第18話なつやすみ

なつ休みになって初めての土よう日。


やきゅうクラブのみんなとバーベキュー大会があった。


はじめてのなつ休みはすごくたのしみだったし


バーベキューもたのしみだった。



ぼくたちはジャンジャン山のキャンプじょうにしゅうごうした。


まえに学校でえんそくにきたときはずいぶんあるいたけど


くるまだとすぐについた。


かずくんはもうおかあさんといいっしょにきていた。


「まーくんおはよう」


かずくんがぼくのほうにはしってきた。


「かずくん、おはよう。」


かあちゃんがかずくんにあいさつしたら


かずくんはていねいにぼうしをぬいで


「おはようございます。」っていった。



ぼくとかずくんはみんなのいるほうにはしっていった。


「バーベキューたのしみだね。」


っていうと


「すごくたのしみ!」ってかずくんもうれしそうにいった。



かんとくとコーチといえのひとたちとぼくたちで


とてもにぎやかなバーベキューだった。


いえのひとも6年生もぼくたち1,2年生にはすごくやさしい。


バーベキューでやけたものをつぎつぎおさらのもってくれた。



「まーくん、これあげる。」


かずくんは もってもらったかいを ぼくのおさらにいれた。


「かずくん、かい、きらいなの?」


「うん、たべられない。まーくんにあげるね。」


ぼくは かいがすきだから かずくんのぶんももらってラッキーだ。


「まーくん、あぶらみたべて。」


かずくんは、にくのあぶらみだけをぼくのおさらにいれる。


ぼくは、あぶらみもけっこうすきだから


かずくんのぶんももりもりたべた。


それをみていた6年生のおかあさんが


「かずくん、たくさんたべなきゃだめよ、おおきくならなきゃ!」っていった。



たしかにかずくんは


あんまりたべない。


きゅうしょくをもるときもせんせいに「すこしにしてください」っていってるし


「まーくんこれたべて」ってぼくのおさらにいろいろいれてくる。


でもかずくんがぼくに「たべて」っていってくるのは


いやじゃない。


たくさんたべられるのもうれしいし


かずくんにたのまれることもなんだかうれしい。



たくさんのにく


かい、えび、いか


やきそば


マシュマロ


たくさんたべて


たくさんあそんで


バーベキューはおわった。



5,6年生ははこれからキャンプ場にとまる。


1年生から4年生まではこれでおわり。


5、6年生すごくたのしそうだ。



うらやましいな。



「いいな~とまりなんて。」


ってぼくがいうと、かずくんが


「ねえ、きょう、ぼくんちにとまりにこない?」


っていった。


「ねえ、おかあさん、いいでしょ?」


かずくんがすぐにおかあさんにたのんだ。


かずくんちにとまれたらすごくうれしい!・・・っておもったけど


・・・・


そしたらうちのかあちゃんが


「まさきはよなかのトイレにひとりで行けないからだめね。」


っていった。


ばか、かあちゃん、そんなこといわないで!はずかしい///


でも、そのあとに


「だから、かずくんがうちにとまりにこない?」


っていってくれた。



それをきいてかずくんのおかあさんが


「うちのかずもトイレこわいのよ。」っていった。


そしたらかずくんが


「ぼく、トイレひとりでいけるし!だからまーくんちにとまりにいっていい?」っていってぼくにだきついた。


「ほんと?たいじょうぶ?」


かずくんのおかあさんがしんぱいする。



「トイレ、おばちゃんがついていってあげるから。」


ってぼくのかあちゃんがいって


かずくんがちょっとはずかしそうにわらった。


そして


かずくんがぼくのうちにとまりにくることになった。


うれしいな!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る