの頭のなかには壮大なオーケストラによる結婚行進曲が再生される。部屋のなかで本当に流れてるわけではなくて、頭の中でだけ。
なぜなら部屋の状況がもう、なんというか、現実逃避するしかないようなものだったから。なんで結婚行進曲なのかは知らん!
パパパーン。大きな顔。
パパパーン。人間の身体。
パパパパン。パパパパン。パパパパン。パパパパン。パパパ……
バラバラになった人間の身体で作られたでっかいでっかい人間の顔。
人間の裸の身体がバラバラにちょん切られていて、それらが組み替えられて地下室の一番奥の壁一面にどーんとでっかい人間の顔のオブジェになっている。それぞれのパーツはもう色が青くなったり緑っぽくなっていたりして、あぁ人間のからだって腐るとほんとにああいう感じに、ゾンビみたいな色になるんだな、と思ってるうちに、わたしはしみちゃんと一緒にその場にゲーッ! 私はもうなんにも出てこないけど、しみちゃんはしっかりお昼も食べて、午後ティーなんかも飲んだりしていたのだろう。バシャバシャバシャ!と勢いよくゲロが噴出している。わたしたちってゲロコンビ?
これって誰が作ったの? これは誰の身体なの? 私はオエってるしみちゃんをとりあえずおいといて、ちゃんと顔を観察する。科学が人間にもたらしたのは時速100kmで走る鉄のイノシシでもなければ、光速で情報を伝達させる魔法の石板でもない、観察と分析というその手法そのものだ。という幸田さんの言葉を私は思いだす。いや、言ってないか。じゃあなんだ? どこから出てきたんだろう? さっきから、どこから来たのかわからないのものが私の中にあふれてきている。
分析っていうのは、目の前の物をじっと見つめてなにかアイデアが浮かんでくるのを待つのということではない。分析ってのはつまり数を数えることだ。目の前の何かを扱いやすい数の置き換えることが分析なのだ。だからその大きな顔を数える。
大きな顔×1
――目×2 鼻×1 口×1
――目は右腕×1左腕×1で構成されている。それが二つなので目元のパーツは右腕×2左腕×2で完成。どちらの目も大人の腕で形作られている。ほっそりした女性の腕とがっちり毛むくじゃらの男の腕。
――鼻はちっちゃいお手手×2で作られている。手のひらでお椀を作るみたいにしてぴったり添えられたお手手は縦に鼻筋を描く。ちっちゃいお手手は子供の手だ。
――口は右足×2左足×2で、表現されている。男の大きな足が上唇。女性の足が下唇。そして口はぽかんと開けられている。人間一人が十分に収まるくらいの大きさ。
大人の男女が一組と、おんなの子供が一人。それが大きな顔のメンバー。
私の脳みそにビビビと電流が走る。これは江藤家のみなさんなんじゃないかな? 江藤父、江藤母、そして妹の江藤琴音ちゃん。頭がおかしくなった江藤響さんがみんなぶっ殺してこんな風に遺体で遊んでるんだろう。やめようよ。なんでそんなことしちゃうんだよ。普通にさ。普通に生きていけばいいじゃん。
でっかいでっかい顔を作って遊ぶのはなぜ?意味がない。いや、人間には意味がないことはできない。意味がないように見えても、それは他の人にとって意味があるのだ。価値がないように見えても、誰かにとってそれは価値ある何かだ。作った人が響さんなら、響さんにとってこれは価値ある何かなのだろう。
やっとゲロの肉体的反応から逃げ出せたしみちゃんが言う。
「あー。マジ最悪なんだけどこれ。ほんとなに?こんな目に遭うのはりょーのせいでもあるんだよ?」違うだろそれは。
「しみちゃんさ。私もうなんか頭おかしくなりそうだよ。なんか知ってんでしょ? いいよもう。何言ったって怒んないから、教えてよ。しみちゃんが真の黒幕でも私嫌いになったりしないから」
「……マジ?」ちょっと嬉しそうなしみちゃん。
は? お前マジでふざけんなよ。
全部を聞いた私はとりあえずしみちゃんを殴る。しみちゃんは「怒んないっていっただろ!」と逆切れして私につかみかかる。わたしたちはしばらくもみくちゃしあって、お互いの髪をひっぱったり頬っぺた引っ掻いたりして、やがて私がお腹を切られてたの思い出して、そういう無駄な削り合いはストップする。こんなところにずっといたらお腹の傷がくさっちゃうよ~。早く病院にいこうよ~。
「私さ。奏多くんがいなくなる前に、江藤先輩に告られたの。わたしは別にそういうの興味ないし、江藤先輩ぜんぜんダメだったから断ったんだけど、したら『幽霊の食べ方を教えてくれ』って言ってきたの。はぁ?って感じでさ。お前それ最初からそれが目的だろって言ったらほんとにそうで。もちろんそれも断ったら、なんかお金くれてさ。そんで言うの。『なんでもいいから、僕もそっち側に連れて行ってくれ』って。もうお笑いだよね。んでしょうがないから、わりと話の通じる幽霊でまだ食べる前だった奴を江藤先輩に紹介したの。そいつがなんか入れ知恵したんだろうねぇ~。まぁ、幽霊って基本的に生きてる人間のこと恨んでるし? でもまさかこんなことになるとはね」
「なんで言わねぇんだよ!」
「だって言ったらりょー怒るでしょ。だいたいその辺の話ってりょーと付き合う前の話だし」
はぁ~? なに? もう嫌! 嫌嫌嫌嫌! 全部嫌! あんだけあちこち回って散々嫌な思いして元凶は身内だったの? てかこいつマジで裏知ってんのになんにも言わずにへらへら私に付き合ってたの? もう……死ね!
「死ねってひどくない?」としょげるしみちゃんを無視して私はスマホをつける。通報する。これ以上はもう警察の仕事だ。死体で作ったオブジェなんか私たちの手には負えない。でも電波は入っていない。地下室ってそうなの? 私は地上階に戻るはしごまで歩く。あ~ぜんぜん電波ない。いったん上がるか。
上を、はしごの上、外の光が入ってくる唯一のその出口を見る。頭から血を流した響さんが立って私を見下ろしている。あ、やばい。
ズドンドンバリバリ!とまた騒がしい音を鳴らしたのは当然響さんで、はしごを駆け下りて勢い余って地下室に落下。はしごはばきばきに壊れて、これもう使い物にならないんじゃないの?おいおいおい。嘘でしょ。逃げられないってこと?
私はさっきの勇気を呼び戻そうとする。あれを勇気と呼んでいいのかはわからないけど、ここを乗り切るにはあの時の暗い気持ちが必要なのだ。あのときの私、来て!
……これで来てくれたら、そんなに楽な話はないよね。
響さんは私をみて、本物の殺人鬼みたいにニヤ~と笑う。手にはなんかオノ的なものが握られている。刃の部分は古くなった血で黒く汚れている。そのオノでほかの家族をぶっ殺したんだね。イッてる目が私の頭をちらっと見る。顔じゃなくて、頭の位置を確認する目の動き。あ、来る。間一髪で私は響さんのオノを避けることができる。
中学三年生で、もう大人の男と同じ体格になっている響さんが放つオノの一撃はズドン!と床に落下してその地面をえぐる。ひぇ~ってほんとに私はそういう悲鳴をあげて、でっかい顔の近くまで逃げる。しみちゃんは今頃ピンチの気配に気づいたようで、え?なに?って言ってすぐオノ持ちの響さんを発見。私のそばまで滑るように駆け抜けて逃げてくる。二人は行き止まり。前には殺人鬼。うしろにはきちがいオブジェ。終わった……。
「しみちゃん! 食べちゃってよ!」
「無理無理無理! 私はそういうんじゃないから! ちゃんと身体があるものは無理!」
「はぁ~? つっかえねェ! じゃあここで死ぬのかよ!」
「ああん? お前いっつも私にくっついてきてるだけじゃねぇか。たまに自分でなんとかしてみろ!」
アッ。それ言っちゃうんだ。ふぅ~ん。あ~あ。しみちゃん私が一番気にしてること言っちゃったね。私ん事情、知ってるくせに。
「……」
「はいはい。どーぞキレて下さい。泣いてもキレてもなんにもなんないけどね~。悔しかったら一人で学校行ってみろってんだ」
「もう無理。絶交だ」
「ぜんぜんいいわ~。むしろお荷物が消えて私気が楽で楽で。私、今クラスで『海野係』って呼ばれてたんだもんね~。ま、教室まで来ない涼子は知らないだろうけど?」
ずがーん。と頭の奥で音が鳴る。私はクラスでの自分のポジションをあんまり考えないようにしていたのだが、実際具体的なとこどういう感じなのかを知ってしまう。
海野係……? 私はもうなんかそういうガチお荷物の感じなのか……。
その事実が辛くて、私はめそめそと泣き出してしまう。そんな場合じゃないのに。しみちゃんが目の前にいて、響さんが今にも私たちをぶっ殺して大きな顔のまだ足りないパーツに仕立て上げようとしているのに。たぶん耳になるんだろうな。私は大きな顔を背中に向けて響さんに対面するかたちになって気づく。大きな顔の正面、天井付近に神棚みたいなちょっとしたカウンターみたいのがあって、そこに人間の生首が三つ並んでいる。どれも顔と同じ表情をしている。目と口を大きく見開いている。男の人、女の人、そして女の子。ああ。やっぱりお父さんとお母さんと琴音ちゃんなんだ。
よく見ると琴音ちゃんの口は生首なのにぱくぱく動いていてそれが言う。言っているように私は思う。
「お願い~。奏多を助けて~」
無理だって。もう無理。響さんこんなにいかれてるとは思わなかったんだもん。わたしたちもそのうちそっちの仲間入りだから、仲良くしてね。クラスに居場所がなくても、きちがいオブジェのパーツになら居場所あるみたいだから。新入りだからっていじめないでね、琴音ちゃん。私たちは大きな顔の耳になります。まだ完成してないみたいだから。
「こんなときにバカみたい。ごめんね。りょーちゃん」しみちゃんが謝る。
「ううん。わたしこそごめん。ひどいこと言っちゃった」私も謝る。最後に仲直りできてよかったね。
もう疲れちゃった。私は顔にずでーんともたれる。お父さんの足でできている上の唇に頭をのせて、ぱっくり開いた口(まぁ地下室の壁なんだけど)に背中を預ける。
「私たちどうなるのかな?」私が聞くとしみちゃんはつまんなそうに返す。「さぁ……案外幽霊になっちゃうかもね」「へぇ~。でもしみちゃんいっぱい幽霊食べてたから、いざ幽霊になったら、ほかの幽霊たちにいじめられちゃうんじゃない? 警察のひとって犯罪して刑務所いったら刑務所で先輩の犯罪者にいじめられるらしいよ」「わたしは別に幽霊の警察じゃないし大丈夫だよ。たぶん幽霊になっても幽霊食べてると思うし」「あ、そういうのもありなんだ。私が幽霊になっても私のこと食べないでね」「やだよ。一番最初に食べてあげるから」「え~やだ~」
ズドン!と響さんがオノを振り下ろして私は死ぬ。刃が肩を通って鎖骨を割り、肺を引き裂いて心臓を爆発させる。力強いオノの一撃は人間の身体をそこまで破壊できるのだ。と思いきや私はまだ無傷で、がつぅ~んと痛いのを食らってるのはしみちゃんでした。え~。私をかばったんだ。そういうのやめてよね。
私はさっきまでの冷静さを失う。もういいやとか、なるようになれとかいう投げやりな考えは吹っ飛んで、ただ、今あるしみちゃんの苦しみを共感し、そして彼女の死を恐怖することができる。しみちゃん!ヤダ!死なないで!
しみちゃんは最後の力みたいのを振り絞って振り向いて、ニコッと笑って私に言う。――りょーちゃん駄目です。まだ死んじゃダメ~。自分の身体を真っ二つにしようとしているオノを死にかけの腕でがっちり抱き込むしみちゃんは、口やら鼻やらからごぼごぼと血を流して、もう目は虚ろ。でもオノだけはしっかりつかんでいて、響さんはしみちゃんの身体からそれを引き抜くことできずにふごふが言っている。
なんで? もう二人とも死ぬ流れだったのに? どうしてしみちゃんは自分から死のうとしたの? 私最後までしみちゃんのことなんにもわかんないよ? 全然わかんないから。わかんないうちは死なないで、ってこと?
ぶひぃんと豚みたいに泣きながら私は駆けだす。響さんの横をすり抜けて、壊れたはしごの残骸に飛びついて地上に上る。結構いけるじゃん。日差しが私の目を焼く。しみちゃんが死んじゃう! そこで私は自分がスマホを地下室に忘れてきていることに気づく。あぁ~もう死ね! 江藤家の固定電話に飛びついて110番しているあいだに声を掛けられる。「おい君!」気づくと警官がどたばたと江藤家に入ってくる。その黒い青い人込みの奥にオオガミさんが見える。心配そうにこっちを見ている。あぁ。しみちゃんが呼んでたんだね。私はそこでふらっときて倒れてしまう。しみちゃんのほうがヤバいのに私は倒れてしまう。いぃ~ん。しみちゃん、死なないで。
***
地下室に突入したお巡りさんたちが見るのは、真っ白になって倒れているしみちゃんと、その首を叩き割ろうとしている江藤響だった。江藤響は警察の姿をみて、叩き落す首を変更。剣道の素振りの要領で刃を自分側にむけてエイッ!オノは見事に江藤響の後頭部にぶっささりその場で江藤は即死。しみちゃんは病院に連れていかれて、輸血をどぼどぼされるけど目を覚まさない。オノの傷は肺どころか鎖骨で止まっていたようで、なんとか一命をとりとめる。
江藤響が死ぬと、江藤奏多は江藤家の屋根裏部屋でびいびい泣いているのが発見される。どうやら正気を取り戻したようで、それでも、兄がほかの家族を殺めていたことは知っていたらしい。奏多は施設に預けられることになったが、落ち着いた今も、もう言葉を話すことない。誰にも心を開かない子供になってしまう。そして誰も知らないうちに施設を抜け出して、行方不明になる。
私はというと、脇腹の傷をチョイチョイと縫って、あとは打撲のあるところに湿布もらっておしまい。お医者は「二週間は運動は避けてね。あとお風呂もシャワーだけにしてね」としか言わない。私は治療が終わるとすぐにしみちゃんの病室にいく……。のだが
オオガミさんが言う。
「麻衣子ね。首近くの太い血管がいくつも千切れていて、もう助からないかもしれないんだって」
「はい」
「あんたたちがおかしな話に頭を突っ込もうとしてたのは知ってる。麻衣子から聞いてたから」
「はい」
「もしかして、私があんたを恨んでると思ってる?」
「はい」
「海野ちゃん」
「はい」
「一番つらいのはね、あんたなのよ」
しみちゃんは江藤響にぼこぼこに殴られていたせいで顔が赤黒く腫れている。しみちゃんは私を守るためにオノにしがみついたまま死のうとした。そして江藤響はしみちゃんからオノを引きはがすために彼女をぼっこぼこに殴りまくったのだ。しかも致命的な傷となったオノの一撃は彼女の左肩をばっさりやっていて、しみちゃんは包帯とギプスとでぐるぐる巻きにされていた。まだまだ油断できないらしい。
「今日はいったん帰りな。あんたもけが人なんだから」
「あの、オオガミさん……」
「どうしたの」
「しみちゃんのお父さんとかお母さんは……」
「死んだよ。あの子が中学に上がる前に」
***
次の日から私は一人で学校に行って、普通に教室で授業を受ける。しみちゃんがいないから私は普通にしなくちゃいけないのだ。お父さんもお母さんも先生もそんなことしなくていい、休みなさいと言うけど、私はもう大丈夫だからと叫ぶとみんな何も言えなくなる。クラスのみんなはもう私に話しかけてこない。みんな何が起きたのかを知っている。どうやら次は私が幽霊を食べているのだという噂が立っているみたいで、私のせいでしみちゃんが死にかけているのだとされているらしい。勝手に言ってろ。でも私のせいでしみちゃんが死にかけているというのは、誰にも弁明できない本当のことだった。私のせいでしみちゃんは死ぬかもしれない。
学校が終わってしみちゃんの病院に行ったけど、面会謝絶で私はしみちゃんには会えない。私はしみちゃんと再会したあの公園で夜になるまで時間を潰す。刺された脇腹がまだ痛いけど、その痛みは嘘の痛みで、私には本当の痛みなんかどこにもないのだった。それでいい。
ベンチに座ってしみちゃんのことを考えていると、いつのまにか夜になっている。スマホにはお母さんからの着信履歴がいっぱいになっている。早く帰らないと。帰ったってなんにもならないんだけどね。
私の前に子供がいる。夢かなーと思うけどそれは夢じゃない。現実の夜の時間で私はまだ学校の制服を着ていて、リアルな自分の存在感というのを私は私に感じる。子供は私を見て、いつかのときみたいにキャキャキャキャと笑う。この子供は幽霊だ。またどこかで子供が死んで、その子はこんな風にこの世界に残ることを選んだんだ。私はなんとなく予感はしていた。そりゃ終わるわけないよね。江藤響が死んだくらいでさ。
子供が笑う。私を指さして笑う。キャキャキャキャ!キャキャキャキャ!
そうだね、私のせいでみんな死ぬのかもしれないね。でもそれはお前が言うことじゃねぇよ。
私は子供の小さな肩をがっしりと掴むと、その頭の先っちょからばりばりむしゃむしゃと齧り始める。子供は生きてる人間みたいに、きゃぁ~と叫んでじたばたするけど、誰も助けにこないし、来たって関係ないのだ。その子のちっちゃいちんちんまで完全にぺろりと食べ切ると、私の中に不思議な満足感がある。
「へぇ、こんな感じなんだね」
しみちゃん。これからは私が食べるから、しみちゃんはゆっくり休んでね。しっかり休んだら、絶対に戻ってきてね。私頑張って、しみちゃんが戻ってきたくなるようなきれいな町にしておくからさ。
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