第5話 由加が怒って

追記的に、輝彦と友里恵には事件が起きた。


バイト先のコンビニに、派遣されていた本部の50男、土屋が


友里恵をセクハラした、とか

由加が怒っていて輝彦はそれを知った。






それは、セクハラと言っても

友里恵の事をかわいい、と思って

話しかけて、デートしようと誘った、とか


そんな事だった。


それなので輝彦は、ちょうど

土屋が友里恵に声を掛けているところに

遭遇したので、それは店の中だったから


「?」と、にこにこしながら近づくと、土屋は「口説いてるの」と(笑)


なので「年を考えなはれやー」とおどけて京都弁で。



そういうと土屋も、バツ悪そうに(笑)。



土屋は単身赴任、なので

淋しかったのかもしれない。



でもまあ、娘くらいの女の子にねぇ、と思ったりもした。


最近の大人は見境がないのだろうか。







回想をしながら、シャワー室の


輝彦は自分も大人、ではあるが、と

裸体のままの鏡に映る自分を見、そこに

友里恵の裸体、なめらかな肌や

案外にふくよかで、かたちのよい胸、

などをイメージしたりすると

また、生殖の反応が起きてしまいそうなので(笑)

グレーのTシャツを被った。



土屋と同じじゃないか。と思ったけれど

友里恵が望んだのだから、それは違う、と

自問自答。





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