第10話 ずる休み
かずくんはオレをほけんしつにつれてくると
すぐにグランドにはしっていった。
ほけんの先生が
おなかのどこらへんがいたいのかきいた。
オレはドキドキしながらおなかぜんたいををなでた。
ねつをはかって 先生が
「ねつはないね。」っていった。
ドキドキしたままオレは
きのうもおなかがいたくて学校を休んだ・・・といった。
「すこしよこになればなおるかな?」
そしてオレは ほけんしつのベッドにはいった。
やっぱり
先生にうそをつくのはドキドキする。
もう学校でうそうつくのはやめよう。
ふとんの中から
ほけんしつをみわたす。
小さな白いたなの中にきずくすりやほうたいがすこしみえる。
白いれいぞうこもある。
てんじょうも白くて
ベッドのまわりのカーテンも白い。
となりにはもう一つベッドがあって
そこにだれかねていたらカーテンがしまるんだろう。
そうしたら
オレは白いはこの中にいるみたいになるのかな?
まどのがあいてカーテンがゆれる。
まどのカーテンもしろい。
そとが少しみえる。
グランドではいまみんながうんどうかいのれんしゅうをいている。
かずくんもまーくんもはしっているかな。
あついから
かずくんもまーくんもきっとあせをかいているだろう。
グランドのさくらの木はきっとはっぱがサヤサヤゆれている。
木の下はすずしいかな。
そんなことをおもっていたら
ろうかのほうからばたばたおとがきこえて
いっしょに体いくをしていたとなりのクラスの
先生が
だれかをおんぶしてはしってはいってきた。
おんぶされてたのは
かずくん!!!
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