第21話なつやすみ
あさおきると
かずくんは かずくんのふとんにもどってねていた。
ばくは ぼくのふとんにひとりぼっち。
えー・・・
ゆめだったのかな?
「かずくーん、おきて、あさだよー」
ぼくはかずくんを おもいきりゆすった。
かずくんは なかなかおきないから
みみのそばで「かずくーん」っておおきなこえでよんだら
かずくんは びっくりしてとびおきた。
だけどぼくのかおをみると
「・・・まーくん、うるさい・・・。」ってまたねてしまった。
あかるいけど
まだかあちゃんもおきてないみたい・・・。
このへやはとけいがないからわからないや。
ぼくは、はやくかずくんとしゃべりたくて
ねているかずくんをさわったりひっぱたりした。
「・・・おはよ・・・。」
かずくんは ようやくめをさました。
「おはよう!!」ぼくもあいさつした。
そして
「ねえ、かずくん、きのう、ぼくのふとんでいっしょにねたよね?」
ってきいてみた。
「まーくんさー・・・」
かずくんはそういったあと、しばらくだまってしまったから
「なに?」ってきいた。
「まーくんさ、ぼくのこと、なんかいも けるんだよ!てもパシッってなんかいもあたった。」
えー、そうなの?なんにもきがつかなかった!!
「ごめん、ごめん、いたかった?」
ぼくはかずくんにあやまった。
「まーくんのキック、いたいんだよ・・・。だから、まーくんといっしょなら・・・・おばけもやっつけてくれるとおもって、ぼくはじぶんのふとんにもどったの・・・。」
そういったかずくんは
はずかしかったみたいでしたをむいちゃった。
「ぼくんち、こわかった?」
ってきいたら、かずくんはかおをあげて
「まーくんがいたから、こわくなかった。」
って、にっこりわらっていった。
ぼくはすごくうれしかった。
あさごはんができて
ぼくたちはキッチンへいった。
かあちゃんが
きょうはぼくたちをプールにつれていってくれるといった。
「ぼく、みずぎもってきてない」ってかずくんがいうと
「かずくんちによって、とってこようか?それともまさきのはく?2まいあるし。」
「まーくんの、かります。」
きょうはかずくんとまたいっしょにあそべる。
なつやすみって
さいこうだ!
「かずくん、きょうも、あしたもとまってよ。」
ってぼくがいった。
そしたらかずくんは
「こんどは、まーくんが、ぼくんちにとまりにきてよ!」
っていった。
「まーくんが、よる、こわくなったら、ぼくのふとんにはいってきていいからね!」
って、かずくんがすこしいばっていうから
ぼくはなんだかとってもおかしかった。
なつやすみ
たのしいな
なつやすみは
まだまだつづく。
おわり
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