でいず

第15話 あめのまえあめのあと

ひる休みがおわってみんながきょうしつにはいってきた。

さとちゃんやまーくんももどってきたけど

ぼくはまーくんのほうは　わざとみないようにしていた。

すぐに先生がはいってきて

「にしのくん、あいざわくん、ちょっときて。」

ってぼくたちをよんだ。

ぼくたちはろうかにでた。

「さっき、ふたり、けんかしたんだって？」

先生がはなしはじめた。

「そして、にしのくん、あいざわくんにすなをかけたって、ほんと？」

ぼくのかけたつちが　まーくんのかおにあたって

まーくんもないたらしい。

それで　だれかが先生にはなしたみたい・・・。

はなしをきいた先生は

人のいやがることはしないように、と

まーくんをちゅういした。

そしてぼくも

つちなんてぜったいなげちゃだめ、もし、めにつちがはいったらたいへんなことになるんだよ！

ってすごくちゅういされた。

まーくんのせいでしかられたじゃん・・・。

ぼくはそれからずっとおこっていて

ずっとまーくんをみなかった。

かえるときの下校はんでも

ぼくはまーくんとはなさなかった。

だからぼくはさとちゃんとずっとはなしてたし、

まーくんはしゅんくんとずっとはなしてた。

ぼくのうちがちかくなって　みんなとわかれるとき　

さとちゃんが

「じゃーね、きょう、こうえんでね！」っていった。

そうだ！

きょうは３にんでこうえんであそぶやくそくしてたんだ！

いえにかえって

ぼくはきょうはこうえんにいくのはやめようとおもった。

だってきょうはもうまーくんとあそびたくない。

さとちゃんとまーくんとふたりであそべばいいや。

でもすこしかんがえて

もし　まーくんもこなかったら

さとちゃんがずっとこうえんでひとりでまってることになる・・・。

まーくんもきょうはこうえんにこないかもしれない。

さとちゃんがひとりでまちぼうけだったらかわいそうだ。

どうしよう・・・。

もし、まーくんがいたらかえればいいや・・・。

ぼくはこうえんにいくことにした。