第22話 むしとり

あつい日がつづいてる。


かあちゃんがねっちゅうしょうになるからといって


そとにあそびにいくときは とてもうるさい。



オレは こんちゅうさいしゅうが だいすき。


あさ早くや よるはあそびにいくと おこられるから


ひるま、むしとりにいく。


「ごごはあついから、ごぜん中にね」ってかあちゃんがいうから


あさのラジオたいそうのとき


かずくんとまーくんをさそって


まい日 中おうこうえんにいく。


まい日一じかんくらいセミをつかまえる。


そしてあつくなるまえに いえにかえる。



だけど、このごろかずくんが


もうセミとりはあきた。っていうんだ。


かずくんはむしがきらいだからね・・・。


でもオレは


セミとりもしたいし、かずくんともいっしょにあそびたいんだ。



それでオレは かんがえたんだ。


いつも中おうこうえんじゃなくて ちがうところにむしとりにいったら


きっと面白いんじゃないか・・・って。


中おうこうえんよりすこしいったところに


こう校がある。


そこは大きな木が森みたいになっている。


そこなら こんちゅうもたくさんいるだろうし


なんならカブトムシだっていそうだ。


かずくんがセミとりにあきたんなら


カブトムシをさがしにいこうっていってみよう。



このていあんに


オレはわくわくした。


おみせでかうんじゃなくて


じぶんでカブトムシをつかまえられたら


すごくすてきだ。

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