第41話 すんだくうき(ハロウィンパーティー①)

おんがくはぴょうかいがおわって


つぎのたのしみの


ハロウィンパーティーがやってきた。


全校のおたのしみ会で


1,2,3,4年生が かそうして おかしをもらう。



1年生は このまえのはっぴょうかいように つくった


かみのいしょうで かそうした。


ほかの学年は いえからもってきた いしょうだったり


やっぱり かみで つくったいしょうだったり いろいろだ。



どこに おかしをもらいに いくのかというと


しょくいんしつと5,6年生のきょうしつ。


5、6年生は おばけやしきをつくって まっててくれる。



「ぜったいへんだよ!おばけやしきに おかしをもらいにいくなんて!」


こわがりのかずくんが ブツブツいってる。


「おばけつながりなんだよ。」


と おーちゃんがいう。


「はやくいこうよ!」ってオレは かずくんの手をひっぱった。


「まずは、しょくいんしつ・・・ね?」


って かずくんが しんぱいそうなかおで いう。


オレたちは はじめは しょくいんしつに いくことにした。



しょくいんしつは


ほとんど はいったことが ないから


ドキドキする。


かずくんやおーちゃんも きんちょうしているみたい。


ドアのところまできたら


ほかにも おおぜいがきていて すこしあんしんした。


「トリックオアトリート」


3人で手をつないで しょくいんしょいつにはいった。


こうちょうせんせいと きょうとうせんせいが


ぼくたちに ちいさなおせんべいを 1づつくれた。



これだけか~すくなっ・・・・とおもって


「つぎは おばけやしきにいって もらってこよう。5年生からいく?」


って、おれははりきっていった。


「やっぱりいくの?」ってかずくんがいった。


「あたりまえだよ!もっとおかしをゲットしてこよう!」


「まーくん、おばけやしきこわくないの」


「こわくないさ、だって、5年生がやってるってわかってるじゃん」


「・・・・そうだね・・・。」


3人で5年生のきょうしつにむかった。



5年生のきょうしつのまえに なんにんもひとがならんでいた。


すこしづつじゅんばんに おばけやしきに はいるみたい。


ならんで じゅんばんを まってるとき


オレとおーちゃんは「まだかな」ってわくわくしながらまってたけど


かずくんはやっぱり こわいみたいで


ずっとだまって ならんでいた。


じゅんばんがきて


3にんで手をつないできょうしつにはいった。


かずくんが ぎゅっとオレの手を にぎった。


「だいじょうぶだからね」っておーちゃんが かずくんにいった。


かずくんは おーちゃんの手も しっかりにぎっていた。



カーテンがしめてあったけど


ふつうに いつものカーテンだから あかるくて


ダンボールでつくった いわから


おばけのかっこうをした5年生がでてきてもちっともこわくなかった。


4かしょがら おばけがでてきて


さいごのおばけのまえで「トリックオアトリート」っていうと


おばけがキャンディーを 3つづつ くれた。


かずくんは


おばけが でてくるたびに いちいちビクッとなってたけど


キャンディーをもらうときは


げんきになっていた。



「かずくん、こわかった?」ってきくと


「・・・ううん、だいじょうぶだった。」っていった。


おーちゃんが


「つぎは、6年生のきょうしつだ。」


っていったらかずくんも、


「よし、いこう!」ってげんきよくいった。

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