第2話 さくらのきのしたで

ぼくたちはもうじきようちえんをそつえんする


いまはまいにちそつえんしきのれんしゅう


みょうじのじゅんばんにならぶから


まーくんのつぎがさとちゃん


ぼくはれんしゅうが


つまらなくて


まーくんを


みる



まーくんはいつもじょうずにいすにすわって


しょうじょうをもらうときもじょうずにあるいて


おおきなこえでうたをうたう。


まーくんのつぎのさとちゃんは


あしをぶらぶらしてすわったり


うたもうたってないけど


あるくときは


なんだかきれいにあるく。



そつえんしきのれんしゅうでまーくんとさとちゃんが


なかよしになって


だからぼくもさとちゃんとなかよしになった



ぼくたちはおなじしょうがっこうへにゅうがくする。


うれしいねってまーくんがいう。


ぼくはふしぎなきもちがする。


ぼくはまーくんがだいすきで


いっしょに


おにごっこしたりげーむしたりやきゅうしたりいたずらしたり


まーくんといっしょにいるととてもたのしいから


しょうがっこうがいっしょでうれしい



さとちゃんはぼくたちとはなしはするけど


あんまりいっしょにあそばない


さとちゃんはおにごっこもやきゅうもしない


だけど


ぼくたちはさとちゃんといるとたのしいんだ


おんなじしょうがっこうがうれしいんだ


どうしてだろう


ぼくはそれがすごくふしぎ



そつえんしきのひ


しきがおわってかえるとき


さとちゃんはせんせいにぎゅっとしてせんせいのかみをさわってた


さとちゃんはせんせいのかみのけがすき


せんせいはぼくにもぎゅってしてくれたから


ぼくはさとちゃんのまねをしてせんせいのかみにさわってみた


そしたらせんせいは


にこっとわらってぼくをみて


しょうがっこうへいってもともだちとたくさんあそんでねっていった



にゅうがくしきのひ


がっこうへいくのがうれしかった


まーくんとさとちゃんとおなじくらすなのもうれしかった


さくらがさいていて


おかあさんがきれいねといった



つぎのひ


ぼくはきんじょのおにいさんおねえさんんたちとがっこうへいった


らんどせるがすこしおもかった


がっこうへいくと


もうさとちゃんがきていた


まーくんはまだいない


ぼくはおはようってさとちゃんにいった


さとちゃんは


ねえ、かずくん、みて


といってまどのところにぼくをつれていくと


さくらのきをゆびさした



さくらのきのしたにね


しんだひとがうめられているんだって


ぼく、ほってみたいんだ



ぼくはおどろいた


しんだひとって


おばけ・・・ゆうれい・・・きょんしー・・・とかが


さくらのきのしたにうまってるの


そんなことをしっているさとちゃんを


ぼくはいつもすごいな~っておもってるんだ


さとちゃんは


ぼくのしらないことをたくさんおしえてくれる


だからきっと


さとちゃんといるとたのしいんだ

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